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スリット

2005/03/19

 

このスリットQ&Aは、パソコン通信を通じて頂いた

耐震スリットに関するご質問をまとめたものです。 

 

耐震スリット材についてのご質問・お問い合わせはこちらへ

小冊子「耐震スリットQ&A」、ご連絡頂ければ差し上げます。


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.耐震スリットって何ですか?

.RC,SRC造りの建築物の短柱のせん断破壊を防止するために、建築物の

  コンクリート壁の中に埋設して、柱と壁の縁を切る耐震用の建築材料です。

  またその施工方法の事をいいます。

 

.女性のスカートにも、スリットの入った物が有りますよね。

    耐震スリットというと、腰壁と柱の縁を切って短柱としない設計などを思い

  出しますが、そこに使うモノなのかしら。

.意味的には、同じ様に思います。

  【スカートの場合】

  丈の長いタイトなスカートは、非常に魅力的ですが。着用している本人は、

  窮屈で動きにくい(女房の意見です)そうです。ものにつまづいたりすると

  時には、スカートを破ってしまう事もあるようです。しかし、スリットの

  入ったスカートなら、足の自由も利き、非常に動き易くなるらしいですね。

  つまり、タイトで長いスカートは、運動出来る足の長さを短くしてしまい。

  スリットの入ったスカートは、足を長くして自由が利くので、スカートを

  破ることが無くなるものらしいです。

  【耐震スリットの場合】

  耐震スリットで、腰壁と柱の縁を切って短柱としないことで、スリットの幅

  だけ遊び?を作り、壁と柱の運動する力を緩衝して、柱のせん断破壊を防ぐ

  施工法です。

 

.耐震スリット材を開発したきっかけは?

.耐震スリット材を開発するようになったのは、約10年前、某耐震スリット

  メーカーの製品を販売したのが、きっかけでした。

  しかし、その製品がまだまだ未完成だった為、納入した現場からクレームが

  続出し、そのクレーム処理を引き受けた事が耐震スリットを開発する直接的

  なきっかけとなりました。

 

.何故、全貫通型のスリットを開発したのか?

.開発スタート時点で、最初に目にしたのが、建築論文集にも記載されている

  「スリットを有する腰壁付柱の耐震性能に関する実験的研究」という実験の

  論文でした。この実験は昭和58年から59年にかけ、建設省建築研究所に

  於いて行われたもので長柱と腰壁付短柱の耐震性能を比較する実験でした。

  その中では、断面欠損を許容する事に対しての危惧が言われておりました。

  それを読んだ時、全貫通型耐震スリット材の必要性を強く感じましたので、

  その開発に当たる事を決意しました。

 

.テレビで耐震、耐震といってますが、どんなものが有りますか?

.大きく分けて、次に3つの事がいわれていると思います。

  1、免震構造−建築物の基礎部分にゴムやショックを吸収する材料装置等を

    施工する。

  2、制震構造−例えば、建築物の最上階等に水槽や振り子状の原理のものを

    設置する。

  3、耐震構造−建築物そのものに耐震性能を持たせるもの。

    耐震スリットは、3番目の耐震構造用材料として使用されます。

 

.耐震スリット材を使うメリットは?

.【耐震スリットのメリット】

  1.他の免震工法、制震工法に比べて、一番安価で簡単に施工できる。

  2.免震構造・制震構造と異なり、建築物自体に耐震的性能を持たせる点。

 

  ※.私の私見ですが、免震構造や制震構造の建築物でも、少なからず建築物

    そのものに振動が伝わっているはず、であれば、耐震構造との組合わせ

    というか、徹底した構造解析に基づいた設計の建築物に、3つの構造が

    組合わされたときに初めて、最高の耐震建築物ができるのではないかと

    考えています。 まぁ、これは理想にすぎるかもしれませんが。。。

 

.耐震スリットは建物に絶対必要な物?

.私は、建築物は人の体のようなもの。また車のようなものなど、色々な物と

  共通したものだと思えてなりません。

  例えば、人の体に関節が有るように、車のハンドルに遊びが有るように ETC

  どんなものでも、その正しい機能を生み出すためには、どうしても最小限の

  遊びが必要なものでは無いかなと思っています。

  一見、どっしりとした建築物でも、実際は地盤沈下・自動車等の振動・地震

  ・エレベーター、エアコンなどの振動・人間の移動に伴う振動等など、また

  コンクリートの伸縮による力の発生等、常にあらゆる力や振動の影響を受け

  続けています。つまり運動していると考えられます。

  運動している以上、当然遊びの部分が必要となります。逆説的ですが、遊び

  の部分が必要なのに、遊びの箇所が設けられていない部分にクラックが発生

  しているのではないかと考えています。

  その点から耐震スリットは、建築物にとって、最小限必要な遊びの部分だと

  考えています。

  またそれだけに、必要以上に耐震スリット材を建築物いれる事については、

  建築物そのものを弱い物にしてしまう事になるので絶対反対です。

  虚弱体質の子供の体の骨を折って、関節のようなものを作っても、子供は、

  ますます、弱くなるだけで寿命さえ縮めてしまうことになってしまいます。

  この子供に必要なのは、強い筋肉であり、強靭な体力の筈です。その点から

  (柱や梁の剛性率のアップ、耐震解析)が重要になってきます。

  耐震スリットは、建築物に必要な物ですが、必要以上に入れると却って毒に

  なるものだとも考えています。

 

.貴社のスリットに対する考え方をお聞きしたいのですが?

.【弊社のスリットに対する考え方】

  1.耐震スリットをむやみに入れて欲しくない。

   構造体にスリットを入れることに依り、クラック等の発生が最少限に押え

   られる事は、皆さん良くご承知の通りですが、不必要にスリットを入れる

   ことによって、建物そのものの強度の低下を招く事にもなりかねません。

   耐震スリットは、構造計算に裏打ちされた箇所に必要に応じて入れるもの

   だと考えています。

   壁には、建物を補強するための壁、耐震壁、雑壁などなどいろんな働きが

   有るものだと聞いています。なんでもかんでも耐震スリット材を入れれば、

   OKというのは間違いだと思っています。

 

.耐震スリットの施工は誰がするんですか?

.過去の状況から、ほとんどの場合、型枠大工さんに施工して頂いています。

 

.耐震スリットは、新しいこれからの製品なので、施工が難しいのでは?  

.確かに、最初はとまどいながら施工されるのですが、一度でも経験されると

  次からは割に簡単に施工されるようになります。            

 

.耐震スリットは、これからの製品ですが。実績は?

.現実的には、耐震スリット材は、10年以上前から存在する建築材料です。

  弊社は、昭和58年から耐震スリット材だけを、製造・販売していまして、

  国内でも数少ない、耐震スリット材メーカーです。

  耐震スリットに関しては、官公庁を始めとして、各建築元請会社(ゼネコン)

  設計事務所等で、認定や、図面の段階からご指定を頂いたりしていまして、

  全国各地で、10年以上の実績が有ります。

 

.耐震スリットの特許について、教えて下さい。

.弊社耐震スリットに関する特許は、国内で初めての特許です。

  特許部分の概略は、次の通りです。

   1.スリットの長さ方向にレール(レール状のもの)を形成している。

   2.そのレールの中を移動する金具を設ける。

   3.その金具に脚片を取り付ける。

   4.その脚片部材の上を移動するU字型の金具を取り付ける。

   5.U字型金具を型枠用の丸セパにはめて、固定する。

  以上のように構成されたスリットの固定方法となっています。

   但、この特許を弊社が持ち続ける事によって、耐震スリット材の進歩を

  妨げる可能性等が有りましたので、先年このスリットの特許を放棄して、

  広くオープンにしました。

 

.他社メーカーのものにも、マルセパに固定するスリットが有りますが、

  御社の特許に抵触しないのですか?

.確かに、弊社の製品の仕組みに似たものが、数多く有るのは事実です。

  ただし、それらが弊社製品の特許に抵触するかどうかの判断は、裁判所が

  するもので、私どもがコメントするものでは無いと認識しています。

   また、弊社では耐震スリットの発展の為、先年特許自体を放棄しました

  ので、今後ますます増えてくる状況にあると思います。

 

.どんな完全スリットを開発したのですか?

.宣伝・広告に当たりますので、商品名・部品名等、一切表現を避けさせて

  いただきます。また概略図ですが、ご了承下さい。

  VZエディターで書いた概略図です。

 @.スリットを専用金具で丸セパに固定するもの

─────────┬─┬──────────┬┬───────────

   ////// │ │            ││     //////

     ///// │ス├─┐                       ┌─┐   /////

                  //// │ │┣────────-┤ ├  ////

            /// │リ├─┴          ↑               └─┘  ////

                  //// │ │            専用金具        ││   ///壁//

           ///// │ッ├─┬           ↓             ┌─┐  //////

      ///柱/// │ │┣────────-┤   ├  //////

                  //// │ト├─┘                             └─┘  /////

                  //// │ │                                       ││   ////

         //// ├─┴──────────┴┴───────────

        ///// │                       ↑

      ////// │                       丸

         ////// │                          セ

─────────┘                           パ

 

 

 

 A.専用金具がスリットを貫通して、伸縮するもの

──────────┬─┬──────────┬┬──────────

         ////// │ │                                        ││   //////

               ///// _│ │                         ┌─┐ /////

           //// (─┼─┼─────────-┤ ├ ////

                       ///  ̄│ │        ↑                    └─┘ ////

                   ///// │ │        専用金具             ││   ///壁//

            ///// _│ │        ↓                    ┌─┐ //////

       ///柱// (─┼─┼─────────-┤     ├ //////

               /////  ̄│ │                                └─┘ /////

                       //// │ │                                        ││   ////

            //// ├─┴──────────┴┴───────────

                ///// │                                               ↑

               ////// │                                               丸

               /////  │                                                  セ

──────────┘                                      パ

 

※床用の金具は、上図において、左右のみにスライド機能

 

 

 B.スリット取付け用足を、型枠用コンパネ、桟木で固定するもの

                       ┌──┬──┐

                         │桟木┃桟木│      ↓コンパネ

────────┴──╂──┴─────────────────────

──────────┬╂┬───────────────────────

          ////// │ │ ///////// ///

              ///// │ス│ ////////////

                       //// │ │ ////////////

                           /// │リ│ ////////////

                       //// │ │ //////////壁//

                ///// │ッ│ ////////////

           ///柱/// │ │ ////////////

                   ///// │ト│ ////////////

                 //// │ │ ///////////

          //// ├╂┴───────────────────────

         ///// │┠──┬─────────────────────

           ////// │┃桟木│ ↑コンパネ

           //////  │├──┘

──────────┤│

──────────┴┘

   ↑コンパネ

 

 ※1.全てのスリットに、耐火材料を使用できます。(1000℃、2時間)

(建設省認定材料) 

2.全てのスリットに、伸縮する金具を使用できます。

 

 

.新構造規定が打ち出されていますが、耐震スリットに対しての性能基準等に

  ついての打ち出しは出ているのですか?

 

.耐震スリットに求められる性能基準等の打ち出しは、今のところ出ていない

  模様です。但し、近日中に出て来ない筈がありませんので、確認が取れ次第

  皆さんには、お知らせしたいと思います。

 

 

 

 

.新構造規定の内容は? << (詳しくは、資料をご確認下さい) >>

                                                        ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

.新構造規定とは、平成6年10月に”日本建築センター”の1991年版

 「構造計算指針・同解説」が改正され、書名を「建築物の構造規定」と改め

 られたものの略称です。

 

 【内容的には】

 鉄筋コンクリート造腰壁・袖壁等の構造計算上の取扱いに関する記述が修正

 されました。

 

 【具体的には】

 従来の「厚さ 10cm以下、かつ取り付く部材の断面幅の 1/6以下の

 2次壁は、その存在を無視することができる」の表現が削除されました。

 

 今回の新構造規定によって、耐震スリット箇所は

 

  1.完全スリット型

    完全縁切り型スリット(スリットの幅は2次壁の高さの 1/100 )

  2.部分スリット型

    部分スリットを設けて、壁を部分的に薄く(壁厚の 1/2 以下、かつ

    7p以下)する。(スリットの幅=残存コンクリートの厚さ〜同 1/2)

   但し、壁が骨組みに及ぼす2次応力や変形拘束等についての検討が必要。

   ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  3.剛接型

    スリットを入れない形。骨組の剛性、応力、変形、強度等の解析で

                                      ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

    適切なモデル化及び断面設計が必要。

          ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

  以上の三つに分類されました。

 

 

 

 

.新構造規定では、袖壁や腰壁、垂れ壁などのスリットの施工は?

 

.概略図は下記の通りです。詳しくはお調べの上、確認して下さい。

                ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

  ((壁のオープン部分は(OF)と表示。スリット部分を(←)で表示))

      ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

 

  (1)腰壁(垂れ壁)

 

   │ │        │ │   │ │        │ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ │        │ │   │ │        │ │

   │ │   (OF)  │ │   │ │  (OF)  │ │

   │ ├──┐     │ │   │ ├────────┤ │

   │ │← │     │ │   │ │←      →│ │

   │ ├──┴─────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ │        │ │   │ │        │ │

 

 

  (2)袖壁

 

   │ │        │ │   │ │        │ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ ├─┬──────┤ │   │ ├─┬──────┤ │

   │ │↑│      │ │   │ │ │      │ │

   │ │ │ (OF) │ │   │ │←│ (OF) │ │

   │ │ │      │ │   │ │ │      │ │

   │ │↓│      │ │   │ │↓│      │ │

   │ ├─┴──────┤ │   │ ├─┴──────┤ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ │        │ │   │ │        │ │

 

 

  (3)方立壁

 

   │ │        │ │

   │ ├────────┤ │

   │ ├───┬─┬──┤ │

   │ │   │ │  │ │

   │ │   │ │  │ │

   │ │ OF │ │OF│ │

   │ │   │↓│  │ │

   │ ├───┴─┴──┤ │

   │ ├────────┤ │

   │ │        │ │

 

 

  (4)腰壁(垂れ壁)+袖壁

 

   │ │        │ │   │ │        │ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ ├──┬─────┤ │   │ ├──┬─────┤ │

   │ │  │     │ │   │ │ ↑│     │ │

   │ │← │  OF  │ │   │ │  │  OF  │ │

   │ │  └──┐  │ │   │ │  ├─────┤ │

   │ │  ↓  │  │ │   │ │↓ │←   →│ │

   │ ├─────┴──┤ │   │ ├──┴─────┤ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ │        │ │   │ │        │ │

 

 

   │ │        │ │

   │ ├────────┤ │

   │ ├─┬────┬─┤ │

   │ │↑│    │↑│ │

   │ │ │ OF │ │ │

   │ │ ├────┤ │ │

   │ │↓│←  →│↓│ │

   │ ├─┴────┴─┤ │

   │ ├────────┤ │

   │ │        │ │

 

 

  (5)腰壁(垂れ壁)+方立壁

 

   │ │        │ │   │ │        │ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ ├──┬─┬───┤ │   │ ├──┬─┬───┤ │

   │ │  │ │   │ │   │ │  │ │   │ │

   │ │OF│ │ OF │ │   │ │OF│ │ OF │ │

   │ │  │ └───┤ │   │ ├──┤ ├───┤ │

   │ │  │↓   →│ │   │ │←→│↓│← →│ │

   │ ├──┴─────┤ │   │ ├──┴─┴───┤ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ │        │ │   │ │        │ │

 

 

   │ │        │ │

   │ ├────────┤ │

   │ ├──┬─┬───┤ │

   │ │  │ │   │ │

   │ │OF│ │ OF │ │

   │ ├──┘ └───┤ │

   │ │←  ↓   →│ │

   │ ├────────┤ │

   │ ├────────┤ │

   │ │        │ │

 

 

  (6)袖壁+方立壁

 

   │ │         │ │  │ │         │ │

   │ ├─────────┤ │  │ ├─────────┤ │

   │ ├─┬─┬─┬─┬─┤ │  │ ├─┬─┬─┬─┬─┤ │

   │ │↑│ │ │ │↑│ │  │ │ │ │ │ │ │ │

   │ │ │O│ │O│ │ │  │ │←│O│ │O│→│ │

   │ │ │F│ │F│ │ │  │ │ │F│ │F│ │ │

   │ │↓│ │↓│ │↓│ │  │ │↓│ │↓│ │↓│ │

   │ ├─┴─┴─┴─┴─┤ │  │ ├─┴─┴─┴─┴─┤ │

   │ ├─────────┤ │  │ ├─────────┤ │

   │ │         │ │  │ │         │ │

 

 

  (7)腰壁(垂れ壁)+袖壁+方立壁

 

   │ │         │ │  │ │         │ │

   │ ├─────────┤ │  │ ├─────────┤ │

   │ ├──┬─┬──┬─┤ │  │ ├──┬─┬──┬─┤ │

   │ │  │ │  │ │ │  │ │  │ │  │↑│ │

   │ │OF│ │OF│ │ │  │ │OF│ │OF│ │ │

   │ │  │ └──┘→│ │  │ │  │ ├──┤ │ │

   │ │  │   ↓   │ │  │ │  │↓│←→│↓│ │

   │ ├──┴──────┤ │  │ ├──┴─┴──┴─┤ │

   │ ├─────────┤ │  │ ├─────────┤ │

   │ │         │ │  │ │         │ │

 

 

   │ │           │ │

   │ ├───────────┤ │

   │ ├─┬──┬─┬──┬─┤ │

   │ │ │  │ │  │ │ │

   │ │ │OF│ │OF│ │ │

   │ │←└──┘ └──┘→│ │

   │ │     ↓     │ │

   │ ├───────────┤ │

   │ ├───────────┤ │

   │ │           │ │

 

 

  (8)腰壁+袖壁+垂れ壁

 

   │ │        │ │   │ │        │ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ ├─┬────┬─┤ │   │ ├────────┤ │

   │ │↑│←  →│↑│ │   │ │        │ │

   │ │ ├────┤ │ │   │ │ ┌────┐ │ │

   │ │ │ OF │ │ │   │ │←│ OF │→│ │

   │ │ ├────┤ │ │   │ │ └────┘ │ │

   │ │↓│←  →│↓│ │   │ │    ↓    │ │

   │ ├─┴────┴─┤ │   │ ├────────┤ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ │        │ │   │ │        │ │

 

 

  (9)腰壁+方立壁+垂れ壁

 

   │ │        │ │   │ │        │ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ ├──┬──┬──┤ │   │ ├────────┤ │

   │ │←→│  │←→│ │   │ │←      →│ │

   │ ├──┤  ├──┤ │   │ ├──┐  ┌──┤ │

   │ │OF│  │OF│ │   │ │OF│  │OF│ │

   │ ├──┤  ├──┤ │   │ ├──┘  └──┤ │

   │ │←→│↓ │←→│ │   │ │←  ↓   →│ │

   │ ├──┴──┴──┤ │   │ ├────────┤ │

   │ ├────────┤ │   │ ├────────┤ │

   │ │        │ │   │ │        │ │

 

 

  (10)腰壁+袖壁+方立壁+垂れ壁

 

   │ │           │ │

   │ ├───────────┤ │

   │ ├───────────┤ │

   │ │ ┌──┐ ┌──┐ │ │

   │ │ │OF│ │OF│ │ │

   │ │←└──┘ └──┘→│ │

   │ │     ↓     │ │

   │ ├───────────┤ │

   │ ├───────────┤ │

   │ │           │ │

 

 

   │ │             │ │

   │ ├─────────────┤ │

   │ ├─┬─┬─────┬─┬─┤ │

   │ │ │O│ ┌─┐ │O│ │ │

   │ │ │F│ │O│ │F│ │ │

   │ │←└─┘ │F│ └─┘→│ │

   │ │  ↓  │ │  ↓  │ │

   │ ├─────┴─┴─────┤ │

   │ ├─────────────┤ │

   │ │             │ │

 

 

 

 

.耐震スリットの形状は?         

 

.およそ、下記のような形状のスリットがあります。

 

  @直列型     A並列型        B断差型           C3枚型

 

     ┌┐      ┌┐       ┌┐        ┌┐

        ││      ││       ││        ││

        ││                  └┼┐      ││       ┌┼┘

         ││                   ││           ┌┼┘       ││

        ││                  ┌┼┘      ││                            ┌┼┘

        ││                  ││                    ││                            ││

         └┘                  └┘                    └┘                            └┘

 

    一般的な      断差を付け  断差を付け   複数の断差を

    スリット   防水・耐火       防水・耐火   つけることで  

                           性能を考慮  性能を考慮           完全耐火防水

                               したもの。    したもの。        指向のもの。

 

  ※.上記以外の形状も製作可能ですので、ご相談下さい。

 

 

 

 

.スリットで壁の3方向を切る形は?

 

.最近、スリットで壁の3方を切る現場が増えています。ほとんどの場合が、

  壁を梁から吊り下げた形に、壁3方を切る吊り下げ工法です。

    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

  他にもう一つ、壁を衝立(ついたて)のように切る方法もありますが、この

  工法では、水平方向のスリットが梁や天井のすぐ下にくるため、防火の面で

  火災の場合、一番火勢の強い火の先端部がスリットを直撃する可能性が高く

                ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  また、コンクリートの打ち継ぎ部分が梁底にくるため、施工しにくいなどの

          ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  問題点が多く、最近ではあまり使われていないようです。

 

 

   <吊り下げ型工法>         <ついたて型工法>

 

  ─────────────        ─────────────

             梁                                  梁

 ─┬─┰     ┰─┬─       ─┬─┏━━━━━┓─┬─

    │ ┃     ┃ │         │ ┃     ┃ │

       │ ┃     ┃ │         │ ┃     ┃ │

       │柱┃   壁        ┃柱│                    │柱┃        壁      ┃柱│

        │ ┃     ┃ │         │ ┃     ┃ │   

    ─┴─┗━━━━━┛─┴─          ─┴─┸     ┸─┴─

              フロアー                                          フロアー

 

 

 

 

.吊り下げ工法の床面スリットで段差をつけたいのですが?

 

.2つの方法が有ります。

 

 

  @.目地棒との組み合わせ      A.部分スリットの組み合わせ  

 

 

       │       │                 │                             │  

       │       │                  │                        │  

          │   壁   │            │       壁         │  

           │       │             │                       │  

           │┌──────┤             │       ┌───┤  

           └┼──────┴───    ├───┼───┴───  

目地  ┌┘   ↑           ├───┘ ↑  

   │   FL               │                              FL  

             │                                 │  

 

 

 

 

 VZエディターで書いた絵(図)の変形は、スペースを入れて修正して

ご覧ください。

 

 

 

 

.スリットを横に長い擁壁などの打ち継ぎに使えますか?      

 

.はい、私共の伸縮する金物をお使いでしたら、スリット片側のコンクリート

  を打った後で、金物の取り外しできますので、金物とスリットを取り外して

  更に、横方向にコンクリートを打ち継ぐ場合などに使用出来ます。

 

 

 

 

.スリットQ&A で色んな絵(図)を見ましたが、CAD の図面データー等の配布は?

 

.今、JW_CADを使ってのスリットのカタログ、製品の図、施工図などを

  制作中です。近日中にデータライブラリーに登録したいと考えていますので

  ご利用ください。配布転載自由の予定です。

 

 

 

 

.スリットQ&A の図形が、私共のPC98では奇麗に読めませんが?

 

.スリットQ&A は、EPSON-486MU改(66MHZ)で、98用のVZエディターを使用して、

                ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  作りましたので、もしかしたら、パソコンの日本語環境(機種依存文字)が

  直接反映されている可能性があります。その場合、DOS/V機やMacを

  ご使用の皆様には、ただの空白にしか見えないのかも知れません。

 

  ご迷惑をお掛けした皆様、誠に申し訳有りません。

 

  今後アップさせて頂く場合には、このような問題を解消するため、機種依存

  の少ない半角の「+、-、/」 等の文字を使用して、絵を書きたいと思います。

 

 ----------------------------------------------------------------------

  改善策として、データーコンバートソフト「98toIBM」を見つけましたので

  お試し下さい。

 

  この「98toIBM」は、98 環境で作成した テキストファイルを、DOS/V環境でも

  読めるように コンバートするもので、機種依存文字を代用文字に置換えて

     読めるようにするものです。

  98版とDOS/V版があります。

 

************************************

  「GO IBMFF <CR>」と打鍵してファイル検索を行なって下さい。

  探すファイル名は「98toIBM」です。

  いくつも同じ名前のファイル名が有る時は、日付の一番新しいものをダウン

  ロードして下さい。

************************************

 

  そしてお手数ですが、お使いの機種で、私共が今まで発信していたデータを

  コンバートしてみて下さい。

 

 

  なお、ダブルポストになって、多くの皆様にご迷惑をお掛けする可能性が

  ありますので、掲載中の スリットQ&A の変更は行いませんのでご了承下さい。

 

  また、詳細が必要な場合は、私共で スリットQ&A をプリントしたものをお送り

  させて頂きますので、会議室での書き込みやメイル等でご請求ください。

 

 

 

 

.今の現場で、少ししかスリットを使わないんですが、最低発注量は?

 

.私どもでは、今まで1本からでも出荷させていただいていますので、どうぞ

  安心してご注文下さい。また見積りに関しても同様です。

 

 

 

 

.耐震スリットを発注した場合の納期は?

 

.スリットの規格品であれば、遅くても翌日出荷出来る筈ですので、通常では

  ご発注後、2日で納品されると思います。

  但し、特注品に関しては、担当者と納期の打ち合わせをお願いします。

 

 

 

 

.耐震スリットを検討中ですが、製作可能な寸法は?

 

.弊社では、耐震スリット用の部材を、全て原反で確保しています。

  ご注文頂いたスリットの寸法に併せて、材料を加工していますので、

 

  耐震スリットの寸法は幅=フリーサイズ、厚さ(壁厚方向)=2mまで

  製作可能です。

 

  現在では、ジョイント部材が出来ましたので、厚さ方向もフリーサイズで

  製作可能となりました。

 

 

 

.スリットの発注方法は?

 

.まず、会社名と現場名等をお知らせ下さい。次にカタログ等から製品を特定

  して下さい。後は下記の寸法で発注されれば宜しいかと思います。

 

  【完全スリットの場合】

   1.スリットの幅は、目安として梁下寸法の1/100です。

                                    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

   2.スリットのH寸法は、壁厚に準じて決めて下さい。

   (図面に記載があれば、図面通りでOKです。)

        ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  【部分スリットの場合】*残存コンクリートの厚みは70o以下が原則。

                            ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

   1.スリットの幅は、残存コンクリートの厚さ〜同厚さの1/2です。

                          ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

             70〜35oです。

   2.スリットのH寸法は、残存コンクリートの厚みが70oですので

             壁厚−70o=スリットのH寸法です。

                          ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

   (部分スリットに関しては、別途に構造設計・解析が必要です。)

 

  ※.以上で寸法が計算できましたら、延べメーター数を言って下さい。

 

  以上で発注OKです。

 

 

 

 

Q.壁厚が190oですが、部分スリットの寸法は?また、注意点は?

 

A.薄くする壁の部分が、壁厚の 1/2 以下、かつ 7 p以下ですので、

                                             ^^^^^^^^^

                                             ↑残存厚

 

  部分スリットのH寸法は=190−70=120oです。

                  ^^^^^^^^                 ^^^^^^^^

 又、スリットの幅は、残存コンクリートの厚さ〜1/2ですので、

      ^^^^^^^^^^^^^^

  W=70〜35o と計算されます。

    ^^^^^^^^^^^^^^^^

 

 【注意点】

 部分スリットされる場合は、構造壁として設計する必要がありますので、

 壁が骨組に及ぼす2次応力や変形拘束等についての検討が必要となります。

 

 

 

 

.スリットの施工費は?

 

.私共から各官公庁様に見積りを提出する場合、通常、取り付け工賃として、

 別途に1,000円/m当たり程度計上していただくようにしています。

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

 

 

 

.耐震スリット材は高い(価格)ですが、価格が下がる予定は?

 

.現在、より使い易い価格を目標に、原料単価から、製造コスト、運賃までの

  見直しを始めています。

 

  現実目標として、定価を現行価格より、20%程下げたいと考えています。

  皆様には、実現でき次第、お知らせ致しますので、今暫くお待ち下さい。

 

 

 

 

.床用スリットの施工は?

 

.一番簡単な方法は、緩衝材の片側に接着剤の塗布された材料を提供させて

  頂きますので、打ち上がったコンクリート天端(FL部)に貼り付けて、

  型枠を組み、コンクリートを打設するだけの簡単施工が可能です。

 

 

 

 

.床用スリットの施工で、伸縮鉄筋の施工は?

 

.伸縮鉄筋をセットした部品を提供しますので、コンクリート打設後すぐに

  コンクリート天端に部品を押え込んで下さい。

  また、スリットを貫通した鉄筋をカットして、伸縮鉄筋のキャップ部品を

  取り付ける簡単な方法も可能です。

 

 

 

 

.伸縮する金物の名称は?

 

.伸縮鉄筋という名称です。

 

 

 

 

.新構造規定では、スリットを貫通する鉄筋が D10-400 となっていますが、

  伸縮する金物の長さは?                      

 

.原則的にフリーサイズです。いまのところ定版は、片側のみ50oですが。

 

 

 

 

.他メーカーのスリットを使った場合、伸縮する金物だけの供給は?    

 

.はい、どちらの製品をお使いになった場合でも、私共の伸縮する金物を供給

  させていただきますので、気楽に問合せ下さい。            

 

 

 

 

.耐火型スリットの製作は可能ですか?

 

.弊社では、スリットの形状に工夫を凝らした、耐火型スリット並列型の生産

  を行って提供させて頂いています。

 

  また、耐震スリットの緩衝材部分に、全て耐火材(1000℃、2時間)を

  使用した耐火スリットの生産も可能です。

 

 

 

 

.建物の上層部に大きく角度が付いています。スリットの角度付きのものは?

 

.弊社では、スリットの材料を原反から加工出来ますので、角度付きのものも

  多数お引き受けしています。

 

 

 

 

.スリットQ&A #6 B.スリット取付け用足を、型枠用コンパネ、桟木で固定する

  もので、柱回りの型枠の外壁側のコンパネも切らなければいけませんか? 

 

          この部分

          ^^^^^^^^

           ↓

                ┌──┬──┐

                │桟木┃桟木│      ↓コンパネ

────────┴──╂──┴─────────────────────

──────────┬╂┬───────────────────────

       ////// │ │   ////////////

         ///// │ス│ ////////////

           //// │ │   ////////////

             /// │リ│  ////////////

           //// │ │   //////////壁//

        ///// │ッ│   ////////////

     ///柱/// │ │   ////////////

         ///// │ト│   ////////////

           //// │ │   ///////////

        //// ├╂┴───────────────────────

     ///// │ ┠──┬────────────────────

    ////// │ ┃桟木│ ↑コンパネ

   //////  │  ├──┘

──────────┤  │

──────────┴─┘

   ↑コンパネ

 

 

.はい、現在はそうして施工して頂いていますが、 T 字型の取り付け部材を

  製作中ですので、それが完成すれば、外壁側のコンパネを切る事もなくなり

  もっと施工し易くなります。

 

 

 

 

.御社の耐震スリット材の特長は?

 

.弊社、耐震スリット材の特長は、下記の通りです。

 

  1.耐火材(1000℃で 2 時間耐火=建設省認定材料(個)1777号)を

    被着した、耐火型スリット材ができる。

         ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  2.防水ゴムを被着した、防水型スリット材ができる。

              ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  3.耐震スリット材の厚さ・幅ともにフリーサイズで生産できる。

            ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  4.工場で必要寸法に、カットして出荷できるので、ロス率がゼロである。

                          ^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  5.補強兼用の取付け金具等で、施工が簡単である。

                 ^^^^^^^^^^^^^^^^

  6.コンクリート打設後の仕上がりがキレイである。

              ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  7.耐震スリット材で、初めての特許製品である。

                 ^^^^^^^^^^^^^^

  8.壁の振れ止め(倒れ止め)金具を使用できる。

    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  9.建築物の形状に合わせて、工場で角度切加工できる。

                ^^^^^^^^^^^^^^^^

 10.納期が短い。

 

 

 

 

.耐震スリットのメーカーによって、使われている耐火材が違うようですが、

  どんな耐火材が有るんですか?

 

.耐火材は、メーカーによって、色々種類が有るようですが。おおむね下記の

  種類があります。

 

   1.黄色いグラスウールから成るもの(400〜600℃位の耐火)

   2.けい酸カルシュームなどのボード(不燃材料だったと思います)

   3.ファインセラミックスのもの  (1000℃以上の耐火性能)

 

  現在、ほとんどのメーカーが、上記1、2の耐火材料を採用しています。

  弊社製品は、3の耐火材を使用。(1000℃で2時間耐火を達成します)

 

 

 

 

.耐震スリットのメーカーは?      

 

.全国に10社くらい有ると思います。

その中で2年前、建設省から召集、建築材料調査表の提出を要請されたのが

  以下の耐震スリット材メーカー4社だけです。

 

  1.アーバン株式会社

  2.エキスパンウォール株式会社

  3.株式会社東京パイロン販売

  4.ドラーフタイト工業株式会社

  (※50音順で書きました)

 

 

 

 

.他メーカーの製品と異なる点は?

 

.他メーカー製品との相違点は、下記の通りです。

 

  1.耐火性能に優れている(1000℃、2時間耐火材料使用)

               ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  2.防水性能に優れている(形状+防水材使用)

               ^^^^^^^^^^^^^^^^

  3.フリーサイズ(耐震スリット材の厚さ・幅)

    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  4.ロス率がゼロ(必要寸法にカットして出荷)

    ^^^^^^^^^^^^

  5.取付け金具がある( コンクリート の側圧に対応)

    ^^^^^^^^^^^^^^^^

  6.壁の振れ止め金具(業界で始めての考え方)

    ^^^^^^^^^^^^^^^^

  7.金具もフリーサイズ(長さを自由に設定可)

    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  8.角度切などの加工(不要な残材が残らない)

    ^^^^^^^^^^^^^^^^

  9.価格に金物も含まれている。(他社は別売)

    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 10.特許製品(業界で初めての特許庁登録製品)

         ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

 

 

 

.従来のスリットと比べて施工効率は?

 

.従来のスリットは、まず外壁側の型枠コンパネに目地材を釘止めして起こし

  次に、内壁側の型枠コンパネに、別の目地材を釘止めしたものを起こして、

  内外両コンパネに固定された目地材の溝に発泡ポリエチレンの緩衝材を挟み

  込む様にして、型枠を立ち上げていましたので、施工者の目で見えない所で

  緩衝材を目地材の溝にはめ込む必要があるのですが、これが非常に難しい為

  立ち上げた型枠の上から、緩衝材を目地材の溝に沿って落とし込む方法等が

  行われていました。

 

  これに比べて、私共のスリットは固定方法が従来のものと異なり、固定金物

  を使用して、丸セパにセットしますので、施工に際して、施工者がめくらの

  状態で施工する事がなく。確実に簡単に施工ができますので、従来の方法に

  比べて施工効率は、1.5〜2倍良くなります。

 

 

 

 

.御社スリットを使用した場合のロス率は?       

 

.私どものスリットの定尺は3mですが、現場からのご要望によって、工場で

  必要な寸法にカットして出荷していますので、その点から見ますと、ロス率

  はゼロ(0)だとご評価頂いています。

 

 

 

 

.おたくのスリットは、震度7とか震度10に対応してるの?       

 

.まだ震度10の地震に遭遇したことがありませんので、実際は解りませんが

  対応できるように努力しています。但し、スリット本来の機能は、建物自身

  が、震度7とか震度10に対応するときに、どれだけのクリアランスを提供

  して、柱と壁の衝突による圧壊を防ぐ事ができるかという点に有りますので

  構造設計で必要と計算・解析されたスリットの寸法はいつでも提供出来ます

 

 

 

 

.阪神大震災で、スリットの効果が有ったのか?

 

.かなりの効果が有ったものと考えています。

 といいますのが、震災以後、”日本建築センター”でも従来の1991年版

 「構造計算指針・同解説」を「建築物の構造規定」(新構造規定)に改正。

 平成7年12月には、構造物の剛性率をアップする告示が出る等しています。

  また、各官公庁・ゼネコン・設計事務所で、大幅にスリット採用の方向で

 見直しが始まっています。

 

 

 

 

.耐震スリットの材質は?         

 

.スリット本体の主要部分は、伸縮性のあるポリエチレンフォームからなって

  います。それに補強用のPVC(硬質塩ビ)板を貼り付けたものです。  

 

 

 

 

.スリットの防水性は?         

 

.基本的にはスリットとは、壁の内外を貫通して大きな切欠きを作ってしまう

  ものなので、単体では防水性能は無い物です。当然、スリットした箇所には

  防水材の施工等が必要となります。

   最近になって、スリットの形状を水の侵入しにくく工夫したタイプの物や

  スリット自体に防水材を被着させて、防水性能を持たせたものが製造できる

  ようになり、日増しに受注量が増えています。

 

 

 

 

.スリットの遮音性能は?

 

.ロックウール等の耐火材の装着もできますので、ロックウールの遮音性能を

  参考にしてください。直列型に関しては、何を使用しても音がストレートに

  伝わる形ですので、遮音性能はかなり低いものと考えています。

  その点では、形状的に工夫された並列型・断差型・3枚型などのスリットの

  方が遮音性能が高いと考えています。

 

  もし、完全遮音をお考えの場合でしたら、3枚型をご検討下さい。壁の内外

  を直接貫通する部材が有りませんので、コンクリートの壁の中間に緩衝材を

  入れた形となり、他のスリット形状に比べてもはるかに遮音性能が高いもの

  となります。

 

 

 

 

.ポリエチレンフォームは、燃えますが、スリットの耐火性能は?     

 

.確かに、ポリエチレンフォームは可燃性の部材です。耐火用スリットが必要

  な場合は、ご相談下さい。建設省認可−不燃材料を使用したスリットを提供

  させていただきます。1000℃で、2時間耐火の材料を使ったスリットを

  製作できます。

 

 

 

 

.各種試験データーは有るんですか?

 

.有ります。

  私どもで、現在用意しています試験成績表は以下のものです。

 

  1.スリット本体部分のPVC(硬質塩ビ)の試験成績表。

  2.スリットの緩衝材(ポリエチレンフォーム)の試験成績表。

  3.耐火材の試験成績表。(1000℃で2時間耐火)。

  4.防水材(ブチルゴム)の防水試験表。

  5.実績表。

  6.出荷証明書。

  7.上記以外にも発行の必要なものがあれば、ご相談下さい。

 

 

 

 

.官公庁に提出する出荷証明は?      

 

.はい、商品を出荷させて頂いた日付にさかのぼって、出荷証明を発行させて

  いただきますので、お申し出ください。いつでも対応できます。     

 

 

 

 

.おたくの耐震スリットの性能は?

 

.現在のところまだ、建設省でも、耐震スリット材の性能に対する数値目標の

  設定がされていないようですので、具体的に耐震スリット材そのものの性能

  試験は行っていません。

 

  但し、耐震スリット材を構成する部材については、個々に性能試験を行って

  います。データーは下記の通りです。

 

*** 性能試験データー ***

 

  1.スリット本体・PVC  SUNAR SE-1800 T-01    サン・アローカガク

 

    於 : サン・アロー化学

   ┌──────┬───┬──────┬─────┬──────┐

   │ 引   張  │強 度│ 4.22 │ Kgf/mm2   │ JIS-K-6745 │

   │      ├───┼──────┼─────┼──────┤

   │ 試   験  │伸び率│  165 │   %   │ JIS-K-6745 │

   ├──────┼───┼──────┼─────┼──────┤

   │ 曲   げ │強 度│ 7.23 │ Kgf/mm2   │ JIS-K-7203 │

   │      ├───┼──────┼─────┼──────┤

   │ 試      験 │弾性率│  268 │ Kgf/mm2   │       │

   ├──────┴───┼──────┼─────┼──────┤

   │ シャルピー衝撃値 │   25 │Kgf-cm/cm2│ JIS-K-7110 │

   ├──────────┼──────┼─────┼──────┤

   │ VCAT軟化温度 │   90 │  ℃   │ JIS-K-7206 │

   └──────────┴──────┴─────┴──────┘

    ※PVC=準難燃材料

 

 

  2.耐火材料・カオウール1000フェルト   イソライト・バブコック耐火

 

    於 : (財)建材試験センター (防火性能試験)

   ┌─────────┬────────────────────┐

   │          │ アルミノシリケート繊維  97%   │

   │ 材     質 ├────────────────────┤

   │         │ アクリル系結合材      3%   │

   ├─────────┼────────────────────┤

   │ 標準寸法 m/m         │ 900×30×15             │

   ├─────────┼─────┬─────┬────────┤

   │             │ 長 さ │ 一 定 │ 900m/m   │

   │           ├─────┼─────┼────────┤

   │ 特注寸法 m/m    │ 幅   │ 5ステップで│ 600m/mまで │

   │          ├─────┼─────┼────────┤

   │           │ 厚 み     │ 5ステップで│  50m/mまで │

   ├─────────┼─────┴─────┴────────┤

   │ 最高使用温度  │            1000℃   │

   ├─────────┼────────────────────┤

   │ かさ比重 g/cm3   │ 0.20               │

   ├─────────┼──────┬─────────────┤

   │                                 │   0.08 │      400℃   │

   │         ├──────┼─────────────┤

   │ 熱伝導率 Kcal/mh│ 0.12 │      600℃   │

   │         ├──────┼─────────────┤

   │         │ 0.18 │      800℃   │

   └─────────┴──────┴─────────────┘

    ※不燃(個)第1777号認定     昭和59年7月21日  

 

 

  3.防水材料・ブチル非加硫ゴム(ツーバイテープ)    世界長梶@

 

    於 : (財)建材試験センター (水密試験)

   ┌──────┬───────────────────────┐

   │ 試 験 体 │ 現場施工に準じて、中央部にブチル非加硫ゴムを│

   │      │ 被着した目地を設けた、幅及び高さ300 m/m,│

   │      │ 厚さ100 m/mのモルタル板製仮想壁体。   │

   ├──────┼───────────────────────┤

   │ 試験方法 │ (1)試験装置                 │

   │      │ 試験は、動風圧試験装置を使用して行った。  │

   │      │ 本装置は、圧力箱内の圧力を2台の高圧ブロアに│

   │      │ よって増減する事により、試験体に圧力を加える│

   │      │ また、圧力箱内に取り付けられた散水装置により│

   │      │ 試験体全面一様に水を噴霧できる。      │

   │      │ (2)水密試験                 │

   │      │ 試験体全面一様に、4g/m2 の水を噴霧しながら│

   │      │ 圧力箱内から加圧し、試験体目地部からの漏水状│

   │      │ 況を目視によって観察した。         │

   ├──────┼───────┬───────────────┤

   │ 試験結果 │ 平均圧力差 │   漏  水  状  況   │

   │      │       ├───────┬───────┤

   │      │  Kgf/m2  │  タイル型  │  打放し型  │

   │      ├───────┼───────┼───────┤

   │      │    5  │  漏水なし  │  漏水なし  │

   │      ├───────┼───────┼───────┤

   │      │   15  │  漏水なし  │  漏水なし  │

   │      ├───────┼───────┼───────┤

   │      │   25  │  漏水なし  │  漏水なし  │

   │      ├───────┼───────┼───────┤

   │      │   40  │  漏水なし  │  漏水なし  │

   │      ├───────┼───────┼───────┤

   │      │   55  │  漏水なし  │  漏水なし  │

   │      ├───────┼───────┼───────┤

   │      │   75  │  漏水なし  │  漏水なし  │

   │      ├───────┼───────┼───────┤

   │      │  100  │  漏水なし  │  漏水なし  │

   │      ├───────┼───────┼───────┤

   │      │  125  │  漏水なし  │  漏水なし  │

   │      ├───────┼───────┼───────┤

   │      │  160  │  漏水なし  │  漏水なし  │

   └──────┴───────┴───────┴───────┘

 

    於 : 世界長

   ┌─────────┬────────┬───────────┐

   │         │        │ JIS−K−6301│

   │ 引張強度    │  20 *1 │           │

   │ (Kgf/50mm)    │        │ 引張り速度 300 mm/分│

   ├─────────┼────────┤ 長手方向      │

   │ 伸 び (%)  │ 300 *2 │           │

   ├──────┬──┼────────┼───────────┤

   │      │ 0℃│ 2.3    │ 垂直剥離接着力   │

   │ 接着強度 ├──┼────────┤           │

   │      │28℃│ 1.0    │ 引張り速度 5 mm/分  │

   │      ├──┼────────┤           │

   │ (Kgf/cm2) │40℃│ 0.5    │ 下地 : 合板    │

   │      ├──┼────────┤ プライマー       │

   │      │60℃│ 0.3    │ 「エパーボンドCL-2」使用 │

   ├──────┴──┼────────┼───────────┤

   │ 水浸漬後の接着力│ 0.8    │ 試験方法 同上   │

   │ (Kgf/cm2)    │        │ 常温水 7日浸漬  │

   ├─────────┼────────┼───────────┤

   │ 耐熱性     │ 合  格   │ 80℃ 1週間後、   │

   │         │        │ 垂直部でタレなし  │

   ├─────────┼────────┼───────────┤

   │ 耐久性     │ 外観異状なし │ サンシャインウェザオメーター   │

   │         │        │ 2000 時間照射    │

   └─────────┴────────┴───────────┘

    *1 不織布の強度

    *2 粘着ゴムの伸び

 

 

  4.緩衝材料・ハイエチレンS 30倍発泡 (ポリエチレンフォーム)   日立化成工業

 

    於 : 日立化成工業

   ┌─────────┬─────────────┬──────┐

   │ みかけ密度   │   0.035 g/cm3   │ JIS-K-6767 │

             ├─────────┼─────────────┼──────┤

   │ 引張強さ    │  たて  3.3 kg/cm3  │ JIS-K-6767 │

   │         │  よこ  2.7 kg/cm3  │      │

   ├─────────┼─────────────┼──────┤

   │ 伸  び    │  たて  130 %       │ JIS-K-6767 │

   │         │  よこ  140 %      │      │

   ├─────────┼─────────────┼──────┤

   │ 圧縮硬さ    │     0.4 kg/cm3       │ JIS-K-6767 │

   ├─────────┼─────────────┼──────┤

   │ 圧縮永久歪   │     6.5 %      │ JIS-K-6767 │

   ├─────────┼─────────────┼──────┤

   │ 引裂き強さ   │  たて  2.2 kg/cm2    │ JIS-K-6767 │

   │         │  よこ  2.4 kg/cm2  │      │

   ├─────────┼─────────────┼──────┤

   │ 加熱寸法変化  │  たて −0.5 %    │ JIS-K-6767 │

   │         │  よこ −0.4 %    │                         │

   ├─────────┼─────────────┼──────┤

   │ 吸 水 率   │    0.03 mg/cm3   │ JIS-K-6767 │

   ├─────────┼─────────────┼──────┤

   │ 熱伝導率 (20℃) │   0.035 Kcal/mhr℃│ JIS-A-1412 │

   └─────────┴─────────────┴──────┘

    ※本数値は測定値であり、保証値ではありません。

 

 

 

 

.今後スリットの開発の方向性は?

 

.今後のスリットを開発するに当たって、

 

  1.各種ホール等の音響施設に適した耐震スリット。

                      ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  2.原子力発電所や、大学の研究所等の気密室(高圧室)の耐震スリット。

                        ^^^^^^^^^^^^^^ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  3.他の免震構造や制震構造と共存する耐震スリット。

            ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  等を開発して行きたいと考えています。

 

 

 

 

.完全耐火型のスリットの計画は?

 

.現在、進行中ですが、近い内に製品化を考えています。製品の概要としては

  スリットの本体部分を従来の硬質塩ビから、金属に変更。スリットの緩衝材

  部分全体に耐火材(1000℃、2時間)を装着したものとお考え下さい。

 

  また、同時に形状的に、段差を付けたものや、段差部を重層にしたかたちの

  完全耐火を目指した耐震スリットの開発も進めています。

 

 

 

 

.伸縮鉄筋の新製品の開発は有りますか。

 

.開発中の新製品を近日中に発売出来るよう、現在、努力していますので、

  今暫くお待ち下さい。概略は次の通りです。

 

   1.新構造規定に書かれているD10−400を実現する。

   2.床用に更に使い易い金物の提供。

   3.伸縮性能を従来品に比べて、50%以上のアップ。

   4.施工性をより簡単にして、施工効率の大幅なアップ。

   5.壁の振れ止め(倒れ止め)性能のアップ。

 

   以上のように構成した、新製品となっています。

 

 

 

 

.新しいカタログの予定は?      

 

.今現在(平成8年3月6日現在)、新しいカタログの企画中ですので、平成

  8年5月頃までに、新しいカタログが完成する予定です。今しばらくお待ち

  下さい。

      平成11年7月に新しいパンフレットの配布を開始しました。

 

 

 

 

.今現在のスリットの今後の販売計画は?                

 

.図面指定して頂く場合が多いものですから、施工状況が予想できますので、

  できればスリット回りをコンパネ・丸セパを含めたユニットとして組立てた

  形で現場に導入できればと考えています。               

 

 

 

 

.御社の耐震スリットは、どこに発注すればいいのですか?

 

.通常お取引されている、金物店さんや、建材店さんにアーバンライン

  耐震スリットと言ってご注文下さい。

 

  また、地域によって、直接ご注文頂ければ、即対応させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

.スリットに関して問合せしたいんですが、会社名や現場名が出せないので、

  会議室で発言できないのですが?                   

 

.私宛にメールを頂ければ、即対応させて頂きます。      

    メールアドレスは、ka.ze_@nifty.com です。

 

 

 

 

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