PK98-MISTRESS9 ROMアプリケーション/IPLwareアプリケーション
CバスSCSIアダプタ PC-9801-100(AHA-1030P,1030B)の 接続可能ハードディスクの容量制限拡張および高速化
A1030PAT Ver. 1.20Copyright (C) 2003-04 まりも
Cバス SCSI アダプタ PC-9801-100(AHA-1030P,1030Bも同じ)のBIOSには、 8GBまでのハードディスクしか認識できない制限があります。PK98-MISTRESS9 ボードに入れたROMプログラムモジュールに介入させて、あるいはIDEなどの 別の起動HDDのIPLにいれて本プログラムを実行させ、この容量制限を解除します。 ROM BIOSの内容をシャドウRAMに転送して動作させるため、MS-DOSでの 動作速度が大幅に向上します(およそですが2倍程度)。
ただしこのプログラムモジュールの対応機種は、シャドウRAMのサイズ の関係で、PCIメモリコントローラ搭載機、すなわちPCIバスを搭載して いる機種のみとなっています。残念ながら、そうでない機種では使う ことができません。
このプログラムでは、32GBまでのSCSIハードディスクを、他のSCSI アダプタ接続のときと同様に使用することができます。32GB以上の 場合の動作ついては、プログラムが2種類あります。 A1030PATという名前のものは、最大で120GBまで起動用に使えます。 ただしWindowsNT,2000では32GB以上の場合に認識できなくなります。 A1030SCUという名前のものは、SC-UPCIと互換の動作をし、32GB以上 の部分は無視されます。しかしWindowsNT,2000でも認識できます。 どちらか都合のようほうを用いて下さい。
PK98-MISTRESS9ボードを装着し、SW1の6をOFFからONにしておきます。
リアルモードのMS-DOSを起動して、MISTRESS9付属の書き換えプログラム
FLMIST9を起動します。書き換えデータファイルは
32GB超 対応版 A1030PAT.M9
SC-UPCI互換版 A1030SCU.M9
という名前になっていますので、どちらかを選び、コマンドラインから、
のように打ちます(間のスペースは1文字でないと、コマンドパラメータが 認識されないようです)。これでリターンキーを押すと書き換えが終了します。 もし書き換えに失敗したというエラーが出た場合は、DIPスイッチの設定 を点検して下さい。あるいは別の9821本体で試して下さい(CPUによっては または環境によっては書き換えられないかもしれないので)。
ROMを書き換えたPK98-MISTRESS9ボードは SW1-6を元に戻しておきます。 そして目的のPC-9821に装着します。SCSIやIDEボード類が2つ以上あって それらがROM領域のD0000〜番地を占有していると、MISTRESS9ボードと競合し、 ハングアップします。
ROM書き込み時にはD0000-D7FFFhは空けて使用してください【重要】。 使用したい機種の環境ではこのアドレスを空けることができない場合は、 別の機種で、あるいは他の周辺ボードを全て外してから、書き込んでください。 使用時には、MISTRESS9のアドレスはどこに設定してあっても構いません。 PCIセットアップユーティリティをお持ちでない場合などは、MISTRESS9 ボードのアドレス設定(DIPスイッチ)をD6000hにしておくと、リソース 競合の可能性が低くなるでしょう。
電源をいれると、IDE/SCSIデバイスチェックより前に「Mistress9」という ロゴ表示がなされ、本プログラムが動作します。このプログラムモジュールを 入れたMISTRESS9ボードを、該当機種以外あるいはPC-9801-100ボードを搭載しない 機種に入れても、誤動作はしません。もちろんなにも起こりません。ただし MISTRESS9ロゴ表示はどの機種でも実行されます。
万一、このROMを入れたところシステムの起動ができなくなってしまった という場合は、最初のロゴ表示の最中に[GRPH]キーを押していてください。 これによりパッチあて動作は回避されます。ただしMISTRESS9ボードの メモリアドレスリソース割り当ての誤りによる場合は、ロゴ表示にも至りま せん。ブート装置がみつからずに「システムディスクをセットしてください」 のメッセージが出る可能性もあります。ROMメモリアドレスに競合がないか 確認してください。
<IPLware 版>8GB以上のハードディスクを繋ぐだけで起動停止になりますので、通常は IPLware版の出番はありません。接続されたハードディスクの電源を入れずに 起動し、[HELP]キーを押しながらIPLwareのローダが開始するのを待ち、その後 電源を入れて続行させれば、ドライブの存在がBIOSで見えるようになります。 常用するのには不便ですが、一時的に8GB以上のハードディスクを繋いで 中身を読み書きしたいという場合に便利なので、IPLware版を用意しました。
プログラムは
32GB超 対応版 A1030PAT.BIN
SC-UPCI互換版 A1030SCU.BIN
という名前になっています。どちらかを選び、MS-DOSのコマンドラインから、
のように打ちます。IPLwareとしての注意や詳しいことは、IPLwareの マニュアルを別途ダウンロードしてお読みください。
このプログラムは基本的な動作チェックをおこなわずに公開しています。 例えば、8GB以上や32GB以上の部分が正しくアクセスできるかどうかの チェックをおこなっていませんし、Windows9xまで起動できるかのチェックも おこなっていません。致命的なバグがある可能性もあります。
そのため(?)BIOSパッチあて部分のソースプログラムを添付します。ただし ソースプログラムはそのままコンパイルできる状態ではありません。また、 ソースプログラムに示したような仕様は、今後改良のため変更することが 大いにあり得ます。
このプログラムモジュールを用いた事による動作不具合や、派生する 業務不能などの損害にかんして、私は一切の責任を負わないものとします。 これに同意できない方は、使用しないようにお願いします。
1.00 2003-07-08 新規作成 1.01 2003-07-18 IPLware版作成 2004-1-6 説明書の記述追加 1.20 2004-08-04 SC-UPCI互換版追加、PCIチップセット機(St除く)に対応