冷却水・ラジエーターホース交換


インプレッサの冷却水交換の様子を紹介します。
同時にラジエーターホースをSAMCOのシリコンホースに交換しました。
工具
ラジエーターホースバンド緩めに+ドライバまたは8mmのソケットレンチ
エアインテークパイプバンド緩めに−ドライバ
2輪をジャッキアップするので、フロアジャッキ+ウマ2脚
冷却水注入用漏斗(PETボトルを切った上半分とか)
パーツ
緑色LLC 4L(GC8は50%濃度7.2Lですので、正確には3.6Lです)
ラジエーターホース SAMCO 40TCS22/CA(アッパーとロアの2本セットです)
ホースバンド SARD ST-21 2つ(2本組)
手順

1.暖気
サーモスタットが閉じている冷間時は冷却水が抜けにくいので、軽く暖気します。ただし、水温が上がり過ぎると火傷するので注意(実は暖気したことないです)。
なお、車内の温度調節を高温側(30℃など)にしておくこと。忘れるとヒーターコアの冷却水が抜けません。
2.ジャッキアップなど
冷却水を抜くのにモールドのアンダーガードが邪魔なので前輪をジャッキアップします。
モールドのアンダーガードを外します。
ラジエーターキャップを外します。
3.ラジエータードレンコック緩め
ラジエーター右下のドレンコックを緩めます。
チョロチョロしか出て来ないので、大体抜けたらまた閉めておきます。
4.ラジエーターホース(下)取り外し
左側がラジエーター、右側がエンジンです。
バンドを緩めるのをソケットレンチで行うと楽です。
エンジン側を外すとフロントパイプに冷却水が掛かるので、ラジエーター側を外してください。
5.リザーバタンクホース取り外し
バッテリ横にあるリザーバタンクのホースを外してタンクを空にします。
水垢が付いているのでウェスなどで届く範囲だけでもきれいにします。
6.ラジエーターホース(上)取り外し
インテークパイプが邪魔なので外しておきます。バンド2本を緩めるだけです。
後で水が入ったりしないように、エアフロ側とエンジン側にウェスを詰めておきます。
7.水洗い
ホースでラジエーター、エンジン、リザーバタンクなどの水路に水を流します。
緑色が見えなくなったら全部抜けるまで待ちます。
外しておいたホースを戻します。ラジエータードレンコック、リザーバタンクホースを忘れずに。
8.ラジエーターホース交換
 
純正品とSAMKOホースの比較です。
左がアッパーホース、右がロアーホースです。
バンドは純正が2本のワッかを締め上げるタイプです。

9.ラジエーターホース(下)交換
 
ロアーホースを下から見たのと、上から見たのとです。
バンドは純正を使わず、SARD製のST-21(φ60)を使用しました。
但し、これは太すぎ。φ50のST-20で十分でした。
純正のホースバンドは2本の針金を締め上げて行くタイプで、ホースが劣化したり衝撃が加わった時に切れやすいので、太いバンドで締め上げる社外品を使用しました。
10.ラジエーターホース(上)交換
アッパーホースを取り付けた状態です。

11.冷却水注入
ペットボトルをカットしたじょうごなどを利用して冷却水を入れて行きます。
普通はLLCを入れて、規程の濃度になるように水を後から入れて行きます。

先に規程の濃度の溶液を作って、それを入れて行く僕の方法は多分マイナーです。
ちょっと濃いめに作っておくのがキモです。
#計算が面倒臭いからでは決して無いです(^^;;
12.エア抜き
何もしないと4リットルほどしか入れられないので、エア抜きのため上下のラジエーターホースを揉みます。
エンジンを廻すとボコボコとエアが抜けて来ますので、その分を注入しておきます。

整備解説書によると、
1.エンジンを2000[rpm]以下で約15分暖気運転し、サーモスタットを開弁させ、冷却経路内のエアを抜く。
2.エンジンが冷えたとき、(水温50〜60℃)ラジエーター口元まで給水補給する。
3.エンジンが完全に冷えた時点(水温30℃以下)で、リザーブタンクの減り具合を点検し、再度FULLレベルまで補充する。

注意
水路のエアはなかなか抜けない場合がありますので、交換後すぐに高負荷になるような運転は避けてください。
また、ホースバンドの締め付けを確認してください。
今回、翌日高速道路の走行中に甘い匂いがして、SAで確認したらロアーホースから漏れていました。その場でジャッキアップしてバンドを増し締めしました。



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