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んじゃこれらのVCD,どこで売っているの?それが,香港のオタク青年が集まる「信和中心」(Sino Centre)。とりあえずここに行けば,香港で流通しているおたくVCDはほぼすべてゲットできるのだ!
地下鉄旺角(Mong Kok)駅からネイザンストリート(Nathan st.)を南に10分ほど歩くと,通りの左側にそれはあった…。入り口が少しキレイなので「ここじゃないんじゃないかな…」って気もするが,エスカレーターを上がると…。すげーよVCDだらけだよ!
秋葉原の「ラジオセンター」のような1坪程度の広さの店が,各階に20店舗ほど。これが2から4階と,地下1階に存在している。主に2・3階に,VCDや普通のCDが並ぶ。値段はだいたいVCDが1枚20HK$(約300円)。オーディオCDは40HK$(約600円)。なんでオーディオCDのほうが高いのかな…(つーても日本に比べると異常に安いが)とか思ったら,オーディオCDはほとんどビニールでパッケージングされ,さらに出来がよい。
VCDは,ほとんどが日本の作品で,アニメやドラマ,アイドルのプロモビデオ。アニメは「ガオガイガー」が人気で,どこの店でもテレビで映像が流れっぱなしになっており,とてもここが外国とは思えない…。放送終了したばかりのドラマ「ビューティフルライフ」がすでに販売されていたり,SPEED解散記念のVCDが出ていたり,時間差はほとんどないようだ。
中央のキャラの名前「あかり」が「阿光」と訳されていたりして,字幕を見るのも楽しい |
よし,買う場所もわかった。んでも,どーやって買うの?広東語なんてわからないし,そもそもガイジンに売ってくれるの?そんなことはない。買うのは簡単だ。店のにーちゃんに買うものとお金を差し出すだけだ。お金も,日本のように消費税なんてないので,値札の通りに払っておけばいい。不安なら,少し多めに出しておけばいい。店のにーちゃんが商品とおつりを差し出したら,サンクスとかンコイとか言えばカンペキだ。マックでコーラを買うよりもはるかに簡単である。
店のにーちゃんはほとんどバイトなので,ガイジンだからといってボラれることは全くないと言っていい。ただし不良品は多く,買ったら中身が入っていないとか,CDが読めないとかはしょっちゅうだ。仮に不良品でも,言葉が通じないと交換は難しいので,あきらめてもう一つ買おう。
んでVCDを買ってみると驚くのが,ほとんどのVCDが表面ピクチャーCDであること。けっこう気合いが入っている。多くの作品はちゃんとプレスしたCDなのだが,一部CD-Rで,表面は印刷したシールでごまかしているものもある。これは,たぶん以下の2つの場合みたい。
1)売れるかわからないので,とりあえずCD-Rで生産(売れたらプレス)
2)プレスした製品をコピーしたもの
たぶんCD-Rは安っちいものを使っているに違いないので,ちゃんとプレスされたCDを買った方がいいだろう。他の店と比べ異様に安いとか,店員が一生懸命箱詰めしている店(笑)は,大抵CD-Rものだ!ちゃんと見極めて買おう(つーてもどれもコピー品なんだと思うんすけどね)。また,一緒に行ったS原氏によると,赤の四角の中に白の龍のマークが書かれた「Video
Star」の製品は,割と出来がいいとの情報(実際そうだった)。
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この「信和中心」に限らずこの後にも出てくる店たちは,学生を相手にしているのか店が開くのは14:00くらいからとかなり遅い(逆に夜は21:00ごろまで)。午前中に観光などをして,夕方に行くのがベスト。また当然,土日は非常に込み合うので,避けた方がいいみたい。
そそ,VCDの他に,最近DVDも出回ってきたようだ。ただ,DVDプレーヤーの普及率がまだ低いのか,買っている人はいなかった…。こちらで生産しているらしい日本のアニメは異常に安く,1枚60HK$ほど。ただし,ハリウッド系の映画は輸入しているせいか非常に高く,日本より少し高い。
ちなみに友人が買った「TV版マクロス」(90HK$,1400円ほど)は,箱の中に2枚のDVDが入っており,26話すべて詰め込まれていた(1枚250分!)!
日本ではあまり見ない両面構造になっており(どーも少し普通のDVDより厚いらしく,機械にひっかかるらしい…(ははは)),リージョンはフリーに設定されていた。またDVDは,字幕は映像と一緒に入っていて,消すことができないのが残念…。