Audio


今さらながら、オーディオについて
数年前に一通り揃えたバラコン(死語)で満足していました。壊れたものだけ入れ換えていましたが、最近バタバタと壊れて来ました。
何の気なしに買い替えたスピーカーケーブルが購入直後から数日の間に音が激変してハマッてしまいました(笑


使用機器
自作電源ケーブル
自作インターコネクトケーブルについて
自作インターコネクトケーブル  Type.A(BELDEN 89207)
自作インターコネクトケーブル  Type.B(BELDEN 89259)
自作インターコネクトケーブル  Type.C(ACROTEC 6N-A2030)



使用機器
種類メーカーモデル購入評価
CD PlayerDENONDCD-1650SR2003.1正月明けに異音を発して10年間使って来たPioneer PD-T05が故障し、買い替えました。
#原因は数回再生したCCCDと思っています(--)凸
キンキン感の強かったPD-T05に比べると素直で柔らかい音色です。
FM/AM TunerKENWOODKT-1010II1985.10高校生の時に安売りしていたものを小遣い前借りして購入。
カリッとした感じの音。
KENWOODKT-60502006.5オークションにて入手。
KT-1010IIをすでに20年使っており、寿命が近いことから予備として。でもこれも10年選手(汗
MD DeckTEACMD-5mkII2002.8クルマのMDデッキを使うために購入。
カセットデッキPioneer T-818が壊れて開いた空間を埋めるためでも。
PCのキーボードを繋げてタイトル入力ができます。
SONYのにしなかったのは、嫌いだから(でもATRACはSONY製CXD2662R)。
Pre-Main AmplifierDENONPMA-2000III2001.1ONKYO A-817EXの左右バランスが崩れ、スピーカー切り替えスイッチが壊れたため購入。
硬い感じのA-817EXに比べると押しが弱いです。
SpeakerDIATONEDS-1000ZA1994.10 もともとDIATONE好きなので(^^;
密閉型特有の、量感が乏しいけど質感が溢れる低音がお気に入りです。
Speaker StandDIATONEDK-1000ZA1994.10 スピーカとセットで購入。
H字型のため、インシュレータなどで3点支持が出来ないのが不満です。
Interconnect CableAudiotechnicaAT-6A48?ケーブルといえばオーテクの法則で購入。
PCOCCとかTitanとかのデバイスに心くすぐられます。
CDとアンプの接続に使用していましたが、自作ケーブル製作によりMD接続用に。
Monster CableInterlink 2002001.2ちょっと海外製ってところに惹かれて購入。
Tunerとアンプの接続に使用していましたが、自作ケーブル製作により予備に降格。
Speaker CableMonitorPCCobra 4C2003.3 DS-1000ZA購入時にサービスで付けてもらったDIATONE W-0980から交換しました。
今回ハマッた元凶(笑
安くて(\800/m)低音にパンチのある(緩すぎかも)ケーブルです。
音場が若干狭く感じます。

ビンボーサラリーマンなんで、1アイテム10万円以下のものを選んでいます。
最近はオーディオが儲からないせいか、製品の選択肢がほとんど無いことが悲しいです。

自作電源ケーブル

数年前まではオーディオ機器の電源ケーブルについては極性がある程度の扱いでしたが、最近は接続ケーブルなみに各種販売されています。機器側もケーブル直出しからインレットになり、電源ケーブルに違いがあることを認めているようです。
そこで、交換可能なDCD-1650SRとPMA-2000IIIの電源ケーブルを交換して見ることにしました。
でも、そこはにわかオーヲタもどき、どのケーブルがいいのかも分からず、またどれも自分の金銭感覚からは高すぎます(2万円とか)。
そこで某巨大掲示板やら検索サイトやらを覗くと、そこそこのものが自作できることが判りました。
特にケーブルを市販のVCT(ビニルキャブタイヤ)にすると激安のうえに純正ケーブルよりイイとのことでした。
オーヲタの話なんでマユツバですが。もともとオカルトかつプラシーボ好きなんで気にしません(笑

使用部品
種類メーカー型番購入価格
ACプラグ松下電工WF5018\1190
インレットFURUTECHFI-15EG\2300
ケーブル三ツ星電線VCT 3.5mm2/3C\380/m
保護チューブ品川商工SF-6\300/m
電源ケーブル合計(ケーブル長:1m)\4170
壁コンセント松下電工WN1318\1230
プラグ、インレット、壁コンセントはどれもコストパフォーマンスに優れていると紹介されているものです。このプラグ、壁コンセントは医用接地形(JIS規格適用品)で、接触抵抗が一般品に比べて低くなっています。
壁コンセントの交換などは電気工事士の資格が必要です。施工は電気屋さんなどに依頼してください。
#自分で施工したことが原因でなくても、(延焼も含めて)火災などの場合に保険が降りなくなるおそれがあります。
保護チューブは制振効果と見た目アップに使います。

自作電源ケーブルを使うと音に力強さが感じられました。
但しプラシーボ効果120%を含む


自作インターコネクトケーブル
自作電源ケーブルがいい感じになったので、インターコネクトケーブルの自作に挑戦しました。
やはり某巨大掲示板や自作キット販売業者のサイトなどで自作ケーブルの激安なものを調べて秋葉原で調達しました。
よさそうな部品をピックアップして3種類作ることにしました。目標は現在使用中のオーテクより迫力のある音です。

左側がBELDEN 89259(同軸)で、右側がBELDEN 89207(2芯シールド)です。
89207は錫メッキ網シールドとアルミホイルを巻いたモールドのパイプにツイストペアの芯線を通したものです。2本の芯線は片方が銅撚線、もう一方が錫メッキ銅撚線です。主にPC、制御機器用に販売されています。インピーダンスは100Ωです。
89259は太めの撚り線を芯線とした同軸ケーブルです。主にアナログのビデオ信号用として販売されています。インピーダンスは75Ωです。
ACROTEC 6N-A2030の写真は取りませんでした。
BELDEN 89207と同じ2芯シールドです。どっちかってゆうと、バランスケーブルに使われているケーブルのようですが。
6N銅(純度99.9999%)を使用し、導体抵抗   35mΩ/m、静電容量   50pF/m です(インピーダンスは不明)。

方向性のあるケーブルの内部接続です。
接続する時は左側が上流(CDプレーヤなど)で、右側が下流(AMPなど)になります。
コンデンサ付きで入れた0.01μFのセラコンはノイズ低減の効果があるそうです。
蛇足ですが、ステレオなので2本同じ接続で作ります。
下記参考ページの日立電線にあるイラストが見難かったので自作。

参考ページ
日立電線にケーブルの配線図があります。
ジンジャーケーブルに自作ケーブルのキット、製作手順があります。Type.BのケーブルはDIY Recipeにある「89259 Single with add. Shield」相当です。
Jon Risch's Audio DIYNotes&Tweak Info(英語)にBELDENを使ったケーブルに順位を付けています。同軸ケーブルは89259、撚り対線(2芯シールド)は89207を推しています。


自作インターコネクトケーブル  Type.A
最初に製作したケーブルです。
内部接続は(a)簡易版としました。後日(b)コンデンサ付きに改造しています。

使用部品
種類メーカー型番購入価格
RACプラグカナレ電気F-09\240/個
ケーブルBELDEN89207\890/m
セラミックコンデンサ村田製作所RPE132F103Z50(0.01μF)-
テフロンテープ寺岡製作所0.08×19mm×10m(\1300)
銀入りハンダソルペット錫:60%, 鉛:37.5%, 銀:2.5%
φ0.8mm×5m
(\450)
インターコネクトケーブル Type.A合計(ケーブル長:0.5m)\1850

製作・インプレッション
Type.Aは2本の芯線をそれぞれホット(銅撚線)とコールド(錫メッキ銅撚線)にしました。 写真では上側のシールドは落ちていて、下は浮いています。
89207は非常に硬いケーブルなので機器に接続した時にピンジャックにストレスが掛からないように注意します。

ボーカルに力があり、バランスが取れた音です。
ただ低域が若干緩いです。

[以下追記]
Type.C製作時にセラコンをうまく納められたので、Type.Aを改造しました。
ついでに甘かったコールド側のハンダを盛りました。
緩かった低域が更にゆるゆるになりました。でもこの感じ、嫌いじゃないです(^^)
[追記以上]


自作インターコネクトケーブル  Type.B
Type.Bは、同軸のケーブルを繋ぐだけだと簡単過ぎるので、シールドを被せることにしました。
内部接続は(a)簡易版としました。

使用部品
種類メーカー型番購入価格
RACプラグTMS6609G\560/個
ケーブルBELDEN89259\1800/m
錫メッキ編組線-6×1.0mm-
スミチューブ住友電工F(Z) CAT939 105℃
φ8×0.25mm
-
テフロンテープ寺岡製作所0.08×19mm×10m(\1300)
銀入りハンダソルペット錫:60%, 鉛:37.5%, 銀:2.5%
φ0.8mm×5m
(\450)
インターコネクトケーブル Type.B合計(ケーブル長:0.5m)\4040

製作・インプレッション
Type.Bはケーブルを編組線に通します。同軸のシールドをコールドに接続し、編組線の一端だけコールドにつなぎます。
編組線のままでは見栄えが悪いのでさらにスミチューブに通します。
#スミチューブの見栄えもアレですが。

全体的に締まったタイトな音ですが、ハイハットが耳につくときがあります。


自作インターコネクトケーブル  Type.C
Type.AとBはギリギリの長さにして作ったので、CD以外の機器への接続ができません。なので、Type.Cは全長1mとします。
過去2セットで実現できなかった(b)コンデンサ付きに挑戦します。

使用部品
種類メーカー型番購入価格
RACプラグカナレ電気F-10\280/個
ケーブルACROTEC6N-A2030\1600/m
スミチューブ住友電工F(Z) CAT939 105℃
φ8×0.25mm
-
セラミックコンデンサ村田製作所RPE132F103Z50(0.01μF)-
銀入りハンダWBTWBT-0800(\1600)
インターコネクトケーブル Type.C合計(ケーブル長:1.0m)\4320
ハンダもオーディオ用の銀入りを使用します。

製作・インプレッション
プラグに付属のスプリングはケーブルが太すぎて使えないので、被覆保護用としてプラグ付近にスミチューブをかけておきます。

ボーカルが前に来ています。その分音域は狭く、上下が薄く感じます。
繊細で、細かいニュアンスが感じられます。

3本作ったケーブルで、自分のシステムにはType.A(BELDEN 89207)が一番あっていると感じました。他のシステムでは低域が緩すぎるかもしれません。
次点はType.B(BELDEN 89259)です。若干さ行が掠れたりしますが、全体のバランスが取れています。
Type.C(ACROTEC 6N-A2030)は自分のシステムには繊細過ぎて、ちょっと弱いです。


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Last Update:'08/1/3