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DNA - フリーソフトウエア - mkbold-mkitalic

これらは X で使われる BDF 形式のフォントを加工するツールで、文字を太字やイタリック体にして出力する。

もともと Perl (Awk) で書かれたツールがあるのだが、 速さが不満だったので C で作ることにする (もっと前には C 版もあったようなのだが見つからない)。 特徴は以下の通り。

ソースファイル → mkbold-mkitalic-0.11.tar.bz2 (21922 bytes)
説明など → README
FreeBSD → http://www.freshports.org/x11-fonts/mkbold-mkitalic/
Slackware パッケージ
Slackware 12.0 → mkbold-mkitalic-0.11-i486-2.tgz (54649 bytes)
(x86_64) → mkbold-mkitalic-0.11-x86_64-2.tgz (61099 bytes)
Slackware 11.0 → mkbold-mkitalic-0.11-i486-1.tgz (53100 bytes)

変更点

0.11
イタリック体を作るときにメモリ確保不足になるバグを修正した
0.10
int が 32 ビット以上でないシステムでも動くようにした
mkbold の実行速度が少し速くなった
いくつかの細かい問題点が修正された
0.09
実行速度が 0.08 以前の倍程度速くなった
いくつかの細かい問題点が修正された

注意! 0.06 以前のリリースには BDF ファイルの扱いに問題があり、 フォーマットストリング脆弱性があることがわかっています。 また 0.10 以前にはメモリの確保不足によるバグがあります。 そのため 0.11 以降を使うことをお進めします。

ビットマップフォントは通常 PCF で配布されているので、フォント形式を PCF から BDF へ変換する pcf2bdf と BDF から PCF へ変換する bdftopcf と組み合わせて使う。

mkbold

mkbold はフォントを横に一画素分太くする。 一画素分ずらしたデータと単純に論理和をとるよりも可読性がよい、 なるべく文字が読みやすいフォントを出力する。

$ gzip -c -d jiskan24.pcf.gz | pcf2bdf | mkbold -r -L | bdftopcf | gzip > jiskan24b.pcf.gz

mkitalic

mkitalic はフォントをイタリック体のような斜体にする。 単純に斜めにするだけではなく、それなりに文字が読みやすいフォントを出力する。

$ gzip -c -d jiskan24.pcf.gz | pcf2bdf | mkitalic | bdftopcf | gzip > jiskan24i.pcf.gz

mkbolditalic

mkbolditalic はフォントを太字のイタリック体にする。 mkitalic と mkbold を順に使ったものと同等である。

$ gzip -c -d jiskan24.pcf.gz | pcf2bdf | mkbolditalic -r -L | bdftopcf | gzip > jiskan24bi.pcf.gz

出力サンプル

X11R6.7.0 に附属している日本語フォント jiskan24.pcf.gz を元に作成した。

original font

mkbold で作成したフォント。

mkbold output

mkitalic で作成したフォント。

mkitalic output

mkbolditalic で作成したフォント。

mkbolditalic output


参考ページ

http://hp.vector.co.jp/authors/VA013391/tools/#mkbold
見やすい太文字を作る 太BDF計画 mkbold
http://www.tsg.ne.jp/GANA/S/pcf2bdf/
pcf2bdf
http://wiki.fdiary.net/font/
書体関係 Wiki - FrontPage
http://www.x.org/
X.Org (英語)
http://khdd.net/kanou/fonts/x11bdfs.html
X11 で使用できる日本語フォントのリスト
http://openlab.ring.gr.jp/efont/
/efont/ 電子書体オープンラボ

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