HyperCard tribute
いろいろな視覚効果
HyperCardは最初からいくつもの視覚効果が用意されています。画面をふき取るように書き換えたり、新しい画面をスクロールして表示するなど全部で27種類も用意されています。これらの視覚効果を組み合わせることで多種多様な演出が行えるようになります。 視覚効果が使える場面は2カ所です。一つ目はカード移動をするとき、もう一つは画面の書き換えをロックしているときです。 同じカード内で視覚効果を用いるときは、画面の書き換えができない状態にする必要があります。命令は画面をロックするlockとロックを解除するunlockを覚えるだけですので非常に簡単です。 それでは、あるフィールドが左から右に徐々に画面に現れるようにしてみます。新しくフィールドを作り名前を sikaku にして下さい。
3行目で、画面の書き換えをロックします。画面の書き換えをロックするというのは、視覚的にロックされるという事であって、実際にはフィールドへの文字の書き込みや、フィールドの移動などをすることができます。 4行目は、画面ロック中にフィールド sikaku を表示しています。 5行目では、画面ロックを解除します。with オプションを使うことで、視覚効果を付加させることができます。 次は、視覚効果を組み合わせて使ってみます。 まず、先と同じようにフィールドが左から右に徐々に現れ、そこへ文字がじわーっと出てきて、最後にフィールドが右から左へ消えるという様にしてみます。
5行目までは、先のスクリプトとほぼ同じです。 7行目で、フィールドへ文字を代入します。文字を代入するときも、画面をロックしておきます。こうすることで、8行目のロック解除時に、文字が視覚効果を伴って表示されるようになります。 9行目では、1秒間のwaitを入れています。文字を表示している時間を作るためです。 このように簡単に作ることができます。素晴らしい演出を作り出してみて下さい。 |