FREEGET 構想

 

TARGET が乗り越えられない問題

競馬の database として大変優れている TARGET ですが、TARGET が今後どんなに改良されていっても乗り越えられない問題があります。それは、JRA-VAN の data によって database を構築している限り、JRA-VAN に情報料を支払わなければならない、ということです。

日常的に馬券を買っている人なら、これは大した問題ではないでしょう。月々わずか数千円で素晴らしい database が構築されるのですから。しかし、main race くらいしか馬券を買わない人、G1 競走だけしか馬券を買わない人、さらには馬券を買わずに競馬を見るだけの人にとっては、この出費は大きいものでしょう。

無料の情報を利用する database

そこで私は「無料の情報を利用して database を構築できないか」と考えました。探せばあるものです。次の場所では出馬表や競走結果が毎週 upload されています。

FHRACE の方は NIFTY-SERVE の会員だけしか access できませんが、過去 log という形で昔の data を残しておけるかな、と思います。競馬ニホンは FHRACE よりも詳しいのですが、過去の情報を入手するには dial Q2 を利用しなくてはなりません。どちらも一長一短ですが、うまく活用すれば役立つでしょう。もちろん、JRA-VAN の data に比べれば信頼性は低いですが、無料であることを考えると充分だと思います。

FREEGET か MINIGET

で、これらの無料の情報は TARGET では利用できませんから、新しく database program を作ることとなります。「無料の data を利用する、TARGET まがいの database program」ということで、FREEGET という名前を付けようと思っていますが、出来上がった program が TARGET に比べてあまりに貧弱なら、MINIGET という名前にしようかとも考えています。(さらに縮めて MIGE なんていう名前になるかも知れません。) ここでは取り敢えず FREEGET と呼びます。

JRA-VAN data 仕様に依存しない

さて、JRA-VAN の data を利用しないと決めたのだから、JRA-VAN の data 仕様のしがらみに縛られることはありません。そこで、JRA-VAN の data 仕様から自由であるために可能になることを書き出します。

地方競馬の data も蓄積できる

JRA-VAN では、競馬場は札幌から小倉まで「01」〜「10」という code を採用しています。これを、code 化しないで漢字3文字で保持するようにすると、地方競馬や外国の競馬の data も中央と同様に取り込むことができます。

〔未完〕