固定ディスク起動メニューのディスク番号(#n)の基底を0にする
HDMNPAT 1.01
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PC-98の拡張フォーマットにおける固定ディスク起動メニューの表示では、装置番号が「固定ディスク」の場合 #1〜#4、「SCSI固定ディスク」場合#1〜#7(最大)という数字で割り振られます。しかしこの番号はSCSI IDの値+1となってSCSI IDと一致せず、なにかと混乱を招きやすいという問題があります。(少なくとも個人的にはそう思います)
本ツールは、既存の固定ディスク起動メニューにパッチをあてて、装置番号が#0からとなるよう表記を改めます。というだけのものですので、実用性は、無い人にはまったく無いといってよいツールです。
HDMNPAT.EXEを実行すると、DISK BIOSで認識できているディスクドライブのリストが表示されます。そのうち一つを↑↓キーでハイライト部を動かし、リターンキーを押して下さい。一台しかディスクドライブない場合はそのままリターンキーを押して下さい。
するとそのディスクドライブの固定ディスク起動メニューにパッチが当てられます。以後、そのディスクドライブのIPLが起動すると、メニューの表記が例えば
のように#0からとなります。SCSIの場合はそのSCSI IDと一致するようになります。なお既にパッチが当たった状態で更に適用しようとしてもエラーとなります。
パッチをあてた状態を元に戻すには、コマンドラインオプション -r を与えます。
HDMNPAT -r
オプションのスイッチ文字は、/r でも構いません。大文字の -R でも構いません。既に元に戻してある状態で -rを適用しようとしてもエラーとなります。
SASI/IDEの内蔵「固定ディスク」については、#1からのままでもよいかと考えましたが、固定ディスク起動メニュー内の順序数を表示処理するルーチンがSCSIと共通で分離し難かったため、どちらも#0からとしています。パッチがあてられているのはたった1カ所で、全角文字"0123・・・"のコードを作り出すもとのWORD値に対し、3003h → 2F03hと変更、すなわち上位バイトで1を引いているだけです。
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2020年1月11日 まりも(DOSsoft)
日付 版 内容 2020. 1.10 1.00 新規作成 2020. 1.11 1.01 セクタ長256バイト扱いのディスクドライブに対応した[元に戻る]