2000年3月関東A級オープン第4戦

黒:いるか
白:H.N
白6石勝ち

F5D6C5F4E3C6D3F6E6D7G4C4B4B3G5C3B5A5A4A3B6A6F7F2F3D2E2G3C1F1E1H4H5H6C2E7H3H2G6F8C7D1G1B2D8H7A1B1A2E8G8B7A8A7B8C8G7H8G2H1

相手は登竜門の初戦で負けた3段。
登竜門のときは虎定石だったので今回は兎にしてみた。
予想していたとおりローズオープニングになる。
13.B4はシャープローズ(11手目がg3)のときよく見られるが、
フラットローズ(同g4)のときはあまり見ない(少なくとも私は)。
23手目までよくある展開。
この時点で白有利といわれているがその差は微々たるものでまだまだこれからの形勢。
24手目はd2かe2かg6に打つと思っていたが実戦ではf2。
25手目はe2、d2に打つとf3が白からしか打てなくなるのでf3にした。
28.g3は白からf7に打てるようにした手。
29.c1。c2が開いていて、このあと白はd1にもe1にも打ちづらいのでこの手を選んだ。
31.e1は上辺で損をしないための手。
33.h5はd8の方がよい。
次に手数稼ぎのd7を含んでいる。
34.h6はh3と切り返せない。
e6が返って白からe7に打てなくなる。
35.c2はh3やg6も考えたがc2-f5のラインが通るのがなんとなくよさそうだったのでこの手を選んだ。
41.c7はg7の方がよい。
白h8の後黒がh7に入り込めないのでよくないと思ったが、その場合にはg8が黒の余裕手となって逆偶数形になる。
45.d8は8石損。最善はb7。
左上が白から打てない奇数空き。
下辺をつめた後白g2黒h1となり黒勝ち。
50.e8は12石損。最善はh1。
g2が黒の余裕手になりそうだが、白c3で余裕手ではなくなる。
51.g8は6石損。最善はa7。
a7は後から考えれば普通の手なのだが、対戦中は時間がなかったせいか、まったく見えてなかった。
53.a8が敗着。最善はg7。
その後白h1黒b8で、白に上下、右と3辺を取られるがそれ以外はほとんど黒石となる。
これ以降双方最善。

このページでは後藤幸信氏の棋譜再生アプレットを使用しています。

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