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英語専用発音記号フォント


 英語教師であれば、発音記号をワープロ等で利用したいことはよくあります。ワープロソフト自体が持っている機能では十分な結果が得られないため、以前、このコーナーで SIL の IPA (International Phonetic Alphabets) フォントを紹介しました。
 これは国際発音記号(IPA) に対応した優れもので、世界中で使われているものです。ただし、欠点もあって、あまりにも豊富な記号を持っているため、キーボードからの入力には Keyman (Tavultesoft Keyboard Manager) というツールを使わなければならないんです。また、中学や高校で使っているのはもっと記号の数の少ない簡易体系なので、SIL の IPA フォントは不必要に記号が多いと言うこともできるかもしれません。

English Phonetic Symbols KK  ところが、最近とてもいいフォントを見つけました。
 それが、English Phonetic Symbol KK です。もちろんフリーです。
 作者の言葉によれば、「必要最小限の英語専用の発音記号フォントを入力が容易なコード体系で作成」 したものだそうです。必要最小限とはいえ、十分な種類の記号を備えています。もちろんアクセント記号にも対応しています。右の画像がそのサンプルです。
 記号の数が少ないため、キーボードからの入力も簡単に覚えられます。特別な入力用のソフトは必要ありません。扱いやすさの点では、SIL のフォントとは比べものになりません。

 わたしは長い間、SIL のフォントを使ってきましたが、現在ではこちらに乗り換えてしまっています。入力の簡単さという利点は見逃せません。ずいぶん楽になりました。

 作者のホームページ 「英語学習ツールのページ」(http://homepage2.nifty.com/EnglishTool/)からダウンロードできます。ぜひ、お試しください。

 なお、この「英語学習ツールのページ」では、発音記号フォントのほかに単語学習用のソフトなどが公開されていますので、英語の先生は一度のぞいてみると面白いかもしれません。



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