整数リテラルと浮動小数点リテラル
基本データの型を直接、表したものをリテラルと云います。
Visual Basicでプログラムを組むときはそのリテラルがint型かfloat型かなど、あまり意識しなくともVBのほうが勝手に判断してくれました。その感覚で Visual
J++のプログラムを作ったら、数式の結果が滅茶苦茶になったことがあります。
1.整数リテラル
下の例はint型です。long型の場合、314Lのように最後に’L’か’l’を付けます。
リテラルの種類 | 例 | 備考 |
10進数 |
314 -314 |
数字を並べて表現する 負の数は単項否定演算子を使って表現 |
8進数 |
0472 077777777352 |
頭に’0’を付ける 補数で表現 |
16進数 |
0x13a 0xfffffec7 |
頭に’0x’か’0X’を付ける。a-fは大文字でも良い 補数で表現 |
2.浮動小数点リテラル
float型の場合、3.14fのように最後に’f’か’F’を付けます。double型の場合、3.14dのように最後に’d’か’D’を付けます。いずれも省略して3.14と書けばdouble型になります。
リテラルの種類 | 例 | 備考 |
浮動小数点 リテラル |
314. .314 314f 314e5 314e-5 |
小数点があると浮動小数点リテラルになる 0.314の’0’は省略できる 小数点を付けないときは型接尾辞が要る 指数部には’e’又は’E’を付ける eの後は符号なしか符号付き整数が来る |