================================================================================ 『 Hspng 』 Ver0.3 プログラミングガイド 2002.04.05 FORCE ================================================================================ 1. 概要 『 Hspng 』は、HSPプログラムにPNGイメージ機能を拡張するプラグインです。 PNGイメージの読み込みや、画面イメージのPNGセーブ機能などを、シンプルな スクリプトで簡単に実現することができます。 2. 命令一覧 コマンド名 内容 ------------------------------------------------------------------- pngcolor 透過PNGの背景色を設定 pngload PNGファイルをロード pngdraw PNGイメージを描画 pngsave 画面イメージをPNGファイルに保存 hspngver Hspng.dllのバージョンを取得 ------------------------------------------------------------------- 3. 命令詳細 ■ pngcolor p1,p2,p3 p1 = 0〜255(0) :透過背景色の赤成分 p2 = 0〜255(0) :透過背景色の緑成分 p3 = 0〜255(0) :透過背景色の青成分 ・説明 透過PNGの背景色を設定します。 p1〜p3にはそれぞれ背景色のRGB成分を指定します。 背景色はロードの前にあらかじめ設定しておく必要があります。 statの値は常に0となります。 ■ pngload p1,p2 p1 = 数値型(配列)変数 :PNGサイズを受け取る変数 p2 = 文字列または文字列変数 :PNGファイル名 ・説明 PNGファイルをHspng.dll内のバッファにロードします。 p2には、PNGファイル名を拡張子も含めて指定して下さい。 ロードが完了すると、PNGイメージのXサイズ、Yサイズが、p1で指定し た数値型(配列)変数に代入されます。X,Yサイズはそれぞれ p1.0,p1.1 に配列の形で代入されます。 例: pngload a,"hspng.png" px = a.0 ;px → Xサイズ py = a.1 ;py → Yサイズ screen 0,px,py,0 ;PNGのサイズで初期化 ロードしたPNGイメージは、後述のpngdraw命令で、ウインドウまたは バッファ画面に描画します。 ロードに成功すると、statの値は0になります。ファイルが存在しない 場合や、指定ファイルが未対応フォーマットの場合など、エラーが発生 した場合はstatに1が代入されます。 ■ pngdraw p1,p2,p3 p1 = 0〜(0) :X座標 p2 = 0〜(0) :Y座標 p3 = 0〜1(0) :再描画モード ・説明 HspngバッファにロードしたPNGイメージを、現在選択されているウイン ドウに描画します。 p1,p2に、左上XY座標を指定します。 p3には、再描画モードを指定します。0の場合は、表示されているウイ ンドウを再描画します。1を指定すると、仮想画面のみが描画され、実 際の画面は更新されません。 描画に成功すると、statの値は0になります。PNGが未ロードの場合な ど、エラーが発生した場合はstat=1が代入されます。 ■ pngsave p1 p1 = 文字列または文字列型変数 :保存ファイル名 ・説明 現在選択されている画面のイメージを、PNGファイルに保存します。 p1には、保存するファイル名を、拡張子も含めて指定して下さい。 保存に成功すると、statの値は0になります。エラーが発生した場合は stat=1が代入されます。 ■ hspngver (パラメータなし) ・説明 Hspng.dllのバージョンを取得します。バージョンは戻り値stat に次のような形で返されます。 Ver 0.10 → 10 Ver 1.00 → 100 ================================================================================ Copyright (C) 2002 Hiroyuki Satoh (FORCE) ================================================================================