Observatory Explorer
●経度・緯度・標高・タイムゾーン情報などの観測地情報を必要とするアプリケーションで共通に利用できる観測地情報をデータベース化して一元管理!
●高度な編集・管理機能を装備!
●全世界を2kmの分解能でカバーする詳細な世界地図ブラウズ機能!
●ステラナビゲータ、The SKY
などの観測地情報をインポート/エクスポートできるファイル変換機能! |
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Observatory Explorerは、Polar 2001
をはじめとする、経度・緯度・標高・タイムゾーン情報などの観測地情報を必要とするアプリケーションで共通に利用することができる観測地情報ファイルの編集、参照、管理などを行なうアプリケーションです。観測地情報をデータベース化し、一元管理が行なえます。
全世界を2kmの分解能でカバーし、標高を取得できる詳細な世界地図ブラウズ機能や、高度な編集・管理機能、ステラナビゲータ、The
SKY
などの観測地情報をインポート/エクスポートできるファイル変換機能など、豊富な機能を備えています。
(標高データを利用した等高線地図表示には、標高データCD-ROMが必要です。これには、ダウンロード不可能なため収録できなかった全世界を2kmの分解能でカバーする詳細な世界地図データ(約500MB)が収録されています。このCD-ROMによる世界地図データをご利用になれない場合は、等高線地図はご利用になれません。大陸・海洋・湖など輪郭のみの表示となります。
シェアウェア登録をくださった方で、標高データCD-ROMをご希望の方には、無料でCD-ROMをお送りします。)
- 高度なカスタマイズ機能
Observatory Explorer
はあなたの好みに応じてユーザインターフェースをカスタマイズすることができます。
ツールバーのスタイルは、ドッキング可能なフラットバー・スタイルと、Windows
のExplorer や Internet Explorer
が採用しているエクスプローラ・スタイルをお好みに応じて切り替えることができます。
ツールバーのボタンサイズや、ボタン名を表記するかどうかなども、自由に選択できます。
プロパティバーとよばれる、観測地情報の各データ項目を編集するバーをはじめ、各ツールバーはそれぞれ個々に表示・非表示を切り替えることができます。
表示に使われる、色やフォントを自由にカスタマイズすることができます。
- エクスプローラ・スタイルの高度な操作体系
エクスプローラ・スタイルの高度な操作体系を採用していますので、普段のエクスプローラのファイルを扱う要領で観測地情報ファイルのブラウズが行なえます。
もちろん、データ項目をウィンドウ間でドラッグ&ドロップ、クリップボードにコピーしたり貼りつけたりすることも自由に行なえます。
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- ActiveXテクノロジーを利用した、アプリケーション間の通信機能
ActiveXテクノロジーを利用した、高度なアプリケーション間の通信機能を実現しています。
ここでは、POLAR 2001 との通信を例にその特徴を紹介します。
Polar 2001 から ボタンひとつでObservatory Explorerを起動することができます。
Observatory Explorer
は起動されている、対応アプリケーション(ここでは Polar 2001)を自動的に検出します。検出されたアプリケーションには、ボタンひとつで観測地データを送信することができます。データを受信したアプリケーションは自動的にその観測地データを受信し、設定を変更できます。送信するアプリケーションは、個別に選択することも、すべてのアプリケーションに一斉に送信することもできます。(ブロードキャスト送信)
起動したObservatory Explorerは、そのアプリケーションから自動的に終了させることもできます。
- 地図ブラウズ機能
全世界を2kmの分解能でカバーし、標高を取得できる詳細な世界地図ブラウズ機能を備えています。地図上から、新しい観測地データを新規作成したり、既存のデータを位置変更、あるいは、標高データを取得することもできます。
地図ウィンドウは、ドラッグすることで、自由に表示ポイントを移動できます。また、メイン地図ウィンドウと連動した、ガイド地図ウィンドウから表示ポイントを変更することもできますので、操作性抜群です。
地図表示エンジンにマルチスレッドを採用、時間のかかる等高線地図描画中でも、操作が中断されることはなく、快適にブラウズを楽しめます。
世界のすべての国名、主要な地名をラベル表示できます。
登録された観測地データは、地図上に表示されます。マウスポインタをそのポイントに近づけることで詳細なデータをポップアップ表示します。
[標高データ地図注意点]
Observatory Explorerで採用している等高線地図は全世界を30秒(約2km)のメッシュに分割し、その標高をサンプリングしたものです。すなわち標高データは2km四方の平均値ということになり、観測地付近の概略の地形や、標高を取得することはできますが、市販の道路地図などのような分解能や、道路・河川・ローカルな地名などの情報は得られません。そのような地図はベクトルデータ(輪郭)で地図を持っていて、詳細な地形を高分解能で持つことはできますが、標高などのデータは得られません。Observatory
Explorerでは、天体の位置計算用に観測地データを保持する目的で作成されており、2kmの分解能は実用上十分だと考えており、標高を取得できるメリットのほうが大きいと考えています。
[関東近辺を等高線表示]
富士山から八ヶ岳方面が表示されています。
[ヨーロッパ近辺を等高線表示]
イギリスからノルウェーにかけてが表示されています。
- ファイル変換機能
ステラナビゲータ、The SKY
など他のアプリケーションで作成された観測地情報ファイルを、Observatory
Explorer で利用できる形式に変換したり(インポート)、逆に
Observatory Explorer
で作成した観測地情報ファイルをステラナビゲータ、The SKY
などの他のアプリケーションで利用できる形式に変換したり(エクスポート)することができます。
- その他の特徴
○サマータイムに完全対応
○ハイパーリンクの実現
観測地データにハイパーリンクを設定できます。その観測地に関するホームページなどにリンクを張ることができ、ボタンひとつで、WWWブラウザを起動して閲覧することができます。
○高度な検索機能
地名、標高、近郊など、複数の条件を組み合わせた高度な検索が行なえます。
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動作環境
OS
Microsoft Windows 98 日本語版
Microsoft Windows 95 日本語版
Microsoft Windows Me
日本語版(問題なく動作していますが、念のため現在すべての項目について動作確認を行っています。)
Microsoft Windows NT4.0 日本語版
Microsoft Windows 2000
日本語版(問題なく動作していますが、念のため現在すべての項目について動作確認を行っています。)
(Internet Explorer バージョン4以上要)
(Windows 95 は DCOM95 バージョン1.3以上要)
(Windows 98 は DCOM98 バージョン1.3以上要)
(Windows NT4.0 はSP4 以上要)
ディスプレイ
256色以上
800×600ピクセル以上
対応アプリケーション
Polar 2001 for Windows 95/98/NT Version 2.1.x.x.以上
ファイル変換機能対応アプリケーション
The SKY for Win32
StellaNavigator for Windows 95
StellaNavigator 5
Polar for Windows 95
動作確認
Gateway2000改 MMX Pentiumu 200MHz、RAM114MB、Microsoft Windows
98 日本語版 + Internet Explorer 5.0、Microsoft Windows NT4.0 日本語版 + SP5 +
Internet Explorer 5.0
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天文関連ソフトウェア作者の皆様へ
Observatory Explorer
の機能を、あなたが作成した天文アプリケーションから利用することができます。
Observatory Explorer
ではコンテナ・アプリケーション側が必要とする通信プロトコルを、コンポーネント化してまとめています。このコンポーネントを利用することで、わずかなコードでObservatory
Explorer
から観測地を取得するための通信プロトコルを実現することができます。
ご連絡いただければ、コンポーネントを利用するための完全なVC6.0++用サンプルオブジェクト(全ソース含む)を配布いたします。
本格的な観測地入力や選択のためのコードを書くのはたいへん時間のかかるものです、またユーザにとって各アプリケーションで共通の観測地情報を利用できることは大きなメリットとなるはずです。
ぜひこの機会にObservatory Explorerへの対応をお願いいたします。
詳細な情報はヘルプファイルをご覧ください。
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インストール
インストール
はじめてアプリケーションをインストールする場合には、本アプリケーションをインストールする前に、「星空GALLERYオリジナルソフトウェア共通システムファイル」をインストールしてください。
なお、インストーラにより再起動が要求された場合は、必ず再起動後に本アプリケーションのインストールを行なってください。
インストールは、ダウンロードした、.exe
形式のファイルをエクスプローラなどから起動することで行なえます。
インストーラが起動したら、ガイドに従ってインストール作業を進めてください。
差分インストール注意
差分インストールは必ず、そのソフトウェアが動作している環境でお使いください。また、必ず古いバージョンがインストールされているフォルダに上書きインストールしてください。
インストールに失敗する場合
インストール中に「転送エラー:-119」が発生しインストールに失敗することがあります。これは、以下の原因によるものです。
○DCOM のバージョンが古い
DCOM95/98のVersion1.3(1999年5月20日リリース)以降がアプリケーションの実行に必要です。それ以前のバージョンではインストールに失敗することが確認されています。
Windows95をインストールした時点では DCOM
はインストールされていません。DCOM95のVersion1.3以降をインストール後に再インストール
を行なってください。
Windows98をインストールした時点でのDCOM
のバージョンではインストールに失敗します。DCOM98のVersion1.3以降をインストール後に再インストールを行なってください。
○システム共有ファイルがロック(使用中)されている
インストールをはじめる前に、必ず常駐しているものを含めた、すべてのアプリケーションを終了した状態でインストールを行なってください。
特にMFC42.DLL、MSVCRT.DLLのバージョン4.2.xx.xx版がシステムに存在する場合で、両ファイルがロックされていると、インストールに失敗します。これは、マイクロソフトが配布する両ファイルの互換性の問題です。
○ディスクの空き容量不足
インストール先とシステムテンポラリフォルダに充分なディスクの空き容量がない場合インストールに失敗することがあります。ディスクの空き容量を確保した上で再インストールを行なってください。
○その他の要因
必要なコンポーネントがシステムにインストールされていない場合もインストールに失敗したり、実行に失敗する場合があります。必要なコンポーネントは以下のサイトから無償でダウンロードできます。
また、Internet Explorer と DCOM95/98 の最新版は、本ソフトウェアのCD-ROM版に収録されています。CD-ROM版の入手方法については、星空GALLERYホームページをご覧ください。
○Internet Explorer、Windows NT4.0 SP
http://www.microsoft.com/japan/ms.htm
○DCOM95、DCOM98
http://www.microsoft.com/japan/com/comdownload.htm
○星空GALLEYホームページ
http://plaza2.mbn.or.jp/~tsukasa/
アンインストール
コントロールパネルのアプリケーションの追加と削除で、Observatory
Explorer を選択してください。
選択された状態で「追加と削除」をクリックすると、アンインストーラーが起動します。アンインストーラが起動したら、ガイドに従ってアンインストール作業を進めてください。
注意
動作環境をよくご確認のうえ、インストール作業を行なってください。
拡張子が .dst、.obs、.dat
などのデータファイルはバイナリファイルです。テキストエディタなどでは編集できません。テキストエディタなどで開いて、編集後、保存すると内容が破壊され、Observatory
Explorer は正常な動作が行なえなくなります。
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シェアウェア登録方法
シェアウェア定義(Observatory Explorer における)
一般的な概念とは少々異なるかもしれませんが、 Observatory
Explorer
におけるシェアウェアとは、「決められた一定期間の試用は無料で自由に利用できるが、それを超える使用には登録(ライセンス取得)が必要」と定義されます。
Observatory Explorer
の試用期間はお使いのコンピュータにインストールした日時から1週間とします。
試用期間中は Observatory Explorer
の一部の機能を除き(データのエクスポート・インポート機能)ほぼすべての機能をご試用になれます。
ただし試用期間を超えるご使用には、ライセンス取得(登録)が必要となります。
試用を中止する場合は、Observatory Explorer
をお使いのコンピュータからアンインストールしてください。
シェアウェア登録方法
Observatory Explorerの登録料金は1ライセンスあたり¥3,500です。
複雑なアプリケーションでは年単位の制作日数と、多くの制作コスト(コンバイラ、資料購入、通信費など)がかかります。どうか、よろしくお願いいたします。
送金手段は、以下の手段がご利用になれます。詳しくは、Observatory
Explorerのヘルプファイルをご覧ください。
○NIFTY Serve 送金代行サービス
○ベクター・シェアレジ
○銀行振込・現金書留
標高データCD-ROM入手方法(配布は終了しました。)
今回、シェアウェア登録をくださった方で、標高データCD-ROMをご希望の方には、無料でCD-ROM版をお送りします。これには、ダウンロード不可能なため収録できなかった全世界を2kmの分解能でカバーする詳細な世界地図データ(約500MB)が収録されています。この機会にぜひご登録をお願いいたします。このCD-ROMによる世界地図データをご利用になれない場合は、等高線地図はご利用になれません。(大陸の輪郭のみの表示となります。)
ただし、ご登録者おひとりにつき1枚のみの提供となります。ご了承ください。破損などの場合は実費にてお取替えします。
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バージョンアップ履歴
1999-10-15 Version1.1.0.1.
・コンテキストメニューの操作性改善および機能を拡張。観測地ツリーウィンドウ上で右クリックすることで、任意の観測地のコピー/切り取り/貼り付け/削除などが行なえます。
・通知および通知後終了メニューの動作を改良。ホストとなるアプリケーションが判断できるようにメニューにアイコン表示を追加しました。
・タイトルバー上で右クリックした場合システムメニューが表示されるように動作を変更
・アクセラレータと、ショートカットキーを全体的に見直し、改善
・対応アプリケーションとの通信プロトコルを大幅に最適化(Polar2001
はVersion 2.1.x.x
以上が必須となります。共にバージョンアップください。)
・対応アプリケーションとの通信プロトコル(コンテナ・アプリケーション側)をコンポーネント化。このコンポーネントを利用することで、Observatory
Explorer
から観測地を取得する手順が大幅に簡略化できます。天文アプリケーションを開発されている方はご連絡いただければサンプルソース(VC6.0++用)を配布いたします。
・ファイルが更新されないと、新規保存が行なえないことがあるバグを修正
・その他、細かい機能改善およびバグフィクス
1999-09-12 Version1.0.2.1.
・スタンドアロン起動時にデフォルトで開かれる観測地情報ファイルの設定を変更できるように、設定ダイアログ−設定タブに項目を追加
1999-09-08 Version1.0.1.1.
・アプリケーション間の通信機能を速度向上のため最適化
・地図ウィンドウでの選択観測地移動・地図ドラッグ時のカーソル形状を変更
・CD-ROM版で標高地図データが読めないバグを修正
1999-08-18 Version1.0.0.1.
新規リリース
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サポート
Observatory Explorer
に関するご意見、ご要望、お問い合わせは E-mail および 星空GALLERY
ホームページ・掲示板で受け付けます。
ご遠慮なくどしどしご連絡ください。
また、バグを見つけたときは、Observatory Explorer
の今後のために、バグの報告をお願いいたします。
バグ報告のさいには、詳しい状況と、ご使用の環境、また主要ファイルのバージョン情報をお知らせください。主要ファイルのバージョン情報は、[バージョン情報ダイアログ]から、テキスト形式でクリップボードにコピーすることができます。
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著作権
Observatory Explorer に関するすべての著作権は榎本
司に帰属します。
注意事項
Observatory Explorer
のソフトウェアまたはドキュメントを賃貸、貸与、譲渡または再使用許諾はこれを禁止します。
Observatory Explorer の表示画面、印刷物、その他 Observatory Explorer
で使用されている各種データの無許可での二次使用は堅く禁止します。
プログラムを変更、翻訳、リバースエンジニア、逆コンパイルまたは逆アセンブルすることは禁止します。。
免責
著作権者は、Observatory Explorer
のソフトウェアおよびドキュメントの使用で発生した損害等(撮影等の失敗や、お使いのコンピュータでの障害等) の、一切の保証を、明示/黙示を問わず、一切負いません。
Observatory Explorer
を使用する際は、ご自分の撮影システムでテストのうえ、ご使用くださるよう、お願いいたします。
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謝辞
環境の違いによる動作確認などで、ご協力いただいた、神奈川県の清水邦敏氏、Nifty
FSAPCE スタッフのJUSTIN氏、またその他多くの方々にこの場を借りてお礼申し上げます。 |
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