夜に、駐車場で、寝そべっている夢だ。


アスファルト舗装の、20台くらい止められそうな、駐車場。 そこの空きスペースで、ねそべっている。寒さで目を覚ますと、辺りは薄暗く、 買い物帰りのおばさんが、柵のむこうから不審なまなざしを向けた後、 隣のアパートに、入っていった。

ここがどこかも、ここにいる理由も、わからない。 ここで、寝てては、風邪をひきそうだと思って、駐車場をでる。 細い通りで、繁華街の裏通りの様子。人影は、まばらである。 曲がり角には、濃い化粧の外国人男性が、立っていた。 公衆電話が、青白い光を放ってたので、その受話器を持ち上げる。 だが、財布を持っていなかった。

しかたなく、ぶらぶら歩き始めると、ここまで車で着たことを思い出す。 しかし、車を置いたはずの場所にくると、路面にチョークで文字が書いてあり、 一番最後に、電話番号が書いてある。どうやら、レッカー移動されたようだ。

あまりのショックに、電話番号も控えずに、とぼとぼ歩き始めた。 寒さが、身にしみる。
見上げると、夕闇に一番星が、チカチカと瞬いていた。


夢から覚めた。毛布にくるまり、横向きになって体を丸め、震えながら寝ていた。
そして、風邪をひいていた。

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