休みの日、お昼を食べようと、台所に行くと、
プチチッと、素足の足の裏に反応があった。
んっ?なんかこぼしてたかな、これは、、、。
と見ると、黒くて小さいアリンコだった。
それも、大量にゾロゾロ歩いている。
朝見たときは、いなかったのに。

げげげげ、ふんじまったぁ。ショックを受けながらも、
敵の配置を分析する。ゴミ箱に大量にたかっている。
冷蔵庫の裏あたりと、行き来をしている様子だ。
このままにも、出来ないので、プチプチとつぶす。

アリにも、いろいろなタイプがいる。
動きの速いやつ、うろうろしてるやつ。プチプチ。
冷蔵庫めがけて、特攻してくるやつ。プチ。
仲間の死骸を運ぼうとするやつ。プチ。
なかなか物陰から出てこないやつ。
ああ、なんて残虐な僕。プチプチ。

しかし、どっからやってくるのだ。
こんな短時間に、こんなに大量に、、、。
よっぽど伝達網が発達して、命令指揮系統も
しっかりしてるんだろうな。
などと、考えながらも手は、奥義炸裂状態。
プゥーチチチチチチチチチチッ、プッチィー!!
大量虐殺。床が黒ごま撒いたようになってしまった。
いつか仕返しにくるだろうか?

でも実はこれで、今年2回目である。
これは本格的に対策を練らねば。
とりあえずゴミ袋の口を縛り。ゴミ箱を洗ってみた。
周囲の床も雑巾がけした。

そういえば、ヒグマも人間が残飯を適切に処理していれば
適切な距離をおいて共存可能だと読んだ気がする。
これから、野菜の切りくず、食べ残しとかは、
ビニールとかに入れて口を縛ってから捨てるとしよう。
もしくは、蓋つきのゴミ箱にするかだな。
くさいものには蓋をしろ、というし。

もうこの手を、罪で染めたくないのに。


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