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CS 衛星放送 SkyPerfecTV! の音楽専門チャンネル StarDigio を PC を使用して録音する方法のメモ。
2002 年ワールドカップの頃、 SkyPerfecTV に加入しました。CSチューナーは Sony の SONY SAS-SP1SET (ちなみに マニュアル PDF のダウンロードもできる)。お値段は 22000yen くらいで 10000yen のキャッシュバックがあったので 12000 yen くらい。デジタル出力があることをチェックした上で購入しました。 ただし、Sonyチューナーは StarDigio のチャンネルについては、視聴予約することができません (ほかのメーカーのチューナーはできるらしい)。
StarDigio は 1200 yen/月なので他のチャンネルよりは高いですが、量からすると問題ないと思います。色々なジャンルの音楽が聞けるのがいい。ブラジル音楽とかキューバ音楽なんて CD を買ってまで聞いてみようとしないものでも聞けますからね。
音質は、MPEGオーディオの 192k bps です。Sonyチューナーの隠しコマンド で実際に確認しました。CD と聞き比べると差はわかります。あと、音量が低いですが、これは録音後になんとかすれば対処できます。サンプリング周波数は 48kHz となっています。
デジタル録音するなら、PC にデジタル光入力端子が必要です。
店頭で販売しているカードを確認しつつ、2ちゃんねるで情報収集しました (w。
DTM板、自作板を主に参考にしました。
購入したのは、Remix DXT/with OptoBay です。デジタル光入力が必要なので、OptoBay 付きにしました。PC の 3.5インチベイを一つつぶしてしまいますけど。お値段は 7500 yen くらい。ドライバは Windows9x だと VxD ドライバと WDM ドライバを選択できるのですが、VxDドライバ のほうが特権モードで動作するということなのでそちらを使っています。
後から知ったのですが、玄人志向も同じチップつんだデジタル光入力つきのサウンドカードを出していました。こっちは PCI スロットを 2つ使うけど、お値段が半額くらい。こっちのほうがよかったかな、とも思いますが、まあ Remix のほうは Yamaha SYG-50 (ソフトウェア MIDI)、DVD JetAudio (DVD再生ソフト) もついてるし、いいかな。
録音には、STSREC を使用しています。
無音部分でファイルを自動的に分割する機能があります。設定は現在こうしています。
ただし、このソフトには録音終了時 Windows をシャットダウンする機能がありません。 録音終了時に別のソフトを実行できる機能はありますが、そこにシャットダウンソフトを指定しても終了しません。Windows98SE だからかも。
録音した wav ファイルは音量レベルが低いので、wavno (README) というソフトを使用して音量補正します。このソフトは wav ファイル先頭と末尾の無音カットも行ないます。
ただし、wavno は一つのファイルしか処理できません。複数の wav ファイルを処理するために、わたしは bash のシェルスクリプトを使用しています。
Windows で使用できる bash で私が知っているのは、Cygwin または MSYS または DJGPP に含まれているものです。
このうち Cygwin は Cドライブと Dドライブをまたぐときに /cygdrive/d/home/snd
というふうに指定する必要があるので好きではありません。
普段使用している のは MSYS の bash です。
DJGPP の bash も同様に使用できます。こんな感じです。
wav ファイルを mp3 ファイルに変換するには私は lame を使用しています。 以下、使用例。
CBR しか再生できない MP3プレイヤーを持っていることと、StarDigio は元々 192k bps に圧縮された音源でしかないので、CBR 128k の MP3 を作成しています。サンプリング周波数は 48kHz のままですが、聞くぶんにはこのままで問題ないです。
lame に与えるオプションですが、-b128
だとすっきりしたスリムな音というか熱気が抜けてしまう感じがするので、--alt-preset cbr 128
にしています。
mp3 ファイルの名前と ID3タグ打ちは、Star Name Changer を使っています。使いやすいソフトですが、記号 「'」とかを全角にしてしまうのがすこし問題かな。
私は Linux での録音はまだ試してません。ですが、Windows98SE での録音は 2 つの問題
があるので、Linux で録音してみようかと考えています。
サウンドカード Remix DXT の Linux 用デバイスドライバは、サウンドカードに載っているチップ CMI8738 の開発元 C-Media が配付していますが、さらによいものを日本の開発者さんが作っているようです。
録音するには、無音部分でファイル分割しつつ録音するソフトを作る必要があると思います。 録音したあとは、wavno と lame は Linux でも動くので問題ありません。