C/C++言語では関数が動作の最小単位になっています。
main() { main関数の内容 } 関数1() { 関数1の内容 } 関数2() { 関数2の内容 }
BASICなどでは基本的に上から実行されますがC/C++では最初にmain関数が呼ばれ、
main関数が終了するとプログラムが終了します。つまり上のようなプログラムの場合は
main関数の中で関数1と関数2を呼び出さなければ関数1と関数2は実行されません。
C/C++ではまとまった動作を関数としてまとめて必要な時にその関数を呼び出すことによって
プログラムが構成されるわけです。こうするとプログラムの流れがつかみやすくなり、また
バグも直しやすくなります。
関数は何度呼ばれても同じ動作しかしないわけではなく、引数を受け取ってその引数を
使った処理をすることができます。
plus(int a, int b) { c = a + b; }
上のplusという関数は二つのint型の数を受け取ってその合計をcという変数に保存します。
plus( 3 , 6 );
呼び出すときは上の様に二つの数を引数として与えます。この数字を変えれば呼び出すたびに
cという変数にその合計が保存されるわけです。
ですが上の例ではcという変数にしか結果を保存できませんでした。どの変数にも保存できる
ようにするには、戻り値というものを使います。
int plus(int a, int b) { int c; c = a + b; return c; }
関数名の前にintという型がついていますね。これはint型の数を返すという意味で
int result; result = plus( 5 , 7 );
の様にして任意のint型の変数に結果を保存できるようになります。
以上、簡単に関数について解説しました。関数がわかればかなりのことができるように
なります。参考書なども参照しながらしっかり理解しておきましょう。