ホームルーム担任として毎日することの１つに「出席簿」の管理があります。もちろん、学校で用意されている出席簿に毎日記入していくわけですが、集計とその確認をするときに面倒に感じることがあります。しかし、出席簿とは別に自分のクラスの出欠状況を記録しておくと、集計値の照合に便利です。
　このソフトは、学校でホームルームの生徒の出欠状況を把握・記録するものです。Excel のデータベース機能と VBA を利用していますので、ほとんどの操作が簡略化・自動化されています。

　次のような特徴があります。

1. カードに記入するような感覚でデータの入力ができる。
2. 「欠席・遅刻・早退」の記録をとることにより、月毎の集計と皆勤・精勤の確認ができる。
3. 皆勤・精勤の基準については、各学校の内規に応じてカスタマイズできる。
4. 「公欠・忌引き・出停」の記録をとることができる。
5. データを出席番号順・日付順に並べ替えて、表示・印刷できる。
6. データを出席番号・日付・分類区分で抽出し、表示・印刷できる。
7. 全てのデータを集計した表を表示・印刷できる。
8. 成績処理の際に、ホームルームの生徒の公欠・忌引き・出停・皆勤の状況を確認するよう教科担任に連絡する文書を自動で作成できる。

　このソフトの本体は .exe ファイルではなく .xls ファイル、つまり Excel のブックファイルです。したがって、使用には必ず Microsoft Excel 97/2000/2002 が必要です。
　Windows 95 以降で Excel 97 以降が動く環境であれば、このソフトも利用可能です。

　ダウンロードしたファイルをを解凍すると、次の４つのファイルが作成されます。

• Shukan11.xls(本体ファイル)
• Shukan11.hlp(ヘルプファイル)
• Shukan11.cnt(ヘルプ関連ファイル)
• README.txt

　これらのファイル全てを、必ず同一フォルダの中にコピーしてください。

　「Shukan11.xls」をダブルクリックするなどして起動すると、『出欠管理システム Ver. 1.1』のメインメニュー画面が表示されます。
　メニューの中の「生徒氏名の入力」ボタンを押して、生徒名入力画面に移り、生徒氏名の入力をします。生徒氏名の入力は、このとき一度するだけです。これ以降の出欠状況の入力作業のときには、生徒名選択のダイアログボックスが開きますので、そこで名前を選ぶだけで済みます。
　また、「皆勤・精勤の基準の設定」ボタンを押して表示される画面で、基準をカスタマイズし、各学校の内規に合わせてください。
　「欠席・遅刻・早退」データと「公欠・忌引き・出停」データの入力・訂正については、それぞれのボタンを押してください。
　「欠席・遅刻・早退データの月別集計表示」ボタンを押すと、月毎に集計されたデータの一覧表を見ることができます。「出欠状況データ集計・表示」ボタンを押すと、それぞれの項目の集計のほか、皆勤・精勤の情報が表示された一覧表を表示・印刷することができます。また、「教科担任への連絡文書作成」ボタンを押すと、ホームルームの生徒の公欠・忌引き・出停・皆勤の状況を確認するよう教科担任に連絡する文書を自動で作成します。これは、学期末の成績処理をする時期に便利です。作成された文書は『出欠管理システム』とは別のファイルとして保存されますので、自由に修正・印刷することができます。
　詳しくは、オンラインヘルプをご覧ください。

　画面のスクリーンショットをご覧になりたい方はこちらへどうぞ。メインメニューと集計画面と教科担任への連絡文書が見られます（画像が大きいので、表示完了までに少し時間のかかることがあります）。

●毎日コミュニケーションズのムック『CD-ROM Fan』別冊『CD-ROM Fan フリーウェア Vol.3』（2003年1月30日発売）で Ver. 1.1 が紹介されました。
●宝島のパソコンムック『DOS/V USER DELUXE』（2003年1月4日発売）で Ver. 1.1 が紹介されました。
●宝島のパソコンムック『そのまま使える！最強テンプレート』（2002年12月13日発売）で Ver. 1.1 が紹介されました。
●辰巳出版の『ずばり！EXCEL フリーウェア＆シェアウェア 500』（2002年9月17日発売）で Ver. 1.1 が紹介されました。

Ver.1.1	2002/06/30	印刷コマンドの不具合を修正
Ver.1.0	2002/05/01	Excel 2000 で作成、初公開

　ファイル名をクリックすると『出欠管理システム Ver. 1.1 for Excel』がダウンロードできます。

shukan11.lzh

LHA形式圧縮書庫ファイル (125.7KB)