ODBC*PLUS ver.1.2.x 操作説明書 by フィロソフト |
概 要 |
ODBC*PLUSはODBC対応のデータベースに対して、SQLを発行するツールです。
画面は「テーブル・ビュー構造」、「SQL入力エリア」、「SELECT結果」の3ペイン構成で、直感的でわかりやすいGUIになっています(のつもりです)。(^^)
データベース技術者、SQLを学んでいる人などにとって便利なツールをめざしています。
ODBC*PLUSの主な機能は以下のとおりです。
・TABLE,VIEWの構造をツリー表示します。
・SQLを発行し、SELECT結果を表示します。
・SELECT結果をCSVファイルに保存できます
・CSVファイルからTABLEに登録できます。
・SQL発行履歴を自動保存します。
・SQLのテンプレートを登録できます。
動作環境 |
・対応OS :Windows95,98,98SE,ME・対応データベース:
WindowsNT,2000,XP
※VisualBasic v6.0のランタイムが必要です。
(当ソフトはVisualBasic v6.0で作成されています)
ODBCをサポートしたもの
(動作確認済:MS Access97/2000,Oracle7/8/8i/9i)
操作説明 |
主画面
データベース接続ダイアログ
SQLテンプレート
SQL入力履歴
SELECT結果の保存
ファイルからTABLEへ登録
その他便利な機能
画面構成
@メニュー
Aツールバー
Bテーブル・ビュー構造ペイン : テーブル・ビュー構造をツリー表示します
CSQL入力エリアペイン : 実行するSQLを入力します
DSQL入力エリア切替タブ : SQL入力、SQL履歴、SQLテンプレートを切り替えます
E履歴/テンプレート カウンタ表示 : 現在表示している履歴/テンプレートのカウンタを表示します
F?検索ボタン : SQLの中の'?'を検索し、カーソルを移動します
GSELECT結果ペイン : SELECT結果をグリッド表示します
Hステータスバー
メニュー・ツールバー
メニュー項目 | ツールバーアイコン | 説明 | |
ファイル(F) | DB接続(C) | データベース接続ダイアログを開きます。 | |
DB切断(D) | データベースを切断します。 (注:コミットして切断します) |
||
SQLの読込(Ctrl+O) | - | SQLファイルを開き、SQL入力エリアに読み込みます。 | |
終了(X) | - | ODBC*PLUSを終了します。 (注:接続しているときは、コミットして切断します) |
|
SQL(S) | SQL実行(Ctrl+I) | SQL(SQL入力エリア)を実行します。 | |
SQL中断(Ctrl+B) | SQLの実行を中断します。 (SELECT行のFetch中のみ) |
||
COMMIT(C) | コミット(更新を確定)します。 | ||
ROLLBACK(R) | ロールバック(更新を取消)します。 | ||
SQLテンプレート(T)... | SQLテンプレートを開きます。 | ||
SQL入力履歴(H)... | SQL入力履歴を開きます。 | ||
ツール(T) | SELECT結果の保存(S) | SELECT結果を保存します。 | |
ファイルからTABLEへ登録(L) | CSVファイルからTABLEへ登録します。 | ||
ヘルプ(H) | ODBC*PLUSのヘルプ(F1) | - | 当HELPを開きます。 |
バーション情報(A) | - | バーション情報を表示します。 |
テーブルとビューの構造をツリー表示します。
ツリーは以下のようになっています。
TABLE(VIEW)
+--TABLE名(VIEW名)
+--列名
+--列属性
+--主キーNo.(TABLEのみ)
SQL入力エリアペイン
実行するSQLを入力してください。メニューの[ファイル]-[SQLの読込]、エクスプローラ等からドラッグ&ドロップでも入力できます。
実行結果(SQLCODE,行数,メッセージ)はステータスバーに表示します。
SELECT文のときは、SELECT結果をSELECT結果ペインに表示します。
SQL入力エリア切替タブによって、SQL履歴表示、またはSQLテンプレート表示に切り替えることができます。直接実行も可能です。
SQL履歴、SQLテンプレートは[Ctrl] +↓↑または、履歴/テンプレート カウンタ表示の移動ボタンで順次表示できます。
?検索ボタンでSQLの中の'?'を検索し、カーソルを移動できます。ペーストなどで置換するときに便利です。
SELECT結果ペイン
SELECT結果を最大10000行表示します。
※文字列、数値を表示できますが、バイナリー属性のもの(映像や音声など)は表示できません。
※文字列は最大255バイト分(半角255文字)表示できます。
※列名をクリックすることによって、その列の値でソートできます。但し、文字列でソートするので数値の列は期待どおりの結果が得られないことがあります。
ステータスバー
SQLの実行結果(SQLCODE,行数,メッセージ)を表示します。
ODBC*PLUS起動時と、メニューの[ファイル]-[DB接続]またはツールバーので開きます。
ODBC経由でデータベースと接続します。
ODBCデータソースによる接続とODBCドライバによる接続は多少異なっていますので、以下で説明します。
接続が成功したときは、接続情報をツールバーへ表示してテーブルとビュー名をすべて取得します。
画面構成
ODBCデータソースによる接続
1.[データソース]にチェックして、プルダウンリストからODBCデータソースを選択します。
2.必要ならばユーザーIDとパスワードを入力します。
3.[OK]ボタンで接続します。
※ODBCデータソースの設定が不完全なとき、またはユーザーID/パスワードが間違っているときはドライバによる接続ダイアログ等が開きます。
ODBCドライバによる接続
1.[ドライバ]にチェックして、プルダウンリストからODBCドライバを選択します。
2.[OK]ボタンで接続します。
3.ドライバによる接続ダイアログ等が開くので指示どおり設定し、接続します。
メニューの[SQL]-[SQLテンプレート]またはツールバーので開きます。
よく使うSQLをテンプレートとして登録し、再利用することができます。
画面構成
@テンプレートのタイトル(タイトルは【】に囲まれた部分)
ASQL文の入力・表示エリア
テンプレートの呼び出し
1.タイトル部をプルダウンして目的のテンプレートを選択します。
2.[SQL入力エリアへCopy]ボタンで主画面のSQL入力エリアへコピーします。
テンプレートの登録
[追加]ボタン押下し、タイトルとSQLを入力してください。
テンプレートの修正
1.修正しますのテンプレートを選択します。
2.[修正]ボタン押下し、タイトルとSQLまたはどちらかを修正してください。
テンプレートの削除
1.削除しますテンプレートを選択します。
2.[削除]ボタン押下し、削除してください。
メニューの[SQL]-[SQL入力履歴]またはツールバーので開きます。
実行したSQLの履歴を見ることができ、再利用することもできます。
画面構成
@SQLの履歴リスト(実行日時、DB接続情報、SQLを表示)
※ヘッダーの[日時]、[DB]、[SQL]をクリックすることでソートできます。
※履歴の最大保持数はOdbcplus.iniのMAXHIST=を書き換えることによって、変更できます。
ASQL文の表示エリア
履歴の呼び出し・再実行
1.履歴リストから目的のSQLを選択します。
2.[SQL入力エリアへCopy]ボタンで主画面のSQL入力エリアへコピーします。
また、[SQLを即実行]ボタンは選択したSQLを即実行します。
メニューの[ツール]-[SELECT結果の保存]またはツールバーので開きます。
SELECT結果をCSV形式でファイル、またはクリップボードに出力できます。
画面構成
SELECT結果を保存
1.[ファイルに出力する]または[クリップボードに出力する]をチェックします。
2.列名をヘッダーとして出力したい場合は、[列名をヘッダーとして出力する]をチェックします。
3.[テキスト区切り記号]を選択します。
4.[OK]ボタンで出力できます。ファイルに出力します場合は、次に開くダイアログで保存先のファイル名を選択、または入力します。
メニューの[ツール]-[ファイルからTABLEへ登録]またはツールバーので開きます。
CSVファイルからデータをTABLEへ登録(INSERT文を発行)できます。
画面構成
ファイルからテーブルへの登録
1.登録先のテーブルをプルダウンリストから選択します。
2.登録元CSVファイルを[ファイル名]欄に入力します。([参照]ボタンで選択可能)
3.ファイル内容(先頭10行分のみ)を[確認]ボタンで確認できます。
4.列名のヘッダーが有る場合は[ヘッダー(1行目)有り]をチェックします。さらに、ヘッダーをINSERT文の列名として使用するときは[ヘッダーを列名として使用する]をチェックします。これをチェックしない場合は全列分(並びもTABLE定義どおり)のデータとみなします。
5.[テキスト区切り記号]を選択します。
6.[COMMIT間隔]を設定します。値は何行INSERTしたらCOMMITを発行するかです。
7.[OK]ボタンでINSERT文を発行して、目的のテーブルに登録します。
TABLEとVIEWの再取得
テーブル・ビュー構造ペインで[TABLE]または[VIEW]を右クリックするとメニューがPOPするので、それをクリックするとTABLEとVIEW名を取得しなおします。
TABLE名、列名等の取得
テーブル・ビュー構造ペインで[TABLE]、[VIEW]以外のテーブル名、列名等を右クリックするとメニューがPOPするので、選択することによってその名称をSQL入力エリアまたはクリップボードにコピーできます。
TABLE(VIEW)の全列名(カンマ区切り)の取得
テーブル・ビュー構造ペインでテーブル名またはビュー名を右クリックしメニューをPOP、[全列名(カンマ区切り)]を選択し、すべての列名(カンマ区切り)をSQL入力エリアまたはクリップボードにコピーできます。
列属性の一括取得
テーブル・ビュー構造ペインでテーブル名またはビュー名を右クリックしメニューをPOP、[列属性→SELECT結果ペイン]を選択するとすべての列属性がSELECT結果ペインに取得できます。
SQLの簡易生成・取得
テーブル・ビュー構造ペインでテーブル名またはビュー名を右クリックしメニューをPOP、[クイックSQL]を選択するとさらにSELECT、UPDATE、INSERT、DELETEの基本的なSQL文が生成されるので、それを選択することによってSQL入力エリアに取得できます。
SELECT結果の特定列データの取得
SELECT結果ペインのグリッドで右クリックするとその位置にあるフィールドの列名、データがPOPするので、それを選択しSQL入力エリアまたはクリップボードにコピーできます。
SQLの連続実行
SQL入力エリアに複数のSQL文を入力して連続実行できます。その場合は"/"(1行分)で各SQLを区切ってください。
その他 |
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