特設「西洋魔術結社に愛の手をっ!」
第5章:「カース」編
『この呪い、貴方にあげる……』


現時点では、まだ「悠久の処女宮」は発売されておらず、その全貌は明らかにされていない。
以下の文章は、それを前提で読んでいただく必要がある。

まず効果であるが、簡単に言うと「ブレイクにも効果を及ぼし、捨て札せずにデッキへ戻すマイクロブラックホール」である。 ここでのポイントは何と言っても、ブレイクしていても同名のカードがあれば吸い込んでしまう点である。 この点で荼吉尼天経やマイクロブラックホールとは、似ている効果であるが使用感覚はまったく異なる事が想像できる。

では、どの様にすればいいのか。如何にすれば、自らの被害を最小限に押さえる事ができるのか。 それを考えない事には、このカードを使用する権利はないと思ってもらって間違い無いであろう。

ブレイクしていても吸い込まれるのなら、「絶対に吸い込まれないキャラ」というのは「場に一人しか存在し得ないキャラ」と 読み替える事が可能になる。つまりはネームレベルである。
その点、WIZ-DOMにはネームレベルで使えるキャラが割と多く存在している。 チャージの「サンタ少女"ニコル・クラウス"」に、ドローの「星詠み"エレノール・フォーチュネイト"」。 他にもネームレベルは沢山いるが、その多くは精神攻撃を持っておりガード要員として申し分ない。
また、「呪文書グリモワール」を持っているのも強みである。

しかし、使用の際には「何をしたいのか」「何の為に使用するのか」ということをしっかりと考える必要がある。 なぜなら、このカードは自分を巻き込むからである。このカードは捨て札せずにデッキに戻すからである。
普通に使ったならば、コストを払う以上こちらのアドバンテージが不利となる。 それを踏まえて使う理由はどこにあるのであろうか?

相手のガードキャラを減らす、展開を遅らせて足止めする、自分のデッキを回復する、等々。
どの理由のために使うのが正しいかというのは現時点では答を出す事はできない。 だがしかし、場を一掃できるカードという点では強力である事に間違いはないだろう。

WIZ-DOMにとって、待望の全体除去カードである、カース。 この存在は今までのWIZ-DOMの戦略を変えるはずである。 上手に使って勝利へと導いて欲しい。

願わくば、自らに呪いを振り掛けぬよう……