名前 | ぼくの読んだ本 | コメント |
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阿川佐和子 |
| 「たけしのTVタックル」(テレビ朝日)でもおなじみです。彼女のエッセイはテレビのイメージどおり、 表現がやわらかく、日常の身の回りの出来事をのんびり、ほのぼのと語っています。 |
今尾恵介 |
| 「地図の遊び方」は、その名のとおり、地図で遊んじゃおうという本。国土地理院が、 日本の国土を杓子定規に碁盤目に区切って作ったばっかりに、ほとんどが海ばっかりで、 わずかばかり、点々と、岩礁がゴミのようにのっている、実用性の全くない地形図の紹介 から始まる。ほか、河、湖沼、森林ばかりのシベリアやノルウェーの地図、区画整理前の 古い地名から現代の地名への変遷、遠い昔に廃止された鉄道沿線、旧街道などの今の姿を 歩んでみたり(不自然な細長い空き地や、散歩道になったりしている)と。思わず、今自分の 住んでいる周辺の地図を見直したくなる。 |
W・B・イエイツ |
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アイルランドの民話集です。妖精や魔女や悪魔や幽霊や... が普通に人々の生活の中に紛れ込んでいて、
また、人間も、そういう者(人?)達と違和感なく接したりして。マザーグースの詩集にも出て来そうな
話なんかも混じってます。もしかしてなんか関係有るのかな? それと、印象的な、ドロシー・ラスロップの絵(ケルト幻想物語)がとっても綺麗です。 |
エーリッヒ・ショイルマン |
| 本当に大切なものはなにかという事、身の回りの常識のもろさ、そんなことを教えてくれました。 |
おーなり由子 |
| 天使はいます。そう、ごく普通にあなたのみのまわりに。ぼくも30人くらい知ってます。 |
加納朋子 |
| 「ななつのこ」というタイトルに惹かれて買ってしまいました。この作品が加納朋子さんの デビュー作だそうです。各章がそれぞれ短編になっていて、身近に起こった出来事の謎解きが、 何の脈絡もなく続いていくと思いきや。。。 |
倉本聡 |
| 「左岸より」は一時期ぼくのバイブルでした。普段、常識として余り気にかけないことについて、そのあり方
について今一度考えさせられます。 本当に必要なもの、大切なものは何であるかということ。 |
沢木耕太郎 |
| ちなみに沢木さんはぼくの大先輩(横浜国大)です。深夜特急は全6巻イッキに読んでしまいました。
この作品はドラマ化(ぼくは見ていないのですが)もされているので見たことがある人も多いのでは。
作者がユーラシア大陸横断を通じ、現地の人との出会いなどを通じて変わり行く心境をせつせつと 語る口調は読むものを引き込ませます。 |
ジャック・ドワイヨン |
| ママを交通事故で失い、死というものを受け入れられず、心を閉ざして一人苦しむポネットという少女の物語です。 感動します。映画化もされています。 |
辻仁成 |
| とにかくハマりました。最初に出会ったのは「ミラクル」という作品で、それまでは辻仁成という人 自体知らなかったのですが、本屋で偶然この本のタイトルを目にして何気なく買ってみたのところ、 おもしろさにイッキに最後まで読んでしまい、クライマックスは非常にショックを受けました。 感動すること間違いなしです。 |
壷井栄 |
| 戦前、戦中をとおして、新任の女先生とその教え子とのふれあい、わかれ、そして戦後ふたたび 出会うという物語。感動します。 |
トルーマン・カポーティ |
| おもしろいですね。どの作品も会話が中心で、読んでいる自分もその中に参加しているような
錯覚をうけます。 「ティファニーで朝食は」もちろん、オードリー・ヘップバーンの映画として有名ですが、映画と原作では かなりストーリーが違います。ぼくは映画よりこの原作のほうのストーリ−のほうが好きです。 |
原田宗典 |
| イマ一番ハマっている作家です。とにかく面白いです。スーパーオススメです。彼のエッセイは
あまり電車の中とか周りに人がいるところで読まないほうがいいかもしれません (といいながらぼくは よく電車の中でよく読んでいてふきだすのを押さえるのに苦労しています)。 しかし対称的に彼の小説(短編)はシリアスで、同じ作家が書いたとは思えないほどです。 なかでも「しょうがない人」はぼくのお気に入りで、主人公がバスの中、買い物に行く途中、 船の上で目にした風景、人物を観察しながら、主人公の人生を振り返っていくといったストーリーです。 一つの短編の時間の流れが1〜数時間と、読んでいる時間とほぼおなじように時間が 流れていくので、自分がその主人公であるかのような錯覚を受けます。 |
ハインリヒ・ハラー |
| 1997年ブラッド・ピット主演の同名映画の原作です。第2次世界大戦中にインドで戦争捕虜となった 著者が、収容所を脱走し、チベットに逃れ、そこでの生活、ダライ・ラマとの出会いを描いたノン・フィク ションです。 |
鳴海章 |
| この人は元々サスペンス物で有名らしい。しかし、今回読んだ「風花」はサスペンス物ではない。 会社をクビになった男と、年をとって長く勤めたピンクサロンをクビになった風俗嬢がひょんな事で 知り合い、北海道へ旅に出る。生きる目的を見失った2人が旅を続けるうち、自分を取り戻していく。 自分探しの旅。浅野忠信と小泉今日子のコンビで2001年に公開されるそうです。 |
ニコラス・エヴァンス |
| 1998年ロバート・レッドフォード主演、「モンタナの風に抱かれて」(邦題)の原作です。落馬事故で 片足を失った少女が、再び馬とのつきあいを通して心の傷を癒していくという物語です。 |
マジト・マジティ |
| 1999年発表された同名イラン映画の原作です。妹のただ1足の運動靴をなくしてしまった兄が、貧乏な
家庭のため、そのことを両親に打ち明けられず、兄のぼろぼろの運動靴を兄妹で変わりばんこにはいて学校に
通うことになる。 やがて、一等の賞品が運動靴というマラソン大会に兄は出場することになったが。。。 感動します。映画を見た人も見てない人にもオススメします。 |
山崎豊子 |
| 「大地の子」はおもしろい、というか考えさせられる作品です。この作品は NHKでドラマ化されたので
見たことがある人も多いのでは。でも、小説のほうが断然おもしろいです。 まあ、この作品に限らないのですが、やはり映像では細かい表現、あるときは残酷な表現などには限界がある と思います。その点小説(活字)では読んでいる人間の想像力次第で、作者の伝えたいことを様々に感じ取る ことができます。 |
リリアン・J・ブラウン |
| ミステリーなんですが、ミステリーっぽくない題名につい興味を引かれ買ってしまいました。ずっと昔に
アガサ・クリスティやシドニー・シェリダンとか読んだ記憶はありますが、ミステリーを読んだのはこれが
久しぶりでした。 話の要所要所で、主人公の飼い猫のココが、謎解きのヒントを行動(写真をなめたり、カセットテープの声に 反応したり。。。)で暗示して、話が展開していきます。この作品はシリーズ物になっていて、"猫は..."という タイトルで邦訳されているものが10冊以上出ているので、もしかして知っている人には超有名なシリーズなの かもしれません。 「猫が謎解きをするなんて設定に無理があるんじゃ。」てなことは考えずに素直に読みましょう。楽しめます。 |