【VC2Letとは】

VC2Letは、VC2で作成したアドベンチャーゲームをWeb上でプレーできるようにするソフトです。
自作のアドベンチャーゲームをホームページ上に置いて、色んな人に遊んでもらえるようにしちゃいましょう!

VC2については
ベクターのダウンロードページ

【必要なもの】

VC2Letの実行には、HSPLet.zipというランタイムパッケージが必要になります。
(HSPLet Version 1.0.0で動作確認済み)

HSPLetについては
Neosoft's Web Site

【VC2との違い・制限等】

・VC2Letにはセーブ/ロード機能がありません
ただし、パスワード入力によるシナリオ選択機能を設けましたので、シナリオを章単位に分け、各章の終わりに次の章へのパスワードを知らせるという方法で、途中セーブの代わりにできます。

▼シナリオ選択機能の詳細

・画像形式
VC2LetではBMP,GIF,JPG,MAGが使えるのですが、機種依存のあるBMPや、特許問題の絡むGIFは、Web上では、あまりオススメできません。なるべくJPG,MAGを使うようにするのが良いでしょう。

MAG形式の画像を作るには
フリーソフト「ViX」

・サウンド形式
サウンドに使えるデータ形式は、AU形式(8bit,law,8000Hz,Mono)のみです。

AU形式のサウンドを作るには
フリーソフト「AUコンバーター」

【シナリオ選択機能について】

シナリオファイルごとにパスワードを設定することができます。
テキストファイルを作成し、シナリオファイル名と対応するパスワードをカンマ「,」で区切って1行ずつ記述します。
出来上がったリストを、vc2.pswという名前で保存します。

例) vc2.pswの内容
opening.scn,
act01.scn,KIYAMADAME
act02.scn,moon child
act03.scn,Oh!Sadaharu
act04.scn,keiji4649
パスワードは、半角英数字で記述してください。また、大文字・小文字は区別されます。

vc2.pswを作らなかった場合、auto.scnという名前のシナリオファイルを最初に読み込むようになります。

【vc2.pswの暗号化】

vc2.pswは、付属の暗号化ツールpswconv.exeで暗号化することもできます。
ただし、あえて元に戻すツールを付けておりませんので、元のテキストは別名でとっておくようにしてください。

【Webアドベンチャーを作成する手順】

まず、VC2を使ってアドベンチャーゲームを作成します。
その際に意識する部分は、
・画像やサウンド形式の制限について
・シナリオを章単位に分けて作ること
・各章の終わりに次章へのパスワードを表示
また、ネットユーザーのプレー時間も考慮して、1章ぶんを長くしすぎないように、うまく調節することも大切なポイントでしょう。

実行に必要な最少限のファイル
HSPLet.zip HSPLetランタイム
vc2let.ax VC2Let本体
vc2.cfg … 設定ファイル
vc2.psw … シナリオパスワードファイル
この他に、ゲーム製作者による各種データファイル(〜.scn,〜.jpg,〜.mag,〜.au)が入るわけです。

あとは、HTMLファイルの任意の場所に以下のタグを埋め込みます。
<applet archive="HSPLet.zip" code="HSPLet" width="512" height="320">
    <param name="source" value="vc2let.ax">
</applet>
※ width,height の値は、vc2.cfgで設定したゲーム画面のサイズと合わせること。

最後に、ブラウザで動作チェックして、Web上にアップロードすれば完了です。

【サンプルを見る】

VC2サンプル 実行にはHSPLet.zipが必要です。
HSPLetを入手し、HSPLet.zipというファイルをvc2let.axと同じフォルダに置いて、左のタイトルをクリックしてください。
虫と宇宙船 こちらは、すでにWeb上にある長谷川哲也氏の作品です。
ぜひアクセスしてみてください。
VC2Letの
サポートページ
VC2Letのサポートページへのリンクです。
すごく単純なサンプル作品がありますので、ご参考に(^^

tko_soft@din.or.jp
http://www.din.or.jp/~tko_soft/