Win32APIで使う変数の接頭辞
Win32APIやDLL、COMなどで使う変数の接頭辞はVisual Basicユーザーにはあまりなじみの無いものです。 どんなものがあるか、代表的なものを上げてみます。
1.sz
可変長文字列を表します。"String to zero"の略です。文字列の終端がNullであることからこう呼ばれます。
2.lp
ポインタ型を表します。"Long Pointer"の略です。Long型のポインタということです。
「ポインタ」というのはメモリーのアドレスを指し示すもののことです。
関数のポインタといえばメモリーにロードされた関数のアドレスを指し示すもののことですし、
変数のポインタといえばメモリー上に確保された変数領域のアドレスを指し示すもののことです。
<組み合わせて使う場合の例>
lpn int型へのポインタ lpl long型へのポインタ
3.h
ハンドルを表します。"handle"の略です。文字列の終端がNullであることからこう呼ばれます。
「ハンドル」というのはOSがウィンドウなどを識別するために付ける32ビットのIDのことです。
<組み合わせて使う場合の例>
hf fileハンドル hwnd windowハンドル