さて、どうしてあんなに時間がかかったのでしょうか?  
  12時半集合ということで、11時半少し前に我が家を出ました。
道に迷ったりするといけないので、早目に出たんですが、すんなり着いてしまって、早すぎたので、そのまま通り過ぎて、明治村の前まで。
聞いていた通り、本当に、Y君ちから峠を過ぎて直ぐでした。

10月下旬の久しぶりに晴れた、気持ちの良い日曜日でした。
明治村の駐車場は車であふれ、その南にある入鹿池はボートでぎっしり埋まり、家の中にしけ込むには惜しいような秋の行楽日和に、能天気に浮かれた人たちが、観光地を闊歩しています。

戻って、Y君ちには、それでも、12時半ジャストに到着しました。
家の中を覗いてみると、まだ食事中のご様子、それではと、周辺を散歩と称する偵察を行うことにして、ぐるっと一回りしたんですが、宅地化が進んだとはいえ、やまあいの村ですね。
山に、坂やため池、大きな段差を縫って走る細い道。 随所で柿が実り、なかなか素晴らしいところです。

戻って、Y君と話していると、出かける奥さんと擦れ違いで、1時ジャストにA君が到着しました。

 


A氏、iMACとご対面

  今回の目的は、Y君ちの iMAC をインターネットに接続し、お仲間を作り、孤独から開放してあげることです。

作戦としては、テルウェイという、日本高速通信の運営するISP にオンラインで即サインアップしてしまうことに決めてありました。
MAC使いのA君ですが、iMAC を本格的に使うのは初めてなので、まず、一通り、慣れてもらいます。 そして、MACの基本操作を私も知らないので、教えていただきました。

と、談笑して、いよいよ、作戦の実行です。

A君が持参してきた、テルウェイのサインアップ用CDをMACにのせます。 うなりをあげてCDが回転し、ソフトが起動します。
でも、一向に、接続しようとしません。 モデムが変なので、もう一度、初期化してください、と同じことを言うばかりです。
のっけから、躓いてしまいました。幸先の悪いスタートです。 システムを再起動したり、何度もソフトをクリックしたりの繰り返しを、ああじゃないこうじゃないと、二人で言い合いながら試したんですが、にっちもさっちも動きません。

と、接続を確かめてみたら、電話線が 10-BASE のコネクターに。 Y君にやらせて、確認しなかった、こちらのミスでした。

やっと、テルウェイに接続できる準備が整いました。 設定は自動で行ってくれます。 「はい」とか「いいえ」のボタンをクリックしていけば、万事うまくいくはずなんですが、本当はこのときに忘れていることがあったんです。 何を隠そう、この私は今月に入ってからというものロクなことがない。
自分のパソコン自体、未だに原因不明の障害で悪戦苦闘している最中です。 この私が、その時、現場にいるのが一番いけないことでした。
外部と接続して、自動でインターネットエクスプローラーが起動して、さあ、実際の手続き画面になるぞ、というところで、通信が止まってしまって、どれだけ待っても、白い画面になにも現れてきません。

数回試みましたが、結果は同じでした。

そこで、方向を変えて、私のIDで、biglibe に接続することにしました。 前回も試みているんですが、再度確かめることに。
設定に手間取ったものの、ちゃんと、接続できて、ブラウザでホームページを見て渡ることができます。
私の記録では、2時半頃に、この接続のテストをしています。 自分のホームページのアクセスログに記録が残っています。
しかしながら、テルウェイのサインアップ・ソフトからは、接続できません。

テルウェイはあきらめて、じゃ、biglobe に、と言うことで、そのまま、WEB から、サインアップしてしまおうとしたのですが、ここでもまた、私はよからぬことを思いつきました。

つまり、雑誌の付録CDを利用して登録すれば、少しですが、恩典を受けることができます。それで、本屋へ行くことにしました。

はははは、ご近所の本屋へと思ったんですが、ちょっとありました。 ついでに、MACの入門書も、Y君に買ってもらいました。

で、付録CDのオンラインサインアップ用ナビソフトで、biglobeに登録して、良かった、良かったになるはずだったんですが、ところがどっこい、問屋はそう簡単におろさない。
銀行だって大手を振って貸し渋りをするご時世です。30% まで、読み込んだところで、中断してしまいます。何度やっても。

 


A氏の講義を真剣に受けるY氏

   グググググググ。 結局、私のIDを使って、普通に、WEB 上から、サインアップすることにしました。 WEB 上からですと、サインアップできるカードの種類は限られているんですが、偶然にも、Y君の用意したカードは大丈夫でした。
一回目は、入力ミスでハネられましたが、2回目は無事通過。 そして、あっけないくらい、簡単に、Y君のIDとパスワードが、ブラウザに表示されました。メールアカウントも、OK。

実は、本屋から帰ってきて、すぐに、ODNにも接続を試みたんですが、こちらにもうまく繋がりませんでした。 その時には、フリーズしてしまい、リセットボタンの押し方を、期せずしてY君は覚えることができました。

では、なぜ、biglobe には接続できたんでしょうか?
他の ISP のIDを書きとめておかなかったので、実験はできませんでしたが、何事もなく接続できたのは、biglobe だけでした。
仮説ですが、今回思い当たるのは、biglobe のアクセスポイントは、まだ、V.90 に対応していないことです。
56Kbps までは繋げるはずですが、接続をした時は、昼間なのに、最高でも 37Kbpsぐらいでした。
つまり、iMAC の内蔵モデムにある V.90 の問題が影響したのかもしれません。

Y君のアカウントを取得した時には、もう夕闇が迫っていました。
一通り、アウトルックで、メールの送受信をする方法を覚えてもらったのですが、時間がなくて、詳しくは説明できませんでした。

と、あたふたとかなり煮詰まったりしましたが、とりあえず、当初の予定をなんとか達成して、我々が帰途についたのは、6時過ぎでした。 外は真っ暗でした。

さて、どうしてあんなに時間がかかったのでしょうか?
今もって、わかりません。

 


最初に 戻ります。