ストーリー
中世トランシルバニア。
一人の男が悪魔の力を手に入れ、魔王となった。
その男、ドラキュラ伯爵は人々を恐怖のどん底におとしいれる。
時を同じくして不思議な力を持った少女が片田舎の貴族の家に生まれる。
彼女の名はソニア。
ソニアが17歳のとき、突然館が魔物に襲われる。
ふもとの町にでかけていた少女が戻ったときには半ば息も絶え絶えになった祖父の姿しかなかった。
「・・・今こそお前の力を役立てる時だ・・・」
その遺言を心の中で繰り返し、祖父の形見のムチを手にし、少女は悪魔城へと向かった。
ムチで敵を倒しながら進んでいきます。
ステージは5+αあり、ステージの最後にいるボスをたおすと次のステージに進めます。
途中にロウソクがあり、アイテムが出てきて体力回復やムチのパワーアップができます。
また、コレクションアイテムというのがあり、各ステージに隠されていて、
全部集めると真のエンディングをみることができます。
この作品には、いままでのドラキュラにはなかった新システムが追加されています。
まず、ソウルウェポン。
ボスを倒すと、精霊達の力を使うことができるようになります。
たとえば、敵の動きを止めたり、体力を回復することができるようになります。
これに関しては、体力回復以外はほとんど使いません。
敵の動きをとめるのも、ボスは不可です。
使う場面をつくるとか、ボスにも効くようにするとかすれば、戦略性がもてたと思うのですが。
つぎに、バーニングモード。
これはソニアのもっている天性の自己防衛能力によって、1定時間無敵になります。
ただし、1度使うとミスするかステージをクリアするまでは使うことができなくなります。
これは非常に強力で、かなり使えます。
しかし、強力すぎて、これのためにボス戦がつまらなくなることもあります。
そこのところはバランスをとって欲しかったです。
ちなみに、バーニングモードを使わずにプレイすると、かなり緊張感があります。
隠し面のボスが異様に強くて、十数回は死にましたけど。
難易度は、やや高めでしょうか。
というより、ムチで戦うので慣れないと難しいといった方がいいでしょう。
敵もいやらしい動きをしてきて、体力を少しずつ減らしてきます。
動きを見切らないとすぐにやられてしまいます。
グラフィックと音楽はいいと思います。
いかにもドラキュラってかんじですね。
でも内容が薄いですね。
真のエンディングを見たら、やることがなくなってしまいます。
よくできているけど、遊べないのが残念。