ＩＥ4.0ブラウザ機能の便利機能

●オフラインでのWebページ閲覧

ダイアルアップ接続ユーザにとって、これはありがたい機能ですね。
ＩＥ4.0では、メニューから「ファイル」→「オフライン作業」を選択するだけで、インターネットに接続していなくても過去に読み込んだページを表示させることができます。（もちろん、キャッシュに残っている場合のみです。残す容量は自由に設定できます。）

●オートコンプリート機能

この機能は、過去に入力したＵＲＬ履歴と照合して、現在入力途中のＵＲＬを自動的に補完してくれる機能です。
この機能は、デフォルトでＯＮになっているので、特に設定は必要ありません。もし、ＯＦＦにしたい場合は、「表示」→「インターネットオプション」→「詳細設定」の中の「オートコンプリートの使用」チェックボックスをオフにすれば可能です。
この機能を使用している状態で、ＵＲＬを途中まで入力してから、しばらく待つと、残りのＵＲＬが自動的に補完されます。補完候補が複数存在する場合は、カーソルの上下キーを押して、補完候補を選択することができます。
なお、この機能は、シェル統合機能をインストールしている場合、ローカルパス指定でも有効です。

●新しいウインドウで開く

ネットサーフィンしていると、本来の目的でないがおもしろそうなリンクに会うことがあります。
そういった場合、現在使用しているウインドウで移動してしまうと、元の場所へ戻るのが大変です。そのために、その脇道リンクをたどるのをあきらめる場合も多々あります。そういう場合に便利な機能です。
脇道にそれるリンクをたどりたい場合、リンクの上にマウスを移動させ、右クリックすると「新しいウインドウで開く」という項目があります。そこをクリックすれば、そのリンク先を別ウインドウに表示してくれますから、今表示している内容は、元のウインドウにちゃんと残っているため、「戻る」ボタンを何度も押して戻らなくても、ウインドウを切り替えるだけで簡単に元の道に戻ることができます。
※この機能は、[SHIFT]ボタンを押しながら、左クリックしても実現できます。

●購読機能の使用・設定方法

特定のＵＲＬと時刻をあらかじめ設定しておき、その時間になると、ＩＥ4.0が自動的にそのサイトへアクセスして更新しているかどうかのチェックをしたり、ページをダウンロードする機構です。
ページの更新は、お気に入りアイコンにチェックを付けたり、メールを送信することで通知されます。
購読する階層は、自由に設定可能ですが、単純にリンク数しか見ていないので、あまり多く指定するのは実用的ではありません。（他のサイトへのリンクをたどるかどうかは指定可能）

　※購読設定の変更
購読設定の変更は、「お気に入り」→「購読の管理」を選択し、Subscriptionsフォルダを開きます。そして、設定変更したい購読項目を右クリックしてから、「プロパティ」を選択すれば可能です。

　※購読機能のダウンロードを手動にする
時刻を指定して購読するように設定していると、その時刻には、必ずパソコンの電源を入れておかなくてはならなくなります。それでは、多くの人は、この機能を利用できないか、もしくは利用しにくいでしょう。そこで、購読のスケジュールを「手動」に設定することをお勧めします。こうすると、明示的に購読を指示しない限り購読は行われません。購読したくなったら、「お気に入り」→「すべての購読を更新」を選択すればＯＫです。

※自動巡回ツールとはちょっと違う

オフラインでの参照や購読機能などは、一見、今までの市販の自動巡回ツールの機能を搭載したかのようにも思えますが、あくまでも、ページの保存は「キャッシュデータ」としてなので、一定の時間がたつと削除されてしまいます。一定以上のＨＤＤスペースを占有しないというメリットはあるものの、ずっと保存しておきたい場合には向きません。
また、購読機能では、リンクをたどる先は、上の階層であっても下の階層であっても関係なく進むので、市販のソフトからすると、低機能です。
あくまでも、一時的にオフラインでの閲覧ができるというだけですね。

「Internet Explorer 4.0」のブラウザ機能