観測室
円形の部屋。出入り口以外の壁際は、コンピュータ類が、ひしめき並び、
ちかちかと、光を放っている。真ん中には、大きな光学式望遠鏡。
(Dr.I)「ここは、観測室だ。」
(Dr.I)「僕は、井麻森 学(いまもりまなぶ)。ここの室長を勤めてる。」
(サム)「修(おさむ)です。サムって呼んでください。」
(Dr.I)「あっちは、助手の理沙(りさ)と、コンピュータ技師のボブ。」
(リサ)「こんにちは。」
(ボブ)「ハイ!」
(サム)「よろしく。」
(サム)「意外と小さいなぁ。」
(Dr.I)「まぁね。しかし、地球よりずっと、いいデータを収集できる。
     大気がない分、正確なスペクトルを得られるからね。」
(サム)「天気も気にしないでいい。」
(Dr.I)「今は、冥王星の大気成分について調べている。
     いまから、78時間がぐらいが、ちょうどいい角度なんだ。」
(サム)「人類は、冥王星に引っ越す予定なんですか?」
(Dr.I)「実に、ユニークな発想だ。また会おう。」
(サム)「では、また。」

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