ident - version 1.21

for Microsoft Windows 95/98/NT4/2000/ME


■ 概要

いわゆるRCSのキーワードを表示するツールです。っていっても知らない人にはチンプンカンプンですね。まあ、プログラムを組む人にしかあまり関係ないです。

これじゃあまりにも不親切かもしれないので一応説明します。さて、人によっては
$Id: ident.c,v 1.21 2000/09/08 13:26:48 LIUHAC Exp $
というような文字列を見た事あるかもしれません。これは主にUNIXで使われている、RCS(Rivision Control System)というバージョン管理ツールでバージョンを管理をする時にソースファイルに埋め込まれたキーワードです。で、これを実行形式等のファイルから取り出すためのツールがidentなわけです。UNIXでは他にSCCSというバージョン管理ツールも有名ですが、こちらではwhatというコマンドがこの役割にあたります。

ただ、RCSではファイル単位でしか管理できませんから、現在ではプロジェクト管理にも対応にしたCVS(Concurrent Versions System)というものを使用している人の方が多いかと思います。当然配布されているアーカイブにはidentもちゃんと入っていますから、無理に私のidentを使う必然性って本当にないですね…(^^;

まあ、このidentでは /[$][A-Za-z]+(:|::) .*[$]/ がマッチするパターンですから
$Header:: /boo/foo.xls 206 98/09/16 17:04 LIUHAC $
のようにVisual SourceSafeで固定長のキーワードを使用した場合でもちゃんと表示されますね。その他にも、完全ウィンドウズ&日本語フォルダ対応ですし、全く利点がないという訳でもないですけどね。




■ ダウンロード

ident121.lzh (56,610 bytes)

※ なお、本体以外に*.OCX、*.DLL等のファイルは必要ありません。


■ 使用方法

特にインストーラは付属していませんので、任意のディレクトリにコピーしてお使い下さい。ident.exeだけで動作しますので、他のファイルは必要無ければ消して頂いて構いません。

使用する際は、RCSキーワードを表示したいファイルを引数に指定して起動して下さい。あるいは、起動後でもメニューの「ファイルを開く(O)...」コマンドや、ウィンドウへのドラッグ&ドロップにより、別のファイルのキーワードを表示する事が出来ます。その際ファイルを複数選択する事も可能です。

ドラッグ&ドロップ等でフォルダを指定した場合は、設定されたモードにより「無視して何もしない」「再帰的にツリーを辿るか毎回聞く」「必ずツリーを辿る」のどれかになります。



「問い合わせる(Q)」を選んでも、問合せ時のダイアログで「すべてはい(A)」「すべていいえ(I)」ボタンを押すことで、一時的にくどくど聞かなくすることも出来ます。



なお、設定をレジストリに保存しますので、アンインストールする際にはレジストリエディタで"HKEY_CURRENT_USER\Software\LIUHAC\ident"以下を削除して下さい。この設定は、以前のバージョンでは"HKEY_CURRENT_USER\Software\SAIJO\ident"以下に保存していましたが、Ver1.18から変更になりました。ただし、自動的にレジストリを移しますので、通常の操作では気にすることは無いと思います。バージョンダウンして使用する際に、ご注意下さい。


■ 今後実装予定の機能

※ ただし、上記の機能の実装はいつになるか分かりません(^^;


■ 変更履歴


■ 使用言語

Microsoft (R) 32-bit C/C++ Optimizing Compiler Version 10.00.5270 for 80x86
Microsoft (R) 32-Bit Incremental Linker Version 3.00.5270


■ 動作確認環境


■ 使用許諾及び転載に関する条件と免責条項

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