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文書ファイルをメニューに登録する

　あるソフトウェアを使って仕事をするときに、頻繁に使用するファイルというのがあります。頻繁に使う以上は手軽に開きたいものです。［ファイル］メニューの「最近使ったファイル」から開くのが速いですが、これは文字通り最近使ったファイルのみですし、最大でも 9 つ前までに開いていないと表示されません。
　でも、Word 98/2000 には、もっと便利な方法があるんです。これは、文書ファイルをメニューに登録してしまうというものです。最大 9 つの文書を登録できます。まずは、メニューバーに［作業］というメニューを追加して準備をしておきましょう。次の手順でやってみてください。

  1. メニューの［ツール］−［ユーザー設定］を選択してください。
    （あるいは、メニューバー上で右クリックをして［ユーザー設定］を選択）
  2. 次のような［ユーザー設定］ダイアログボックスが表示されるので、［コマンド］タブを選択してください。
    ユーザー設定
  3. ［分類］ボックスで、下の方にある「組み込みのメニュー」を選択してください。
  4. 次に右側の［コマンド］で、やはり下の方にある「作業」を表示し、これをメニューバーの好みの位置までドラッグ＆ドロップしてください。
　以上の操作で、Word のメニューバーに［作業］というメニューが追加されました。これで準備完了です。頻繁に使うファイルは、この［作業］メニューに登録するわけです。

　では次に、文書ファイルを登録してみましょう。
　これは非常に簡単です。登録したい文書を開いている状態で、［作業］−［作業メニューに追加］を選択するだけです。これだけで、このメニューに登録されます。もちろんファイルを開くときは、登録されたメニューを実行するだけです。

　登録した文書ファイルの削除は、ちょっと変わった方法です。キーボードで [Alt] ＋ [Ctrl] ＋ [−（ハイフン）] キーを押してください。この３つを一度に押すということです。これは Tools Customize Remove Menu Shoertcut という名前の、メニューバーからメニューを削除するための特別なコマンドです。するとマウスポインタがハイフンをものすごく太くしたような状態になります。このまま［作業］メニュー内の該当文書ファイル名を選択すれば、メニューから削除されます。
　［作業］メニュー自体を削除して、もとの状態に戻したい場合は、［ツール］−［ユーザー設定］を実行して［ユーザー設定］ダイアログボックスが表示されている状態で、［作業］メニューをメニューバーの外へドラッグ＆ドロップしてください。これは通常のメニューやツールバーアイコンの削除と同様です。



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