政治は政策が肝心、とよく言われますが、複数の人間が争いを繰り広げる政治の場では、政策の善悪よりも個人の好き嫌いが勝敗の帰趨を分けることが往々にしてあります。とりわけ選挙にさらされず遠方との取り引きも少なかった中世の宮廷では、この傾向が顕著に現れたことでしょう。
このゲームは、そんな中世貴族たちの人間模様を大幅に単純化し、所要時間の短いシミュレーションゲームとして表現したものです。
現実の宮廷闘争には及ぶべくもありませんが、派閥抗争の一端を味わってみてください。
なお、このゲームはSHARP製ポケットコンピュータPC-E500用に作られたBASIC版シミュレーションゲーム「選帝候クラウス」を、インターネット接続を機としてJavaScript版に移植したものです。
PC-E500版「選帝候クラウス」は工学社の雑誌「Pockecom Journal 1991年11月号」(今は休刊中)に掲載されました。当時のことを覚えてらっしゃる方はメールをくださると嬉しいです。
「選帝候クラウス」の著作権は私こと双剣士が有します。