ポポペなプログラミング
〜欲しいプログラムは自分で作ろう〜


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 ポケットポストペットとトリコメールは、WindowsCE 2.12で動いています。
 これは、プログラムを作れば、独自のアプリケーションを動かすことができるということです。

(参考link)→めざせ!ポポペのプロ

1.必要なもの

 WindowsCE用のプログラムは、Windowsパソコン上で作成します。 そのため、パソコンが必要です。
 ツールは、eMbedded Visual Tools 3.0 を使用します。 これは、マイクロソフトが提供する、WindowsCEプログラム作成用の統合環境で、 マイクロソフトのサイトからダウンロードするか、注文して入手します。
 ダウンロードできるのは、英語版だけです。 日本語版が欲しい場合は、注文用のサイトで必要事項を記入し、 その後送られてくる請求書をコンビニへ持って行きお金を支払います。 入金が確認されるとCD-ROMが送られてきます。
 OSは、Windows98SE、WindowsNT4.0SP5、Windows2000が必要です。 WindowsMEとWindowsXPは、対象機種とされていませんが、動作するようです(未確認)。
 ただし、eMbeddd Visual Tools 3.0 に含まれるエミュレーション環境は、 WindowsNT系列のOSでのみ使用できます。Windows98SE系列では使用できません。
 
○Microsoft eMbedded Visual Tools 3.0 のダウンロード(英語)
 http://www.microsoft.com/mobile/downloads/emvt30.asp
○Microsoft eMbedded Visual Tools 3.0 の注文(日本語)
 http://www.microsoft.com/japan/windows/embedded/ce/tools/emvt30order.asp

2.eVT

 eMbedded Visual Tools 3.0(eVT)には、eMbedded Visual Basic 3.0(eVB)と eMbedded Visual C++ 3.0(eVC)が含まれていますが、ポケットポストペット用のプログラムは、 eVCで作成します。eVBでも作れますがDLLを必要とするため、インストールが難しくなります。
 eVTは、今までの開発環境である VisualStudio+Toolkitとは違い、CEプログラム開発専用となっています。 従来の環境では、Windowsプログラムの開発環境でCE用のソフトを作成するため、プログラミング対象を選択して作成する必要がありました。 それに、ヘルプがWinsows用のものにまぎれてしまい、CE用のものを探し出すのも一苦労でした。 eVTの場合、そういった苦労をしなくても済みます。

3.参考書

 私の手元にある参考書です。他にも雑誌の連載記事があるのですが、雑誌そのものを処分してしまったため、現在は残っていません。
 プログラミング時には、MFCを使用するのか、APIで作るのか、C++を使うのか、C言語を使うのか、そういった選択に迫られます。 何を選択するかによって、必要な資料も変わってきます。
 
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著者:石川竜也
名称:WindowsCEプログラミングの応用50例
出版:ソフトバンクパブリッシング(株)
価格:¥3,800+税
発行:2000年
 役に立つTipsが詰まった、手元に置いておきたい本です。
 CEプログラミングの注意点も書かれており、非常に役立ちます。
 VisualStudio98とWindows CE Toolkit for Visual C++ 6.0 向けに書かれており、リストはC言語+APIです。

 (追記)現在絶版のようで、復刊ドットコムで復刊リクエスト投票が行われています(2004.01.13)→http://www.fukkan.com/vote.php3?no=21582

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著者:Douglas Boling
訳者:(株)ドキュメントシステム
名称:プログラミング Microsoft Windows CE
出版:日経BPソフトプレス
価格:¥8,800+税
発行:1999年
 CEプログラム作成時には必帯の本です。サンプルが豊富で、CEとWindowsのプログラミング時の違いや、APIが分かります。
 サンプルリストは、Visual C++ 5.0 と Windows CE Toolkit for Visual C++ 5.0 を使用し、C言語+APIで書かれています。

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著者:Microsoft Corporation
訳者:(株)ドキュメントシステム
名称:Microsoft Windows CE プログラマーズガイド
出版:ASCII出版
価格:¥7,800+税
 こちらもCEとWindowsのプログラミング時の違いや、APIについて書かれています。
 プログラミング Microsoft Windows CEと似た内容なのですが、こちらの方が厚みも内容も薄めになっています。

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著者:ニック・グラッタン+マーシャル・ブレイン
訳者:マイクロソフト(株)佐野勝大
名称:Windows CE 3.0 アプリケーションプログラミング
出版:(株)ピアソン・エデュケーション
価格:¥5,200+税
発行:2001年
 組み込み向けプログラミングの本です。
 今のところ唯一のeVT3.0に対応した本なのですが、画像関連の内容がなく、初心者にはとっつきにくいかもしれません。
 サンプルリストは、C言語+APIの部分とMFCの部分とがあります。

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著者:Jeff Baker
訳者:伊藤栄一郎
名称:windowsCEデベロッパーズガイド
出版:ソフトバンクパブリッシング(株)
価格:¥5,700+税
発行:1997年
 H/PC1.0用に書かれたプログラミングガイドです。
 Windowsプログラミング経験がないと、難しいかもしれません。
 サンプルリストは、Visual C++ 5.0 と Visual C++ for Windows CE を使用し、C++とAPIで書かれています。

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著者:山本信雄
名称:プログラミング学習シリーズ Visual C++
出版:(株)翔泳社
価格:¥2,600+税
発行:1999年
 VisualC++を使用したWindowsプログラミングの入門書です。
 1冊目がC言語+WindowsAPI、2冊目がC++、3冊目がMFCについて解説されています。
 VC++の入門書としてお勧めです。 サンプルリストは、Visual C++ 5.0/6.0 用に書かれており、CEに対応しないものもあるので注意して下さい。

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著者:横井与次郎
名称:WindowsCEプログラミング Toolkit for Visual Basic 6.0
出版:エーアイ出版(株)
価格:¥2,800+税
発行:1997年
 Visual BasicによるCEプログラム作成方法が書かれています。
 Visual Basic 6.0 と Windows CE Toolkit for VisualBasic 6.0 を用いた、H/PC2.0向けのアプリケーション開発のお話です。

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著者:John Murray
訳者:(株)ドキュメントシステム
名称:インサイド Microsoft Windows CE
出版:日経BPソフトプレス
価格:¥3,800+税
発行:1998年
 WindowsCE自体の生い立ちや、その構造等について書かれた本です。プログラミング自体については書かれていません。

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著者:細野智之 他
名称:TRY!PC 2000年2月
記事:特集 Windows CE 大全 〜使いこなしから、自作プログラムまで〜
出版:CQ出版社
価格:¥848(税込み)

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著者:今井透
名称:C MAGAZINE 2001年10月
記事:特集2 フリー環境でアプリケーションを作ろう eMbedded Visual Tools 3.0編
出版:ソフトバンクパブリッシング(株)
価格:¥1,200(税込み)
 雑誌のため入手するのは困難ですが、バックナンバーのある書店等で見かけることがあれば、購入しても損はありません。
 ポポペCE化でおなじみの今井氏が、eVCのMFCを利用したプログラミングの方法について書かれています。
 サンプルプログラムがテキストエディタで、参考になるコードが掲載されています。

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著者:大和哲
名称:Oh!X 2001年春号
記事:特集 ポケットの中のコンピュータ達 〜携帯系プログラミング eMbedded Visual Tools 3.0でWindowsCEプログラミング
出版:ソフトバンクパブリッシング(株)
価格:¥2,667+税

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2002-04-06 TakimotoShibuki
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