SP+makerによるWindows2000統合インストールCD-ROM作成のための設定ファイル

Rev. 0.94.2  2010-3-6作成/2010-6-25改訂
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■ はじめに

 A.K.Officeさん(websiteは http://www.ak-office.jp/)作成の「SP+メーカ」を使って、Windows2000のServicePack4統合インストールCD-ROMを作成することができますが、PC-9821用の設定ファイルはありません。そこで、最新版のWindows2000用設定ファイルをPC-9821用に「翻訳」したものを作りました。次のような仕様となっています。
・SPPMバージョンは 0.94.2 に依拠。
・本家bussiness_w2k.lst(Rev.54)をベースに、hotfixの所在をすべてnec98版となるように変更。
・hotfixの内容は2010年6月現在の最新情報に基づく。
・DirectX9は直に入れられないので、DirextX9のhotfixは省略。
・CD-ROMの650MBサイズに収納できないので、Microsoft DotNet Frameworkは全て省略。
・Microsoft Data Access Components 2.8SP1を入れてありますが、セキュリティパッチは動作チェックしていません。
・ADOBE Acrobat Reader 9.3と関連パッチ、およびADOBE Flash Player WIN 10.1.53.64を追加。
・hotfixのコマンドオプションは/Q /Z /N としている。このため(ほとんど不要な)バックアッップが作られない。

■ 使い方

 PC/AT版でWindows2000SP4の統合CD-ROMを作るときと全く同じで、「アップデートリストファイル」のチェックボックスをオンにして、business_w2k_nec98.lstを指定するだけです。NEC PC-9821版Service pack4はあらかじめダウンロードし、所定のフォルダに置いておいてください。なおSP+makerの実行は、PC/AT互換機のWindowsXP上でおこなってください。Windows2000でおこなうとインストール途中で失敗するものが生じる可能性があります(IE6など)。

■ Windowsインストール起動用FDの作り方

 作成したCD-ROMの \BOOTDISK\NEC98フォルダの下にmakebt32というプログラムがあるので、Windowsでこれを起動してFDを作ります。DOSで作る場合はmakeboot.exeを使います。ただし各フロッピーにあるファイルは、全てCD-ROMの\NEC98フォルダ内にあるものと置き換えてください。とくにTXTSETUP.OEMというファイルは必ず更新しておかないとインストールに失敗します。

■ ご注意

 SP+メーカの応用的使用法についてはまったく説明しませんが、SP+メーカそのものの使い方についての質問などしないようにお願いします(いくらでも解説サイトはある)。business_w2k_nec98.lstの内容には誤りがあるかもしれませんが、利用者各自で直すなどしてください。またWindows2000のアップデートは毎月登場し、それによってhotfixファイルに増減が発生しますが、2010年6月以降は対応最新版を作るということはしません。利用者が追加してください。hotfixのコマンドオプションは/Q /Z /N としているためアンインストールはできません。もし不安がある場合は、直接リストを書き換えて /Q /Z としてください(/Nを取り除く)。
business_w2k_nec98.lstのダウンロード