============================================= Address Book Converter for Datula Version 1.4 ============================================= ■ はじめに ■ Address Book Converter は、様々な形式のアドレス帳をDatulaアドレス帳に 変換するソフトウェアです。Outlook Express, Netscape Messenger や Becky! Internet Mail から Datula (優れものの電子メール&ネットニュース 統合型ソフトウェア) への移行が容易になるように作りました。 ■ 特徴 ■ - MS Outlook Express, MS Internet Mail のアドレス帳のクリップボード 形式、Netscape Messenger および Becky! Internet Mail のアドレス帳 形式、CSV形式、vCard をサポート。 - インポートしたアドレス帳を既存のDatulaアドレス帳に追加できる。 - Borland Delphi で書かれているためサイズがコンパクトで動作も軽い。 - ソースプログラム公開なので自分用にカスタマイズできる。 (ソースの短さにびっくりすることでしょう ^^;) ■ 動作環境 ■ 【 機種 】 PC-AT 互換機または NEC PC-98 シリーズ。 【 OS 】 Microsoft Windows (95以降) の上で動作します。 その他の OS では動作しません。 【 ディスク容量 】 Address Book Converter をインストールするためには、約260KBの ハードディスクの空きを必要とします。 【 コンパイラ 】 バイナリファイルを使うだけなら必要ありません。 ソースファイルのコンパイルには Delphi 3.0 / 3.1 が必要です。 ■ インストール ■ アーカイブを展開し、中の実行ファイルを任意のフォルダ (例えば Datula と同じフォルダ) に置いてください。単体で動作します。 ■ アンインストール ■ レジストリや作業ファイルは使っていませんので、実行ファイルを ごみ箱へ入れるだけでアンインストール完了です。 ■ 使い方 ■ 1. Address Book Converter をダブルクリックで起動します。 2. インポートするファイルを指定します。 3. 出力するDatulaアドレス帳ファイルを指定します。 (Datula のデータフォルダにある AddressBook というファイル) 【 Netscape Messenger のアドレス帳形式 (ldif形式) のファイルを作る 】 1. Netscape Messenger のアドレス帳を起動します。 2. ファイル - 名前を付けて保存 を選びます。 3. 出力するファイル名を入力します。拡張子は .ldif を付けます。 【 Outlook Express のアドレス帳からCSV形式のファイルを作る 】 1. Outlook Express のアドレス帳を起動します。 2. ファイル - エクスポート - アドレス帳 - テキストファイル(CSV) を選びます。 3. 出力するファイル名を入力し、次へをクリックします。 4. エクスポートするフィールドは「名前」と「電子メールアドレス」と 「コメント」を選びます。他のフィールドのチェックは外します。 5. 完了をクリックします。 【 MS Outlook Express のアドレス帳からクリップボード形式のファイルを作る 】 1. Outlook Express のアドレス帳を起動します。 2. 出力したい対象をクリックや Ctrl or Shift + クリック等で選びます。 3. 編集 - コピー を選び、クリップボードにコピーします。 4. メモ帳など、テキストエディタを起動します。 5. 編集 - 貼り付け 等でクリップボードの内容をペーストします。 6. ファイル - 名前を付けて保存 等でファイルを保存します。 拡張子は .txt を選びます。 【 MS Internet Mail のアドレス帳からクリップボード形式のファイルを作る 】 Outlook Express の場合と同様です。 【 Becky! Internet Mail のアドレス帳の所在 】 Becky! Internet Mailのメールボックスのフォルダと並んで存在する AddrBookフォルダに、グループ毎に別ファイルとして存在します。 このファイルを指定すれば取り込めます。 ■ 使用条件 ■ Address Book Converter はフリーソフトウェアとします。寄付は歓迎します。 バイナリの再配布は制限しません。FTP, Web, BBS への転載、雑誌への掲載を 認めます。ただし、アーカイブを改変しないこと。 ソースファイルの再配布は、次のいずれかの条件を満たしたものについて認めます。 1. アーカイブを変更しないもの。 2. 誰がどこを変更したかを明示したもの。 なお再配布にあたっては、事後で結構ですのでメールにてご連絡ください。 不具合の報告、パッチの提供は歓迎しますが、必ず修正できることを約束する ものではありません。なお、当ソフトウェアを使用することによっていかなる 損害が生じても、著作権者は一切の責任を負いません。 ■ 著作権 ■ Address Book Converter のプログラムおよびドキュメントの著作権は 尾崎哲が保有します。 Copyright (C) 1998, 1999 Satoshi OZAKI. All rights reserved. ■ 更新履歴 ■ Version 0.9 (1998年6月14日) Outlook Express のエクスポートする CSV形式のアドレス帳を 変換するために実装した。 テスタ用β版公開。 ソースファイルも公開。 Version 0.9.1 (1998年6月16日) 出力ファイル選択キャンセル時の動作を修正。 Version 1.0 (1998年6月20日) 複数回実行時に出力グループ名が同じにならないように時刻情報を付加。 実行ファイルのアイコン決定。 予定していた機能実装が完了したので正式リリース。 Version 1.1 (1998年6月23日) Netscape Messenger, MS Internet Mail からの移行もサポート。 Version 1.2 (1998年7月3日) vCard のインポートをサポート。 OutLook Express アドレス帳がエクスポートする SJIS で 書かれた vCard および Netscape Messenger が作る Quoted-Printableエンコードされた vCard の両方に対応。 入力ファイルをアイコンへドラッグ&ドロップで変換可に。 コマンドラインから adrsconv InFile OutFile で実行可に。 追加アドレスが1つの時はグループに入れないようにした。 Version 1.3 (1998年7月4日) Becky! Internet Mail アドレス帳のインポートをサポート。 この機能は、戀塚昭彦さん から提供していただいたソースコードに基づいて実装しました。 戀塚さんありがとうございます。 Version 1.3.1 (1998年7月7日) インポートファイル選択ダイアログのフィルターに「インポート 可能なすべてのファイル」を追加しこれをデフォルトに。 出力ファイル選択ダイアログの初期フォルダを Datula の データフォルダに設定 (Datulaのレジストリを読む)。 Version 1.4 (1999年7月28日) Datula 1.12 から採用になったアドレス帳拡張フィールドに対応。 CSV, vCard についてはメモ欄を移行対象に。 Becky! Internet Mail アドレス帳についてはすべての欄を移行対象に。 ■ 最新版の入手 ■ 最新版ダウンロードは,下の URL からどうぞ. サポート掲示板も設置しています. http://hp.vector.co.jp/authors/VA014121/ ■ 連絡先 ■ 尾崎哲(おざきさとし) http://252.teacup.com/ozaki/mbox/