HOME > PlamoLinux 2.0 | Time-stamp: "Oct 23 2001" |
i810マザーボード/グラフィックボード搭載のデスクトップPCを使っています。このマシンでは、FreeBSD3.5は今のところ使えないんですね。 メインメモリの一部をビデオメモリとして利用するための agpgart.o というモジュールがLinux用しか提供されてないんです。
i810での設定法をweb上でわかりやすく情報提供している日本語distributionは、PlamoLinux2.0と Kondara MNU/Linux1.1です。(Kondaraは1.2も非公式には公開されているらしいけど)
地味好きなワタシとしては、Kondaraはちょっと避けとこうということで PlamoLinuxをinstallします。Plamoのwebページのほうが分かりやすい感じだし。
LinuxMagazine 2000/7月号のCD-ROMからinstallします。
PCのハードウェア構成は、
CPU | Celeron 433MHz |
memory | 128MB |
HDD | 13GB |
gfx | i810-DC100 |
audio | AC97 codec(i810 internal) |
modem | 外付け(シリアルポート) |
Plamo2.0に付いてたLILOは、8.4GBを超えたところにあるLinuxは起動できないという欠点がありますので、8.4GB以内にLinuxのpartitionを置かないといけません。わたしはWindows98もよく使うので 、Linuxをinstallするには一工夫いります。Windowsの場合Cドライブにはいろんなソフトが勝手にdirectoryを作るので、directory treeも見栄えよくないし、Dドライブがあったほうが便利です。ので、WindowsのCドライブとDドライブの後にLinux用領域(2GB取るつもり)があってもダメなので、Cドライブの後、Dドライブの前にLinux領域を用意しましょう。
まず、Windows98SE上のデータをバックアップして、再インストールします。そのとき、HDのpartition(Windowsだけが入っていた)をDOSのfdisk.exeで全部消して、そのあと13GBあるHDの最初の4GBだけ確保してinstallしました。Win98の動作を確認したあと、Plamoの/install/bootdsk をFDにコピーしてそのFDで起動します。fdiskで、pでまずHDの領域情報を見ます。Win98 FAT32だけがありますね。nコマンドで、primary、シリンダはカッコの中の一番小さい数字、IDは 2、+2048M と指定しました。そのあと、今度はswap領域を作るんですが nコマンド、primary、IDは 3、+64M と指定。そして、tコマンドで ID 3の領域を 82 としてswap領域に変更します。wコマンドで書きこんで、いったんexit。FDを抜いて、電源を切ります。
Win98の起動ディスク1と2で起動。RAMDrive (D:とかE:とか)に移動し、起動ディスク1から fdisk.exeをコピーします。
D:\> copy a:\fdisk.exe .
D:\> fdisk
でfdisk.exeを起動すると、さきほど確保した2つのpartitionは Non-DOS領域として見えてます。「拡張partition作成-論理partition-残り全部割り当て」でHD上にDOSのためのもう1つのpartition(Dドライブ)を作ります。いったん電源を落とし、またWin98の起動ディスク1と2で起動です(面倒です)。RAMDrive (D:とかE:とか)に移動し、起動ディスク1から format.exeをコピーします。
E:\> copy a:\format.exe .
E:\> format d:
で、できたばかりのDドライブをformatして、Windows98で使えるようにします。
これで、WindowsとLinuxのどちらも領域確保できました。
雑誌に書いてあるとおりにinstallしました。root , setupでお勧めインストール(desktop canna)を選びました。Xサーバは、SVGAを付加しておきます(i810はSVGAサーバを使うので)。LILOをMBRにinstall。電源を切ります。
rootでLoginしました。 Linuxの流儀はよく分かりませんが、FreeBSDにもあった adduserコマンドで一般ユーザを1人作ります。shellを /bin/bashにしたほかはdefaultのまま。startxでX Window System起動....するわけないですね。まだ、i810の設定してないんだから。rebootコマンドで再起動。
i810でXを使うための設定をする。agpgart.o というモジュールと /dev/agpgart というデバイスファイルは最初から入っていた。SVGAサーバを入れておいたからかな。Xの表示設定をする。
# 2000.7.17 # /etc/XF86Config Section "Files" RgbPath "/usr/X11R6/lib/X11/rgb" FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/" FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi/:unscaled" FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi/" EndSection Section "Keyboard" Protocol "Standard" AutoRepeat 500 30 XkbDisable XkbKeymap "xfree86(us)" XkbModel "pc101" # XkbOptions "ctrl:nocaps" EndSection Section "Pointer" Protocol "PS/2" Device "/dev/mouse" Emulate3Buttons Emulate3Timeout 50 EndSection Section "Monitor" Identifier "t550" VendorName "eizo" ModelName "t550" HorizSync 31.5 - 71 VertRefresh 50-110 # 1024x768 @ 60 Hz, 48.4 kHz hsync #Modeline "1024x768" 65 1024 1032 1176 1344 768 771 777 806 -hsync -vsync # 1024x768 @ 70 Hz, 56.5 kHz hsync #Modeline "1024x768" 75 1024 1048 1184 1328 768 771 777 806 -hsync -vsync # 1024x768 @ 76 Hz, 62.5 kHz hsync #Modeline "1024x768" 85 1024 1032 1152 1360 768 784 787 823 # 1024x768 @ 85 Hz, 70.24 kHz hsync Modeline "1024x768" 98.9 1024 1056 1216 1408 768 782 788 822 -HSync -VSync # 1024x768 @ 100Hz, 80.21 kHz hsync Modeline "1024x768" 115.5 1024 1056 1248 1440 768 771 781 802 -HSync -VSync EndSection Section "Device" Identifier "Generic VGA" VendorName "Unknown" BoardName "Unknown" Chipset "generic" EndSection Section "Device" Identifier "i810" EndSection Section "Screen" Driver "svga" # Use Device "Generic VGA" for Standard VGA 320x200x256 #Device "Generic VGA" Device "i810" Monitor "t550" Subsection "Display" Depth 24 Modes "1024x768" ViewPort 0 0 EndSubsection EndSection Section "Screen" Driver "accel" Device "i810" Monitor "t550" Subsection "Display" Depth 24 Modes "1024x768" ViewPort 0 0 Virtual 1024 768 EndSubsection EndSection
最初はいろんな解像度に対応できるようにしておいたけど、どうせ 1024x768x24bitColorしか使わないのでそれだけ残してあとの設定を消してある。
bash$ startx
とすればいい。 ところで
ブザー音が夜には耳ざわりです。notePCだと、ヘッドホン端子にヘッドホン指しこんでおけば音をださなくて済むので常用できるけど、desktopPCのbeep音(ブザー)は消せないですね。やたらピッとかプッとかいうし。~/.xinitrcに xset b offと書いておけばいいと聞いたけど、完全には消せないですね。startx、再起動。 消すためにはマザーボードの配線をどうにかしなくてはならないようだけど、そんな面倒なことしたくないなあ、ハンダ付けもしたことない奴にやらせるなー。
あと、仕事(EPWING辞書作り)を20分くらいやらせておいてキー入力しなかったら Linuxが勝手にサスペンドした! desktop用のLinuxを入れたのに、なぜサスペンドするかな。Windowsはしないのに。HDD動かしてる仕事中に寝るなあー! keyをどれか押せば復帰したけど、これってほんとにサーバになるのか?
あと、install時に「半角/全角をESCにする」設定にしたら、以前ESCだったキーで ~が打ちこめん。
コンソールで使うときは、manの説明が日本語で出てくるので必ずkonを使わなくてはいけない(FreeBSDだとjmanコマンドを使うと日本語、manコマンドだと英語、と使いわけできる)。だけど、konで日本語表示してるとPlamoではそのうち日本語が表示できなくなる。(解決するにはいったんexitして再度konしないとならない)。英語フォントがなんか変なのだ。 FreeBSDのkonの場合、JIS X 0201のフォントとしては a14フォントが使われるんだけど PlamoLinuxのkonの場合、英語コンソールのものと同じのが使われてるのが原因かもと思った。
コンソールのキーボード配列は、 /usr/lib/kbd/keytables/の k2esc-d.map cl2c-d.map を読みこむことで変更していたのだった。起動画面をよくみるとわかった。 とりあえずそのファイルを消して /etc/rc.d/で、 grep -n "keytable" * とすると、 rc.keymapがその2ファイルを読みこんでいたと分かった。 rc.keymapを書き換えた。
Xのキーボード配列は、 $HOME/.Xmodmapがあればそれが優先されて、 なければ /usr/X11R6/lib/X11/xinit/.Xmodmap を読む設定だと思っていたけど $HOME/.xinitrc_step という Afterstepを起動する初期化ファイルには /usr/X11R6/lib/X11/xinit/xinitrc とちがって .Xmodmapを読めと書いてなかった。
$HOME/.Xmodmap というファイルを作って、
keycode 49 = Escape keycode 9 = grave asciitilde remove Lock = Caps_Lock remove Control = Control_L keysym Caps_Lock = Control_L add Control = Control_Lとする。 $HOME/.xinitrc_step に、
xmodmap .Xmodmapと書き込む。