HELP.FLTRの使い方

このフィルターはバルーンヘルプを活用するためのフィルターですが、困った事にマニュアルに書かれている事と異なる点が多々あります。そのため動作が分からず使用していない人が多いのではないでしょうか。(特にFB^3ユーザー)

FB^2

実際の動作

マニュアル記載

FBで最初にRUNした時

ヘルプファイルの名前を尋ねてくる。その名前でシステム:Preferencesのフォルダーに、ヘルプファイルが作成される。(省略値:Program Help)

同左

バルーンヘルプ作成

FBRUNで動作させた上で

各オブジェクト上にカーソルをあわせ、そこでHELPキーを押すか、option + shift + ? をキー入力する。

画面の下部にHELPウィンドウが表示されるので、そこにバルーンヘルプで表示したい文章を入力し、SAVEボタンを押す。

同左

バルーンヘルプファイルの保存場所

システム:Preferencesフォルダーか、アプリケーションと同じ階層。

記載無し

バルーンヘルプファイルの名前の変更方法

"STR "ID=4000で変更する。リソース名は"Help File Name"

同左

 

FB^3

実際の動作

マニュアル記載

FBで最初にRUNした時

システム:Preferencesのフォルダーに、”FB^3 Default Help File”という名前のヘルプファイルが作成される。

ヘルプファイルの名前を尋ねてくる。その名前でシステム:Preferencesのフォルダーに、ヘルプファイルが作成される。

バルーンヘルプ作成

FBRUNで動作させた上で

各オブジェクト上にカーソルをあわせ、そこでHELPキーを押すか、option + shift + ? をキー入力する。

画面の下部にHELPウィンドウが表示されるので、そこにバルーンヘルプで表示したい文章を入力し、SAVEボタンを押す。

同左

バルーンヘルプファイルの保存場所

システム:Preferencesフォルダーか、アプリケーションと同じ階層。

記載無し

バルーンヘルプファイルの名前の変更方法

HFS Util.FLTRFN openHelpFileにおいて、gHelpFileName$ = ”FB^3 Default Help File”の文字列を変更する。

"STR "ID=4000で変更する。

 

以上を踏まえ一般的な作成方法を下記に示します。

1. FBRUNでアプリを実行します。

2. カーソルを各オブジェクトに合せる。

3. HELPキー、または option + shift + ? を押す。

4. バルーンヘルプに表示する文章をヘルプウィンドウに入力する。

5. ヘルプウィンドウ中のSAVEボタンを押す。

6. 2から5を繰り返す。

7. アプリを終了する。

8. システムフォルダー中の”Preferences”という英語名の初期設定フォルダーを開く。

9. そこに”FB^3 Default Help File”という名前のファイル(FB^2では最初に起動した
際に指定したヘルプ名
)を、アプリと同じ位置に移動する。

10. 以後バルーンヘルプを追加したい場合は、1から7の作業でアプリ上に
移動したヘルプファイルに更新される。

その他の注意事項

バルーンヘルプファイルではstyl , TEXT リソース ID 12000 を使用しています。

リソースファイル番号は、gHelpResRef です。

注意事項としては、このリソースは常に開かれた状態にありますので、styl , TEXT リソース ID 12000 と同じリソースは極力用いない方が良いです。