COOL LIB 02 WINDOWS PARTS | |
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前項までで、作成したクラスを利用して、幾つか部品を構築してみた。例によって面倒なので、詳細な説明は、割愛しておくが、そのうち時間が有れば、マニュアル等を作成する。 さて、ここまで定義してきたクラス部品を、上手く取り込んで、メインのウインドウになり得るフレームウインドウのクラスを構築する。このクラスは、WNDCLASSEXへの登録を伴う、メインウインドウを作成するクラスである。このため、CoolBaseWnd及び、CoolWndClassクラスを多重継承する事になった。少々ややこしい事になるのだが、一応きれいに継承出来たと思う。 ●ここからの内容は、COOLPART.H,COOLPART.CPPに定義する。 ここからは、動作単位の部品の定義になるので、CoolWndClassは必要無くなってくる。CoolBaseWndクラスのみを継承して、ボタンを定義するのだ。どうだろうか?本編の最初の方で扱ったボタンのクラスに比べて、異様な程スッキリしていないだろうか?これでいて、本編のクラスより多機能で、一通りの動作をこなすボタンが定義出来た訳だ。 基本的には、ボタンをクラス化した要領で、スタティックもクラス化出来る。このクラスについても、特別追加しなければならない『よく使う機能』は見あたらなかったので、ボタンと同様に、スッキリした設定とした。 これも基本的には、ボタンをクラス化した要領と同様であるが、エディットコントロールに特化して、若干面倒な操作を要する以下の3メンバ関数を、新たに用意した。 virtual void AddString(char *) ; virtual void Putch(int c) ; virtual void DeleteLine(int) ; 尚、エディットに限らず、今後も必要を感じれば、メンバ関数の拡張は行っていく。 CoolLib v0.5.4を使用したサンプルを用意した。部品として用意したButtonとStaticとEditの動作が、上手く動作しているだろうか?確認してほしい。 サンプル01 HomeSweetHome2 Ozzy's Software |