Time-stamp: "Apr 26 2003"
STSREC では
という問題があったので、ロック音を試してみました。
名前が少し.. と思ったのと、PIPE が Windows2000/XP ならともかく Windows98 で正常に動くのかと危惧していたのですが、動作にはまったく問題ありませんでした。バッファサイズを増やすと、録音中に Webブラウザをちょこっとさわるくらいなら全然音飛びしません。
名前のほうですが、LOCK ON という表記ならいい感じです。バージョン表示すると.. AfterBurner II ? ギターが聴こえてきそうですねぇ。
しかしこのソフトは設定が難しいです。よくわかっていませんが、設定例の「ファイルを分割した後、ノーマライズして Ogg Vorbis 形式で保存する例」を参考にして以下のようにしました。
以下の設定例は、「ロック音・ミレニアム2 Rev.1.50」のものです。
基本設定
高度な設定
録音の設定
この二つのテキストファイルは、lockon.exe と同じディレクトリに置きます。
digio1.txt
digit2.txt
録音したその場で、音量補正して mp3 を生成します。ディスク容量の節約にもなりますが、それより時間が節約できます。たくさんの番組を録音できるようになりました。
録音した mp3 ファイルにはその曲の録音終了時刻が入るので、出力ファイル名をいちいち付けなくてもファイル名が重なりません。また、その時刻を番組表と見比べて mp3 の ID3タグを付けています。
LOCK ON を使用して予約録音するには、私の環境では以下の問題があります。
あと LOCK ON のタイマー録音は、高機能ですが設定項目が多かったり、簡易タイマーのほうは録音開始してからでないと終了時間を設定できないなど使いにくいところがあります。
そこで Lockon Once Timer (README) を使用します。 これで上記の問題も解決します。
操作方法は見ればわかると思います。
録音時刻の横に表示されている -1 は、設定した録音時刻より 1 分前に録音を開始する、という意味です。+1 のほうは 1 分後です。 詳しくは README を見てください。使用中のスクリーンショット
作るとき参考にしたページ
上に書いた手順で作成した mp3 ファイルは録音時刻の名前になっています。これを SuperTagEditor を使用して曲名にします。
曲名とアーティスト名を別々に処理します。
番組表の PDF からコピーする場合は、テキスト選択ツールにしてから Ctrl + マウスドラッグで矩形選択します。
digittxt.pl などでテキスト化したものからの場合、Windows のテキストエディタ TeraPad や、Telnet/SSHソフト Putty では Alt+ マウスドラッグで矩形選択します。
これを Ctrl+V などで SuperTagEditor の「トラック名」に貼り付けます。アーティスト名も同じように処理します。
次に ID3タグからファイル名を生成します。まず、ID3タグ からファイル名を生成する規則を設定しておきます。[オプション → 変換] で設定できます。
そのあとで、画面一番左の Audio List と書いてあるところですべてのファイルを選択し、 [変換 → ユーザ指定変換 → タグ情報=>ファイル情報] を実行してファイル名の欄を変更します。 (この手順は [オプション → 全部 → キー割り当て] で Ctrl+Q などに指定することもできます)
[ファイル → タグ情報を更新] で実際にファイル名を変更して終わりです。
WaveSpectra で音質を調べてみました。
STARdigio の放送を CS チューナーからデジタル出力して WAV に録音したものです。この図の下のグラフの赤い線が一曲とおして周波数測定したときの最大値です。 15 kHz 付近以上の高音域がカットされていますね。STARdigio の放送は MPEG 1 Layer 2 (mp2) 方式 ですが、mp2 エンコードのときに LPF (ローパスフィルタ、高音カットするもの) をかけているんでしょう。ノーマライズしても音量がアップするだけで周波数帯域は同じです。
CD-DA (CD-DigitalAudio、つまり CD そのままの音質) だと、周波数 22 kHz まで出てます。この WAV ファイルは 坂本龍一「GEM」(2002) からリップしたものですが、リマスタリングされているので上の元ソースとは少し条件が違うかもしれません。