2008年CGF特別例会 大会要項

2008/05/07
2008/05/08 申し込みメールアドレスを変更


CGF特別例会(コンピュータ囲碁大会)大会要項

1.日時

  参加申し込み締め切り 2008年 6月16日(月)
  大会                 2008年 6月21日(土) 10:00-18:00
                       2008年 6月22日(日)  9:40-15:00

  (※1) 19路盤大会は21,22日の両日に行います。
  (※2)  9路盤大会は21日に行います。対局数は参加人数、進行状況により決定します。
  (※3)  9路盤は中国ルール、19路盤は日本ルールで行います。(6.対局を参照)
  (※4)  9路盤は手入力、19路盤はnngsによるLAN対戦とします。
         9路でも対局者同士の合意があればGTPやnngsを用いた通信対戦も可とします。
  (※5)  持時間は19路は30分、コミ6目半、9路は15分、コミ7目半です。
  (※6)  9路盤大会終了後に19路盤大会を開催しますので、
         コンピュータは1台用意すれば両大会に参加できます。
        (2台用意する必要はありません)


2.場所、交通


  〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル13F
  東京大学 情報理工学系研究科 秋葉原拠点

  JR秋葉原駅電気街北口から目の前徒歩40秒でダイビルです
  そのほか, 地下鉄日比谷線秋葉原駅 (4分くらい)
  同銀座線末広町駅徒歩5分
  都営新宿線岩本町駅徒歩6分
  つくばエクスプレス秋葉原駅徒歩3分など
  お茶の水から歩いても10分強でしょう

  ダイビルについては以下のページを参照してください
  http://www.daibiru.co.jp/tokyo/akihabara/


3.参加資格

  どなたでも(CGFの会員でなくてもOKです)。
  ただし自作のプログラムに限ります。


  選手として参加希望の方は
  どの大会に参加希望か(9路のみ、19路のみ、9路と19路の両方)を書いて
  cgf2008@computer-go.jp 宛までメールを下さい。
  見学の方は事前にメールしなくて結構です。
  参加費は無料です。賞金、賞品はありませんが賞状は出ます。


4.使用するコンピュータ

(1)コンピュータは各自で持参してください。貸し出しはしません。
(2)また、大会は通信対戦を基本としますので通信対戦に必要な長めのLANケーブル
   を各自で持参してださい。
(3)2つ以上コンセントが必要な場合は、各自でテーブルタップを持参して
   ください。

5.通信対局方式

  対局は原則として第1回UEC杯コンピュータ囲碁大会で用いたLANを経由した通信対局とします。
  仕様は第1回UEC杯コンピュータ囲碁大会のページ通信対局規約をご覧下さい。
  (参考) 2005年岐阜チャレンジの通信対戦について。

  対戦テスト用の対局サーバは
  nngs.computer-go.jp
  ポート番号は 9696 で対戦テストが可能です。
  対戦テスト用のサンプルソースとその解説があります。

  対局者同士での同意があればGTPでの直接対戦でも構いません。


6.対局
(1) 手合割
 互先、先番6目半コミ出し。9路は7目半とします。
(2) 先後
 対局ごとに操作者のにぎりで決定します。
(3) 持ち時間
 30分とします。消費時間はサーバで計測します。
  ただし9路盤は15分とします。消費時間は自己計測とします。
(4) ルール
 9路盤のみ、中国ルール、とします。19路は日本ルールです。
  特別例会の9路盤大会では、盤上の石の配置のみが再現する手を打った場合、
  負けになるルールとします。こちらの上の図で 
  白が a 黒が b、白が今の黒石を取る、となった場合、白の負けとなります。
  3コウも先に同一局面を作った側の負けとします。

7.終局と勝敗の決定
(1) 対局の停止
 次のいずれかの時点で対局を停止します。
 a) プログラムの一方が着手を放棄し、次いで相手方も着手を放棄した時点
 b) プログラムの一方が投了の意思表示をした時点
  c) 操作者の一方が投了の意思表示をした時点
 d) 一方の持ち時間が無くなった時点
 e) 400手目の着手完了または着手放棄時点(着手放棄も1手に数えます。
     プログラムあるいはプログラム操作者が対局を停止させます)
 f) 反則があった時点。
(2) 終局
 7(1)a)の場合には、対局の停止後、以下を行うことにより対局を終了し、
  これを終局とします。プログラムあるいはプログラム操作者が対局の再開を
  要請することはできません。双方のプログラムは、死石を明確にモニター上
  に表示します。双方のプログラムが地の計算を行います。双方のプログラム
  の死活情報および地の計算が目数まで一致した場合、それを結果とします。
  一致しなければ、プログラム操作者同士が、石の死活および地を確認し合意
  することにより対局を終了し、最後に審判が合意を確認して勝敗を判定します。
  一方あるいは双方のプログラム操作者に判定が困難な場合、あるいは双方で勝
  敗に合意出来ない場合は、審判が勝敗を判定します。
(3) 投了の場合の処理
 一方のプログラムまたは操作者が投了の意思表示をした場合には、投了した
  方の負け、相手方の中押勝とします。
(4) 時間切れの場合の処理
 持ち時間を使い切った場合には、使い切った方の時間切れ負けとします。
(5) 400手の場合の処理
 審判が石の死活および地を確認することにより対局を終了し勝敗を判定します。
(6) 反則の場合の処理
 反則した方を負けとします。

8.対局ルール
  ルールの解釈については、審判の解釈に従って頂きます。

9.棋譜
   a)棋譜の提出は特に必要としません。

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付録A: Smart Game Format (SGF)

SGFは () の中に ; で始まるノードの列で表されます。最初の
ノードはルートノードと呼ばれ、一局全体にかかわるプロパティを含
んでいます。 ルートノードの次のノードが第一手を表します。

(;
GM[1]FF[1] /GMはゲームの種類を表す。囲碁は1,FFはSGFのバージョン
/(1〜4)を表す。
SZ[19] /盤のサイズ。19路盤
PB[player black] /黒番の名前
PW[player white] /白番の名前
DT[date] /対局日
PC[place]    /対局場所
KM[komi]     /コミ
TM[time for each player] /持ち時間(分)
RU[rule]     /使用するルール。Japanese
RE[result]    /結果 B+10.5は黒番10.5目勝ち。B+Rは黒中押し勝ち
EV[event]    /イベント名
GN[game name] /ゲーム名。第x局
;B[aa];W[bb];B[cc]../黒番から見た左上をaa,右上をsaとする。10手ごとに改行。
;B[tt]W[tt]) /パスはtt。

具体例
(;
GM[1]FF[1]
SZ[19]
PB[Black Program]
PW[White Program]
DT[2005-04-10]
PC[Denki Tsushin Daigaku]
KM[6.5]
TM[40]
RU[Japanese]
RE[B+0.5]
EV[CGF Tokubetsu Reikai]
RO[1]
;B[dd];W[pd].....
;B[tt];W[tt])

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