☆ Introduction iExforce Resource Kit☆
★ はじめに
『iExforce Resource Kit』は、HSP(Hot Soup Processor)プログラムにInternet Explorer
のブラウザ機能を追加するためのプラグイン・リソース・キットです。
iExforceのブラウザ機能は、WebBrowser Controlと呼ばれるActiveXコンポーネントを、拡張
オブジェクトとしてウインドウ上に配置することで実現しています。
プラグインの作成には、BORLAND社製の「Delphi 5」または「Delphi 6」を使用します。
ソースプログラムが付属していますので、Delphiプログラミングの経験のある方はもちろん、
初心者の方にも簡単にDLLの作成が可能です。
作成したプラグインを使用するために特別な知識は不要です。HSPの標準オブジェクトと同様に
簡単なスクリプト記述で手軽にWebブラウジング機能を装備することができます。
Webブラウジングはもちろん、マルチメディアリソースの再生、各種ドキュメントの表示、スク
リプトの実行など、Internet Explorerの持つ多彩な機能を、HSP+iExforceで再現できます。
★ 基本ブラウズ機能
iExforceでは、ブラウザオブジェクトの作成から、「ホームの表示」「URLに移動」「戻る」
「進む」「更新」「中止」「サーチ」といった基本的なブラウザ操作を、極めて簡単な命令体系
で実現しています。
インターネットオプション設定・フォント設定・印刷ページ設定・印刷プレビュー・ページ内
文字列の検索・ソースの表示など、Internet Explorerのオプション機能にも対応しています。
JPEGやPNGなどのHSPで対応していない画像形式や、Windows Media・Flash・ShockWave・Real
Mediaなどのマルチメディアコンテンツも、IEの表示エンジンやプラグインの機能を使って自由
に表示できます。
Webリソースのほか、ローカルコンピュータのファイルやフォルダにもアクセスできます。
これらの機能を活用すれば、ユーティリティツールなどの作成にも大きく幅が広がります。
JavaScriptやVBScriptなどを組み込んだダイナミックなHTMLにも対応しています。これらのス
クリプトを応用してHSPの機能を補うことにより、さらに高度なプログラムの作成も可能となり
ます。
★ 応用ブラウズ機能
Internet Explorerの基本的な機能に加え、ドキュメントのタイトルや本文・ソースなどを取得
したり、メモリ上のHTMLソースを直接ブラウザオブジェクトに表示させるといった、iExforce
独自の応用機能も搭載しています。
また、以上のようなブラウズ補助機能のほか、HTMLドキュメントからリンクURLだけを抽出して
取得したり、表示中のドキュメントを画像としてHSPウインドウにキャプチャする機能など、単
にブラウザとしてだけではなく、独創的なアプリケーションの作成に効果を発揮する機能も備え
ています。
プログラマの応用次第で、可能性は無限大です。
★ ご注意ください
iExforceが利用するWebBrowser Controlは、キーボード入力に対する処理が完全ではないこと
や、ステータスの取得ができないなど、一部の動作において必ずしもInternet Explorerと互換
ではありません。これはInternet Explorer本体との連携を本来の前提としたWebBrowser Cont
rolそのものの仕様によるものです。あらかじめご承知下さい。
iExforceによって作成されるプラグインは、Internet Explorerの画像表示機能を利用します
が、この中に含まれるGIF(LZW圧縮法)画像の圧縮・伸張技術は、米国UNISYS社が特許を保有し
ています。したがってUNISYS社の許諾なしにGIF画像を表示、または表示する可能性のあるプロ
グラムを作成して公開・配布することは、この特許権を侵害する恐れがあります。このようなプ
ログラムは、作成したユーザーの個人的利用の範囲に限定してご使用下さい。
BORLAND社より無償配布されているDelphi 6 Personal版は、商用目的の利用などが制限されて
います。各製品の使用許諾をよくお読みの上、取り扱いには十分ご注意ください。
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