開封チェッカーについての注意点

開封チェッカーはFingerというプロトコルを利用しております。したがってFingerをサポートしていないサーバー、プロバイダに対しては使用できません。Fingerプロトコルはサーバーに対しての簡単な問い合わせが可能なしくみで、 Webサーバーやメールサーバー等のサーバーに対して簡単な情報を誰でも問い合わせ可能なプロトコルとなっています。ですが 最近、ハッカー、クラッカーさん達の活躍によってセキュリティー面がかなり神経質になってきております。

開封チェッカーを作った当時は結構Fingerをサポートしているプロバイダがあったのですが、どんどん減ってきて現在、開封チェッカーが使える私の知人は1人もいません(笑)
Fingerをサポートしているプロバイダの場合、以下のような通信LOGが表示が得られます。
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Finger -post.xxxnet.or.jp studio_zepa(←ユーザー名ね)
Connecting Server Event
Connected Server Event
Login: zepa Name: studio_zepa
Directory: /home/~zepa Shell: /bin/bash
Last login Thu Sep 17 04:19 (JST) on ttyp0 from ppp03.xxxnet.or.jp
No mail.
No Plan.

DisConnect Server Event
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No mail というのが現在メールボックスにメールが無い事を意味します。したがってメールを読んでいる と判断できます。
メールを読んでいない場合は 最後に受取ったメールは何時何分かが分かります。
このように Fingerを使うと 自分のメールボックスの情報が他人に筒抜けになってしまうのです(メールの中身までは絶対読めませんが...)個人のプライバシー保護の観点からFingerをサポートしないプロバイダが増えてきています。(現在、主要なプロバイダは殆どサポートしていません)

したがって使い所としては 企業のイントラネット環境とか大学のサーバーとか そういった類でしか実用性のないソフトになってしまいました。

ちなみによく出るエラーとしては
10049:サーバーのアドレスが不正
10060:タイムアウトエラー
10061:接続拒否

等があります。10049の場合はアドレスが間違っている可能性がりますが10060、10061の場合はFingerをサポートしていない場合です。