- オセロとは?
オセロは2人で対戦するボードゲームです。
各プレイヤは盤上に交互に石を置いていき、相手の石を自分の石で挟むことによって自分の石にすることができます。
そして最終的に自分の石が多いほうのプレイヤが勝ちというゲームです。
- 用具
盤 : |
64個(8x8)のマスが描かれた盤をつかいます。
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石 : |
駒ではなく石と呼びます。表裏に白と黒の色がついた円盤です。
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- 初期配置
ゲームをはじめるときに、4個の石を下図のように並べます。
白と黒が逆の配置でもゲームに支障はありませんが、
黒石は右上がりに、白石は右下がりになるように並べるのが公式の配置です。
- 手の進め方
最初に各プレイヤは自分の使う色を決めます(決め方は後述)。
次に交互に手を進めますが、必ず黒が先手となります。
各プレイヤは交互に盤上に石を置きます。
このとき、すでに置いてある自分の石と、あらたに置いた石とで、
相手の石をタテ、ヨコ、ナナメいずれかの方向にはさまなければいけません。
石は何個でもはさんでよく、またいくつの方向にはさんでもかまいません。
はさんだ相手の石を全て返して自分の石にした後、相手の番となります。
相手の石をはさめる手がない場合にはパスとなり、相手が続けて手を進めます。
パスの回数に制限はなく、パスのし過ぎが理由で負ける事はありません。
また、相手の石をはさめる手が1つでもある場合には、パスをすることはできません。その場合には必ず石を置かなければなりません。
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- ゲームの終了
64マス全てが石で埋めつくされた場合、もしくはどちらのプレイヤも石を置くことができなくなったとき、ゲームは終了となります。
自分の石が多いほうのプレイヤが勝ちです。
どちらの石も同じ数の場合には引き分けとなりますが、ルールによっては引き分けとはなりません(後述)。
- 石の数え方
石の数え方には「石数」と「石差」があります。
石数は盤上にある石の数にマスの数(下参照)を加えたもので、
たとえば黒石33個、白石31個ある場合には
「黒33石対白31石で黒勝ち」となります。
「石差」は盤上にある石の数の差をあらわしたものです。
上の例だと「黒2石勝ち」となります。
ゲーム終了時に空きマスが残った場合、そのマスの数をどうするかは地域によって異なります。
日本 : |
空きマスの数の半分が各プレイヤの石数に加えられます。
たとえば黒石32個、白石31個、空きマス1個の場合には黒32.5石-白31.5石となります。
ただし、盤上の石が全て黒または全て白の場合には勝ったほうが64石得ることになります。
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ヨーロッパ : |
勝った方の石数に空きマスの数が全て加えられます
上の例だと黒33石-白31石となります。
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アメリカ : |
空きマスの数は計算されません
上の例だと黒32石-白31石となります。
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- 石の返し忘れ、返しすぎ
もし相手が石の返し忘れ、もしくは返しすぎをした場合には、
これを指摘して返し直させることもできますが、指摘しないでそのまま続けてもかまいません。
ただし、一度自分の石を置いた後では指摘することはできません。
- 伏せ石
先手、後手を決めるときには「伏せ石」と呼ばれる方法を用います。
また引き分け勝ち(両者の石数が同じとき、一方のプレイヤが勝ちとなる)のある大会では、同時に
引き分け勝ちの権利も決めます。
(1)引き分け勝ちなしの場合
段級位が上位者(両者不明、または同じ場合は年長者)が盤上に石を相手に見えないようにして水平に置きます。
相手は「上」または「下」と言い自分の色を選びます。上位者は手を放し、お互いに確認します。
(2)引き分け勝ちありの場合
(1)と同様、上位者は盤上に石を伏せ、相手は石の上側の色を当てます。
当たった場合は下位者が(当たらなかった場合は上位者)、「引き分け勝ち」の権利をとるか、「自分の色の選択権」をとるかを選びます。
引き分け勝ちの権利をとった場合にはもう一方が自分の色を選択し、
色を選択された場合にはもう一方が引き分け勝ちの権利を得ます。
- その他
いったん盤面に石または手がふれた場合、そこが置けない場所でないかぎり、そこに打たなければなりません。
また石は片手で返さなければいけません。
対局時計の使い方など大会のための予備知識は日本オセロ連盟
のサイトにある大会参加マニュアルに書かれているので、そちらをご覧下さい。