どんなゲームか
チュンソフトによる「不思議のダンジョン2」のGBへの移植版。
「不思議のダンジョン」とは、入るごとに形の変わるダンジョンに挑むRPGです。
ダンジョン内では、ターン毎に主人公とモンスターとが交代で行動します。
主人公が、1歩動けば、モンスターも1歩動き、主人公がモンスターを1回殴れば、
モンスターもまた攻撃してくるのです。
ダンジョンの中にいるボスを倒したり、出口までたどり着いたりすればクリアとなります。
この手のゲームは、十数年前からあり、「Rogue」や「Moria」最近では「NetHack」が有名です。
「不思議のダンジョン」は、これらを初心者向けに遊びやすくした作品です。
ダンジョンで死ぬと、最初からやり直しとなります。
レベルは1に戻され、持っていたアイテムは全てなくなります。
しかし、主人公のレベルは1になっても、プレイヤーの方はそれによって少し成長します。
モンスターへの対処や、アイテムの上手な使い方がわかってくるのです。
この点で、RPGでありながらプレイヤーの技量が試されるゲームだといえます。
また、死んだら最初に戻されるのでダンジョンをさまようときに緊張感があります。
このゲームをやり込んでいくと、これがなんともいえなくなります。
ダンジョンには3段階の難易度があり、不思議のダンジョンが初めての人でも安心して遊べます。
さらに、3段階のうちで1番難しいダンジョンをクリアすると、さらに難しいダンジョンに挑戦することができます。
また、操作性もよく、プレイヤーにストレスを感じさせません。
動作が重いですが、GBでは仕方ないと思います。
初めての人でも安心して遊べるとかきましたが、少なくとも100回は冒険をしないと、
このゲームのよさはわかってこないでしょう。
初心者への配慮はされているものの、それだけとっつきにくいゲームです。
しかし、このゲームにはそれだけの価値が十分にあると思います。
このゲームは1000回遊べることをうりにしていますが僕は300回をこえたところです。
世の中には本当に1000回をこえた人もいるし、まだまだあまいようです。