マリオゴルフGB〜風と飛距離の関係

風の影響に関する考察です

  1. 飛距離表

    風力(m/s) −8 −6 −4 −2 ±0 +2 +4 +6 +8
    1W 197
    (188)
    202
    (191)
    206
    (193)
    210
    (196)
    214
    (198)
    217
    (199)
    220
    (201)
    222
    (202)
    224
    (202)
    3W 189
    (183)
    196
    (188)
    201
    (191)
    207
    (195)
    212
    (198)
    216
    (201)
    220
    (203)
    223
    (205)
    226
    (206)
    4W 172
    (168)
    179
    (173)
    185
    (177)
    191
    (181)
    196
    (183)
    201
    (186)
    205
    (188)
    208
    (190)
    210
    (191)
    2I 166
    (156)
    170
    (158)
    174
    (160)
    177
    (163)
    181
    (165)
    183
    (166)
    187
    (168)
    190
    (170)
    192
    (171)
    3I 153
    (146)
    157
    (149)
    162
    (152)
    166
    (154)
    170
    (158)
    174
    (160)
    177
    (162)
    180
    (164)
    183
    (166)
    5I 128
    (125)
    134
    (129)
    140
    (133)
    145
    (136)
    150
    (140)
    154
    (142)
    157
    (143)
    160
    (145)
    162
    (146)
    7I 106
    (105)
    113
    (109)
    119
    (113)
    124
    (117)
    128
    (119)
    132
    (122)
    135
    (123)
    138
    (124)
    139
    (125)
    9I 83
    (84)
    91
    (89)
    97
    (94)
    103
    (98)
    108
    (101)
    112
    (104)
    116
    (106)
    119
    (107)
    121
    (108)
    PW 68
    (69)
    75
    (75)
    82
    (79)
    87
    (83)
    92
    (86)
    96
    (89)
    99
    (90)
    102
    (91)
    103
    (92)
    SW 53
    (51)
    58
    (55)
    63
    (62)
    68
    (65)
    72
    (67)
    69
    (75)
    77
    (70)
    79
    (79)
    79
    (70)

    測定場所はクラブのショット練習場。
    ノーマルショット、ナイスショットでの値。
    風力の+は追い風、−は向かい風を表します。
    ()内の値は落下地点までの距離。
    プレイヤーはキッドで、高さは高め+1、球すじドロー+1です。
    プレイヤー、パラメータの違いによって差が出るので注意。

  2. 風の影響はどれくらいか

    上の表を見ると、風による飛距離の変化は、だいたい風力に比例することがわかります。

    (飛距離の変化)=(風力)× 2

    で、おおざっぱな値がでます。(パラメータによって違う)
    ただし、あくまで向かい風と追い風のときだけです。
    風が横に吹いていたらどれくらい飛ぶか、どれくらい横にそれるかを考えなければなりません。
    また、追い風よりも向かい風のほうが風の影響を強く受けるようです。
    たとえば1Wで風力+8のとき飛距離は10ヤード増えていますが、風力−8のとき17ヤード減っています。

  3. クラブと風の影響の関係

    1Wを使った場合、風力±0のときに比べて、風力−8のときには飛距離は17ヤード短くなります。
    これに対して、9Iを使った場合には、25ヤード短くなります。
    このように、使うクラブによって、風による影響の強さがちがいます。

    これは、クラブが違うと、球の高さが違うからです。
    球の高さが高いほど、空中に浮かんでいる時間が長いので、風の影響を大きく受けます。
    上の表で、下にいくほど、球を高い方向に打つクラブになるので、 下にあるクラブほど、風の影響をうけるといえます。

  4. 飛距離と落下地点について

    表を見ると、風力にたいする飛距離の変化に比べて、落下地点までの距離の変化が小さいことがわかります。
    これは、風の影響を受けて、弾道が変わるためと考えられます。

    下の図で、無風状態の球の軌道を黄色い曲線とします。
    球が向かい風を受けると、球の速度の前方向の成分が小さくなって、地面にたいして大きな角度で落下します。(図の赤線)
    これに対して、追い風の場合には、地面にたいして小さな角度で落下します。(青線)
    地面にたいして大きな角度で落下すれば、落下後に転がらないので、飛距離は短くなります。

    風は、球の落下までの距離でなく、落下してからの転がり具合にも影響を与えます。

    弾道の図

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