さて、本題である.
Javaの歴史には、ちと逆らうが、まずは、スクリプトである.コンパイラが必要無く、ブラウザとテキストエディタが有れば出来てしまうからである.やがて、JavaScriptを突き詰めて行くと、限界に突き当たる.それは、セキュリティの為だったり、Script故の速度の問題だったりするが、何をやっても、これらの問題がクリア出来ないという事が理解できた上で、コンパイラ言語に移行する事が、理解を深める近道だし、コンパイラ言語を使用する有り難みも分かるのだ.
- Hello World!
とりあえず、これから始めるのが本筋らしい.暫くは、何じゃこれ、オブジェクト指向は何処行った?ってのが続くが、我慢すべし.てゆーか、俺自身,学習しながら書いているのだ.
- HTMLでのHello World!
以下を切り取って、test001.htmと言うファイルに保存する.
<HTML><HEAD><TITLE>TEST</TITLE></HEAD>
<BODY><H1>Hello World!</H1></BODY></HTML>
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これをブラウザで開くと、Hello Worldが表示される筈.
- JavaScriptでのHello World!
これを、JavaScriptで書くと,
<HTML><HEAD><TITLE>TEST</TITLE></HEAD>
<BODY>
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
document.write("<H1>Hello World!</H1>") ;
</SCRIPT>
</BODY>
</HTML>
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となる.ブラウザで表示させれば、結果は同じだ.『なんだ、HTMLで書いた方が簡単じゃん?』って、ごもっともだが、大抵,プログラムは、ここから始まるのだ.基本だ.次に、関数 functionを使ってみる,
<HTML>
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
function hello(){
document.write("<H1>Hello World!</H1>") ;
}
</SCRIPT>
<HEAD><TITLE>TEST</TITLE></HEAD>
<BODY>
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
hello() ; hello() ; hello() ;
</SCRIPT>
</BODY>
</HTML>
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こうすると、hello() ;と言う関数が、何度でも呼び出せて、その度に、同じ動作をする事が分かるだろうか?関数は、普通、HEADでもBODYでもない部分に宣言しておくので、上記例では、先頭に宣言した.また、関数は、引数を持つ事が出来るので、
<HTML>
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
function hello(col){
document.write("<FONT COLOR="+col+">") ;
document.write("Hello World!") ;
document.write("</FONT><BR>") ;
}
</SCRIPT>
<HEAD><TITLE>TEST</TITLE></HEAD>
<BODY>
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
hello("#FF0000") ; hello("#00FF00") ; hello("#0000FF") ;
</SCRIPT>
</BODY>
</HTML>
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の様に使えば、色指定なども出来る.
- 例題その1.
これから出していくお題には、明確な答えの無いものも有ると思われるので注意だ!,回答そのものが重要ではない.答えに行き着こうとするプロセスが重要なのだ.行き詰まった所で相談しよう.
【お題】
HTMLとJavaScriptで、2実数の四則演算を行いたい.計算機といった類のものではなく、document.writeにて、1回の結果を表示出来れば良い.その際、計算式と結果を表示出来るものにしたい.上記基礎だけでは、ちょっと足りないかもなので、参考書等を参照して、がんばってくれ.てゆーか、俺もこれから考えるのだ.実数の入力方法,演算の指定方法は、自由とする.因みに、俺の考えは、2実数の入力→演算の指定[+-x/]→実行で回答を表示だ.
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