PC110にWindows95 OSR2 をインストールする
CPU | 386SX-33MHz |
MEMORY | 8M(20Mに増設済み) |
ディスプレイ | 4.7インチDSTNカラーVGA |
メインストレージ | 4MBフラッシュメモリ+105M type3 HDD |
オーディオ | PCM/FM音源 |
モデム | データ:2400/FAX:9600bps |
OS | PC DOS7.0/V & Win95OSR2 |
PC110で使い慣れたwin95を使いたい。なぜか。そんなことを考える人が少ないからだ。人とは違ったことをしたい、そんなあなたと私にお送りする、あまのじゃくなページである。なお、インストールにあたり、WEB上でインストール法を紹介されている方々の情報がなかったらこんなにスムーズにインストールはできなかったでしょう。Thanks!
目次
ご存じの通りPC110にはHDDがない。モデルYDWにはあるが私が購入したモデルは○−Zoneの秘密工場でHDDectomy(造語。Hard Disk + ectomy)を受け、見事にYD1(だっけ?メモリが8Mの物って?)として蘇ったものでした。よってストレージを買わなくてはいけない。何を買うか。先天性慢性金欠症のσ(^_^; としては秋葉原で売っていた放出品と思われる105MのHDDを用いることにした。
2.どうやって?
さて、インストールだがいくつかの方法が考えられます
#1 DOSまたはWin3.1でSCSIカードを認識させ、CDROMなどを用いてインストール。
#2 DOSまたはWin3.1でNICを認識させ、母艦からインストール
#3 赤外線を使う(できるのか?)
#4 フロッピー版のWin95を使う
#5 パラレル接続のCDROMを使う
などが考えられるが#1〜#3はSkill不足とWIN3.1を持っていないので却下。(T_T) #4は持っていない、OSR2じゃない等から不可となり、#5でいくこととしました。
DOSでパラレル接続のCD-ROMを認識させ、いざインストール!と思ったが容量不足のためインストールできないとwindowsに怒られてしまった。なんでもOSR2のWin95は最小インストールでも約120M必要らしい。このままあきらめるしかないかと思った。だがいろいろやってみているとsetupコマンドにはオプションがあることがわかった。(知らなかったのはσ(^_^; だけか?)その書式は
> setup /?
と打ち込んで確認してほしいっす。(かなり前のことなので忘れてしまった。申し訳ない)このオプションを全部はずすのだ。するとどうだろう、あれだけ容量が足りないと御立腹だったWindowsが素直にsetupされるではないか!途中で止まらないでくれーと祈りながらインストールが終わるのを待つこと数十分、なんと無事にインストールできてしまった。インストール後マイコンピュータでディスク容量を確認するとHDDは2つに分割(100Mと5M)され、約89MがWindowsに使われていました。
3.ドライバを更新する
インストールできたのはいいがこのままでは問題がいくつかあります。
#1 音が出ない
#2 モデムを登録しなければいけない
#3 PCカードスロットが使えない
#1音が出ない
PC110はサウンドチップにESS488を積んでいてインストールの段階で認識はされるもののIRQの判断が間違うことがあるようです。音が出ないときはIRQを "5" に変更してみましょう。
#2 モデムを登録しよう。
PC110に内蔵のモデムはwin95のドライバはありませんが標準のモデム用のドライバが使えます。ハードウェアウィザードを実行してハードウェアの種類でモデムを選択、"一覧から選択するので検出しない"にして”標準2400bpsモデム”を選び、その後の画面で内蔵モデムの割り当てられているポートを指定します。(COM1orCOM2ね。 )
#3 PCカードスロットを使う
TYPE-VのHDDを使っているので当然PCカードスロットは2つとも使えないがT-ZONEで販売されているタイプアダプタを用いてHDDカードをPC110外に出し、残りのスロットを使うことができます。その際、必要になってくるのが”IBM Smart PC Card Drive用修正ディスケット”です。これは本来PC110用のドライバではないんですが一応使えます。お試しになる際はご自分の責任においてどうぞ。もし失敗してもσ(^_^;責任は負いません 。もし試してみようという勇気ある人はこちらのページからどうぞ
4.ファイルを削ってディスクスペースを増やす
σ(^_^; が削ったのはWindowsセットアップ時の壁紙、MS明朝&MSゴシック以外のフォント、各種Readme、ヘルプファイルなどです。もっとガシガシ削れるものもあるんですがσ(^_^;のSkillでは無理でした。詳しく知りたい方はきしもとさんのところのリンク集から情報を探してみてください。
さて、インストールは済んだもののメモリが8MではWindows95は重すぎる。実際、スワップファイルが約12Mとられている。ここはひとつメモリを増設せねばなるまい。増設メモリには8Mと12Mがあるが価格差もわずかだしメモリはたくさんあった方がいいので12Mを選択。いやー、σ(^_^; がメモリを買ったすぐ後にT-ZONEでメモリの値段が急上昇!高くなる前に買って置いてよかった。(^_^)/
6.Biosをアップデートする
総メモリが20Mを越えるのでBiosに認識されなくなる。よってアップデートしなければならない。このページから入手して、付属のドキュメントに従ってFDをつくる。このさい、気をつけなければならないことは必ず2DDのFDを使用するということ。
”ボクは頭がいいから2HDを720Kにフォーマットし直して使うんだ。フフフン。”
などと某ミ○オのようなことは絶対してはいけない。失敗して泣きを見るのが確実。それでもやってみたい方はどうぞ。○のところには”チ”を入れて読んでね。作成したフロッピーをFDDに入れて起動するとアップデートが始まり、しばらくすると終わる。これでメモリがきちんと認識されました。