URLについて
Uniform Resource Locator
URLは、絶対パスまたは相対パスで指定する・・などという記述が有るが、
なんだかさっぱり分からないという人のために。
絶対パスと相対パス
ううう。説明するのが難しいのだ。単純な事だけに・・。例えば、住所だ。
静岡県の掛川市の下俣に住んでいるAさんに、神奈川県の横浜市の鴨居に住んでいる
Bさんが手紙を出す場合、住所は、「静岡県掛川市下俣xxxxのAさん」と書く
けど、同じ静岡県掛川市に住んでる人が、手紙を出す場合は、
「下俣xxxxのAさん」で届いてしまう。最も日本的に言えば、これが
絶対パスと相対パスの違いかな?
つまり、ある人(ファイル)を指す住所(URL)は、指定の仕方が
何通りか有るという事。例えば、日本中の人が、分かる住所「静岡県掛川市
下俣xxxxのAさん」(インターネットは世界中って事になるから
「日本国」を付けないと駄目か?)というのが、絶対パスで、同じ市内
に住んでる人が分かる住所「下俣xxxxのAさん」というのが、
相対パスって事になる。
もっと極端な事を言えば、Aさんと同じ家に住んでるCさんがAさん
を呼ぶときは、相対パスは「Aさん」で良いわけだ。
ディレクトリって知ってる?
「ディレクトリ」という言葉,Windows3.1や、MS−DOS,
UNIXなんて使ってた人には、馴染みが有るかも知れないけど、Win95
辺りから、ディレクトリはフォルダって名前になったから、Windows95
から使い始めた人には馴染み薄いかも。だから、やっぱりフォルダって呼ぼう・・。
現在、世間に出回っているコンピュータの記憶ディスクには、フォルダ構造
ってのが必ず有るのだ。ファイルを効率よく管理する為に必要不可欠なフォルダ
構造も、初心者には、コンピュータ自体を理解するのに邪魔な存在として、最近
は、Windowsの下に隠されてしまっている。残念な事だ・・てな事は、
どうでも良いのだ。とにかく、有るの!
で、結局?
で、住所の話に話を戻すと、フォルダ名が住所の市町村名を示す名前、
目的となるファイル名が、人を示すと思って欲しい。絶対パスっていうのは、
そのファイルを見ると思われる全ての人が、あ、このファイルだ!と分かる
ファイル名,相対パスっていうのは、元のファイルの場所から見た時に、
この人だと分かるファイル名と思って良いのだ。
例えば、あなたのコンピュータ(PC)のフォルダ構造が、以下の様に
なっていたとしよう。
[www.ozaki.or.jp]
Shizuoka
Kakegawa
Shimomata_xxxx
A.html
C.html
Kanagawa
Yokohama
TsuzukikuKamoi_xxxx
B.html
ここで、今、
"B.html"
から、
"A.html"
というファイルを指したい時は、
"/Shizuoka/Kakegawa/Shimomata_xxxx/A.html"
と指定する必要が有るけど、
"C.html"
から、同じフォルダに有る、
"A.html"
を指したい時は、
"A.html"
と指定するだけで良いのだ。更に、このコンピュータ
[www.ozaki.or.jp]とは、別のコンピュータから指定したい場合は、
"http://www.ozaki.or.jp/Shizuoka/Kakegawa/Shimomata_xxxx/A.html"
などと、
長ったらしい名前で指定する必要が出てくる訳。http://と、ここだけスラッシュが
2本付くけど、こういうものだと思ってて。あと、当然だけど、HTML以外の
画像ファイルなどを指したい時は、ファイル名は、そのファイルのファイル名に
なるので、忘れない様に。
初めの内は、画像とか、HTMLとか全部を同じフォルダに保存して、
そのファイル名だけを指定していく相対パス指定の使い方を覚えて、そのうち
慣れてきたら、その下にImageなんて名前のフォルダを作って、画像をそちらに
移動,URLを"Image/IMAGE.gif"の様なちょっと高度な相対パス指定
も使ってみたら?
あと、URLは、大文字と小文字を間違えない様に記述しよう!