もどりゅ

1999/12/02 作成

[ Autorun.infの書式 ]


Asd_menu.gif

 「Autorun.inf」の書式についての文章が殆ど見つからないのでここで私の分かる情報を書いておきます。何かの参考にしていただけると嬉しいです。
 なお、記述内容については、一切保証しません。この記述に誤りなどがあって、CD-Rなどが無駄になったとしても筆者は関知しません。


 ファイル名は必ず「Autorun.inf」にして下さい。また、「Autorun.inf」を入れる場所はドライブ(CD−R等)のルートフォルダです。この2つを間違えると自動再生されません。
 フォルダを指定する時は、ルートフォルダから見た相対パスで書きます。絶対アドレスでも動作するとは思いますが、CD-ROMドライブのドライブ番号が変わったりすると動作しなくなっちゃう可能性があります。


 簡単な Autorun.inf ファイルを以下に書き、それを見ながら説明していきます。

[Autorun] ※1
open=Program.exe ※2
icon=Icon.ico ※3
shell\readme=お読みください(&R) ※4
shell\readme\command=notepad readme.txt ※5




※1・・・[Autorun]「このファイルはオートランファイルですよー」てな感じの意味です。こういうものだと思ってください。



※2・・・"open=" この行はメディアを挿入した時、自動再生したいファイル名を書きます。
補足:ヘルプファイル等の実行ファイル以外のものを実行させたい時は、ファイル名の前に、そのファイルを実行する事の出来るプログラムのコマンドを書くと実行出来ます。ただし、パスの通ったフォルダにあるプログラムだけです。
    例えば、ヘルプファイルの場合は

open=Winhlp32 Tabito.hlp


    テキストファイルの場合は 

open=notepad readme.txt


    のように書きます。
また、フォルダを表示(フォルダの中のファイルを表示)するなら、

open=EXPLORER \Windows\system\


   のように書きます。最後の"\"は無くてもOK。最初の"\"は、無いと何故か、フォルダ名の全角文字を使ってると表示されないので付けています。ルートを表示する時は、"\"だけでOK。
   これらの書き方は、※5の所でも、出来ます。



※3・・・"icon=" このautorun.infがあるドライブを(エクスプローラなどで)表示するアイコンを指定します。拡張子が"ico"のアイコンファイルや、EXEファイルを指定します。EXEファイルの場合はアイコンのインデックスを指定することもできます。

icon=Program.exe,1


 このようにインデックスを指定します。インデックスを省略すれば、インデックス "0"(エクスプローラとかで表示されてるアイコン)のアイコンが表示されます。



※4・・・"shell\xxxxxx=" ドライブの上で右クリックされたときのメニューを拡張します。ここでは、メニューの項目名を指定します。
 あまり長く書くとちゃんと表示されません。また、「&R」のように、"&"の後に半角英数字を書くとこのメニューを起動するショートカットを設定することも出来ます。
補足:"xxxxxx"は任意の名前。半角でも全角でもOKなようです。



※5・・・"shell\xxxxxx\command=" 上で設定したメニューの項目名をクリックすると、再生(起動)するファイルを書きます。"xxxxxx"の部分は、上で書いたものと同じでなくてな動作しません。
 ※4と※5はこの2行で一組です。※4と※5でショートカットメニューを実現します。
補足:※4と※5は、書く順番が逆でも大丈夫です。
    実行ファイル以外のファイルを実行したい時は、※2の補足を見て下さい。



注意・補足)
・アイコンを指定するところ意外は、普通に書くと実行ファイル(*.EXE,*.COM,*.BAT)しか動作しません。
・ファイルを選択する時、指定するファイルがフォルダに入ってる場合、相対パスでフォルダを指定して下さい。("text\Read.TxT"のように)
・実行するファイルを相対パスで選ぶ時、始めのフォルダに半角スペースがあるとちゃんと実行されません。また、実行ファイル以外のファイルも実行されない物もあります。
 ("open=Program Files\Main.exe"←これは最初のフォルダ名にスペースが入っているので動作しません。)
 ("open=Program\File Open\Main.exe"←これはフォルダ名にスペースが入っているのですが、最初のフォルダではないのでちゃんと動作します。)
 ("open=Winhlp32 Program Files\Tabito.hlp"←これは、動作します。)
 ("open=Write Program Files\Tabito.DOC"←これは、ナゼが動作しません。Writeはダメなようです。)
・ショートカットメニューの部分を2個以上書くと、書いた順番にメニューに表示されます。





・Windows95/98の裏技 *** このソフト作成中に見つけた裏技 ***
 ハードディスク等に「Autorun.inf」ファイルを作っても、そのファイルが有効になる(アイコンが表示されたり、自動再生できるようになる)のは普通、再起動した後なんですよね。エクスプローラーを起動しなおしたり、[ F5 ]を押して更新しても有効にならないんです。(T.T)だから再起動するしかないのです。でも、何度も「Autorun.inf」を書き換えて動作チェックするときは、何度も何度も再起動するのは時間がかかって と〜〜〜〜〜っても面倒ですよね? しかぁ〜し、再起動しなくても、書き換えた「Autorun.inf」を直ぐに有効にする方法を見つけました!!!

【やり方】
 「Autorun.inf」ファイルを作成し、ドライブのルートフォルダに入れます。  次に、「Windowsの終了」ボタンを押します。そして、画面が灰色っぽい画面になったら「キャンセル」ボタンを押してWindowsの終了をキャンセルしちゃいます。これだけ。
 あとは、エクスプローラを起動するなり、[ F5 ]を押して更新するなりして自動再生してみたり、や、アイコンを見て下さい。ちゃんと「Autorun.inf」ファイルが有効になったでしょ?
 これで気楽に「Autorun.inf」の動作チェックが出来ますね。(^^)V




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