Mendocino コアの Celeron 300A〜500 MHz版のキャッシュ有効化

P6L2C (IPLware)   Copyright(C) 2007,2019 まりも

【1.このプログラムの目的】

 Mendocino コアの Celeron 300A〜500 MHz版を、 PL-PRO/II を使って Ra20,Rv20,Rs20に載せた場合、L2キャッシュが 無効状態で起動してしまいます。また一部のロットのRa266については ITFがCPU cache エラーと判断して、L1キャッシュすらも無効で起動します。 これらの場合にCPUキャッシュを有効にするのが、本プログラムです。

 ※以前 p66xcenあるいはp698accというプログラムがありましたが、 Mendocino Celeronのキャッシュ設定を行う部分のみでよいので公開して 欲しいという要望がありましたので、今回新たにP6L2Cとして作成しました。

【2.このプログラムの内容】

 まずLHAにより展開します。ファイルは2つあるので使い分けて下さい。

P6L2C.BIN IPLwareアプリケーション
P6L2C.EXE MS-DOSコマンドライン版で即実行可能
(このほか .sという拡張子のものはソースファイルです)

 IPLwareアプリケーションとは、ハードディスクのIPLに組み込んで、OSに無関係に 動作させるものです。詳しくは別のソフトウェアである「IPLware」をダウンロードし、その説明書を読んで下さい。組み込みを解除したい場合もIPLware.exeを使用します。

 なお、以下のCPUのキャッシュレイテンシは次の値に設定しています。

CPUID 67x  (Katmaiコア)    Latency = 5
CPUID 65x  (Deschutesコア) Latency = 3
CPUID 66x  (Mendocinoコア) Latency = 2

 クロック倍率が高いためこれで安定動作しない場合、またはもっとレイテンシを 小さくしたいという場合、あるいはプロラムのバグに気づいた場合などは、お手数ですがソースを修正のうえ再アセンブルしてお使い下さい。

【3.実行結果】

 CeleronのL1,L2キャッシュが有効の状態となります。IPLwareとして起動するきに メッセージの類は一切出ず、一瞬で実行が終わりますので、組み込んであることを 忘れないようにして下さい。なお、対象外のCPUや機種である場合でも、組み込んだ ままでとくに問題はありません。

【4.お約束】

 このプログラムはフリーソフトウェアです。著作権は 「まりも」が 保有します。不特定多数がダウンロードできる場所への転載は禁止と します。このプログラムを使用した結果について、作者は一切責任は負いません。

2007-4-20 1.00 新規

2019-9- 8 1.02 古いi486,80386機でハングアップせず実行中止するようにした

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