取り扱い説明書

Vine Linux 1.1CR on DynaBook 3380V


last update:5 Feb.2000


□ 主要パーツ類
  1. 3380V 本体(電源アダプター、電源コード付き)
  2. メモリは64MB 増設済みで、128MB になっています。
  3. 付属フロッピードライブ(ケーブル付き)
  4. オプション CD-ROM ドライブ(ケーブル、PC カード、電源アダプター付き)
  5. 小型 USB マウス(ドライバーフロッピー付き)
  6. 大容量バッテリーパック
  7. windows98のライセンス付きのリカバリー CD-ROM(2枚)
  8. 3380V 付属マニュアル本
  9. Vine Linux 1.1CR

□起動、終了の方法
(電源を入れる前に以下を一通り読み終えて下さい)

  1. 電源操作
  2. win98 と Linux の選択
    電源を入れると、最初に Lilo が立ち上がります。しばらく待つか、リターンキーを押すと デフォルトで linux が起動します。 windows98 を起動したい場合は、

    LiLo:

    と表示された時、TAB キーを押し、

    win98 [return]

    とタイプします。

  3. Linux で電源を切るのは

    shutdown -h now

    とタイプします。電源プレートを押さなくとも、auto power off します。

    PC card を挿入した状態では、ネットワークの設定が適切に なされるまでは、この shutdown に数分かかります(ネットワークのタイムアウトを待っ ています)。じっと我慢して待ちましょう。初期状態ではいい加減な設定になっています。
    ネットワークに接続せず、スタンドアローンで使う場合は PC Card のネットワークカードを 抜いておくのがよいでしょう。


□ キーボードとマウスについて
  1. キーボードの G とH の間にある棒状のポインティングデバイスが異常に使いづらいので、 小型の USB マウスをおまけに付けましたヽ(´ー`)ノ。
    windows98、Linux ともにこの USB マウスが使えます。Linux 上の X では2ボタンマウス として動作し、3button emulation します(左右のボタンを同時に押すと中間のボタンの動作を emulation します)。
  2. コンソールと、X でキーボードの CAPS-LOCK と CTRL は入れ替えてあります。 またキーボードは 101 モードに設定してあります。 '~'と'`'は ESC の右の「漢字」とマーキングされたキーです(ちょっと不満な位置です)。
    windows98 も 101 モードにしてあります。

□ Linux について
  1. Linux で X をスタートさせるのは

    startx -- -bpp 16

    で、GNOME + Enlightment が立ち上がります。 万一、X がフリーズした場合、CTRL-ALT-BACKSPACE を同時に押すことでコンソールに抜けます。

  2. guest ユーザーを登録してあります。パスワードは付けていません。
  3. (X 上ではなく)コンソール上で日本語を使うには kon とタイプします。kon から抜けるには exit とタイプします。
  4. linux 上では付属する東芝の CD-ROM ドライブは使えません。linux では SlimSCCI(APA-1460A)と SCSI CD-ROM drive を使うことをお薦めします。
  5. linux 上の emacs 系エディターのコマンドは mule です。
  6. root の password はメールでお知らせいたします。
  7. Linux の起動時に PC カードが挿入されている場合、PCMCIA の認識に時間がかかるので

    Login:

    が表示されてから、PCMCIA のメッセージが出ます。一度、リターンを入れるといいです。

  8. sendmail は起動させていません。
  9. PC Card の Ether は 3Com の EtherLink(3C589)を奨めいたします。
  10. ネットワークの設定は一度動作を確認した後、設定を消去しています。root で以下の項目を適切に設定してお使いください。
    1. /etc/hosts
          127.0.0.1    localhost localhost.localdomain
          nnn.nnn.n.nnn myhost.boo.bar.jp myhost
          
    2. /etc/sysconfig/network
          NETWORKING=yes
          PORWARD_IPV4=false
          HOSTNAME=myhost.
          DOMAINNAME=boo.bar.jp myhost
          GATEWAY=nnn.nnn.n.nnn
          GATEWAYDEV=eth0
          
    3. /etc/sysconfig/network-script
          DEVICE=eth0
          IPADDR=nnn.nnn.n.nnn
          NETMASK=nnn.nnn.n.nnn
          NETWORK=nnn.nnn.n.nnn
          BROADCAST=nnn.nnn.n.nnn
          ONBOOT=yes
          
  11. 内蔵モデムが使用できるかも知れません。次の URL のLucent WinModem
    http://www.linmodems.org/linx565a.zip
    を展開し、インストールすればもしかすると使えるかも知れません。

□ windows98 について
  1. windows98 上ではパスワードを設定していません。最初のログイン画面ではそのままリターン してください。
  2. win98 上ではディスプレーパネルを閉じるとメモリの内容をHDDに退避してスタンバイモードに入ります。再び再開する場合はディスプレーパネルを開けると数秒で再開します。
  3. Linux インストール後に win98 のハイバネーションモードが正常動作することの確認をすませて います。

□ BIOS の設定について。
  1. BIOS に入るには ESC キーを押しながら電源プレートを押します。その後、F1 を押すように 要求するメッセージが表示されるので従います。
  2. Linux で安定して PC card を使うために、PC card の設定を auto select から PCI compatible に変更してあります。
  3. Linux で USB マウスを使うために

    USB Legacy Emulation = Enable
    Pointing Devices = Simultaneous
    としてあります。